メッセージのフィールドをトラッキングするためのビジネス識別子の割当て
この項では、実行時にメッセージのフィールドを追跡するためのビジネス識別子を管理する方法を説明します。
ビジネス識別子の割当て
ビジネス識別子を使用すると、実行時にメッセージ内のペイロード・フィールドを追跡できます。 追跡のために最大3個のビジネス識別子フィールドを設計時に指定できます。 これらのフィールドの1つをプライマリ・ビジネス識別子フィールドとして選択する必要があります。 プライマリ・ビジネス識別子フィールドを使用して、実行時に統合フロー間でフィールドを追跡できます。このフィールドは常に使用可能です。 実行時には、ビジネス識別子のステータスがインスタンス・ページとエラー・ページ(統合エラーが発生した場合)に表示されます。 スケジュール済パラメータを作成した場合、それらをビジネス識別子として割当に使用できます。
統合で少なくとも1つのビジネス識別子トラッキング・フィールドを構成していない場合は、デザイン・キャンバスにエラー・アイコンが表示されます。 「統合にプライマリ・ビジネス識別子がありません」を参照してください。
トリガー接続/スケジュール統合パラメータの変更時のビジネス識別子定義の保守
リリース23.08で作成された新しい統合から、トリガー接続の変更またはスケジュール統合パラメータの削除時に、ビジネス識別子定義は削除されません。 かわりに、変更に基づいて定義が保持および検証されます。
次の表では、統合が作成されたリリースに基づくビジネス識別子定義ステータスについて説明します。
もし... | リリース前に作成された既存の統合23.08 | リリース23.08以降に作成された新しい統合 |
---|---|---|
アダプタ・エンドポイント構成ウィザードでトリガー接続を編集し、変更を加えるか、変更を加えずにウィザード・ページをクリックするだけです。 | ビジネス識別子が削除されます。 ビジネス識別子を再定義する必要があります。 その後、リリース23.08で作成された新しい統合について記述されたビジネス識別子の動作に従います。 | ビジネス識別子は保持および検証されます。
ビジネス識別子で使用されるパラメータ(たとえば、ビジネス識別子定義として使用されるウィザードの問合せパラメータ)を削除すると、エラー・パネルに検証エラーが表示されます:
エラーを解決するには、ビジネス識別子を再定義してください。 |
ビジネス識別子で使用されるスケジューリング・パラメータを削除します。 | 検証が実行され、エラー・パネルにエラーが表示されます。 | 検証が実行され、エラー・パネルにエラーが表示されます。 |