ルックアップについて
マッピングを作成するときに、統合が移動するデータのソースと宛先を選択します。 しかし、アプリケーションが同じことを記述するために異なる用語や値を使用する場合はどうなりますか。 参照を使用して値を変換し、ターゲット・アプリケーションが期待値を受け取るようにします。
条件または値が異なる場合は、参照を作成
参照によって、アプリケーションが品目に使用する値が、同じ品目の他のアプリケーションで使用される値に関連付けられます。 参照は表であり、2つ以上のアプリケーションに対して1つ以上の用語または値を定義できます。
統合では、統合するアプリケーションやマッピングが必要なフィールドの数に応じて、ルックアップに複数のフィールドを含めることが必要になる場合があります。
例
ソース・アプリケーションで数値の国コードが使用され、ターゲット・アプリケーションでアルファベットの国コードが使用される統合について考えてみます。 このような場合は、マッピングによって数値の国コードがアルファベットの国コードに変換され、ターゲット・アプリケーションに予想される値が表示されるように、すべての国コード値を参照に追加します。
参照が必要なその他のフィールドの例には、通貨コードと性別コードがあります。
参照を作成しない場合の処理
統合するアプリケーションが異なる用語または値を使用し、参照を作成しない場合、ターゲット・アプリケーションは期待どおりにデータを受信しません。 たとえば、数字の国コードを英字の国コード・フィールドにコピーできます。
グローバルまたはプロジェクト内で使用可能
参照は複数の統合で自動的に使用可能になりますが、いくつかの制限があります:
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プロジェクト内で参照を作成する場合
参照はプロジェクト内でのみ使用できます。 参照は、プロジェクトの任意の統合で作成した任意のマッピングで使用できます。
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プロジェクトの外部で参照を作成する場合
参照はプロジェクト外でのみ使用できます。 統合がプロジェクト内にないかぎり、統合で作成した任意のマッピングで参照を使用できます。
参照により、宛先アプリケーションが正しい値を受け取ることが保証されます
ルックアップを呼び出す統合が実行されると、統合によってルックアップの値がチェックされ、異なるコードが照合されます。 たとえば、ソース・アプリケーションでインドに国コード91が指定されている場合、参照表は値をINのアルファベット・コードと照合し、IN値を宛先アプリケーションに送信します。
参照値は静的です。 ランタイム・アクティビティはそれらを参照しますが、変更しません。
「データのマップと参照の作成」を参照してください。