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新しいデータベース・ホストへのリストア

サイトに障害があり、データベース・サーバーが停止している場合、クラウド内のバックアップを使用して新しいホストにリストアできます。 次の例では、Oracle Database Backup Cloud Serviceから新しいホストへのバックアップのリストア方法を示します。

ノート:

データベースをOracle Database Cloud Serviceデータベース・デプロイメント(非仮想イメージ)にリストアする場合、Oracle Database Cloud Serviceの使用クラウド・バックアップを使用したデータベース・デプロイメントの作成を参照してください。 それ以外の場合は、次のステップを使用して新しいホストにリストアします。 これらのステップを使用してCloud Service - Virtual Imageデータベース・デプロイメントにリストアすることもできます。

この例で説明するステップを実行する場合、新しいホストは次の条件を満たしている必要があります。

  • Oracle Database Backup Cloud Serviceに接続するインターネット接続

  • ソース・ホストで同一のエンディアン形式を持つ、互換性のあるオペレーティング・システム

  • ソース・ホストで同一バージョンのOracle Databaseソフトウェア

    新しいホストに新しいバージョンのOracleソフトウェアがある場合、ソース・ホストと宛先ホストのOracle Databaseバージョン間でサポートされているアップグレード・パスがあることを確認してください。 次に、RMANのリストア後に宛先データベースをアップグレードするために必要なステップを実行します。

また、次の情報が利用できる必要があります。

  • ソース・データベースのDBID

  • パスワードベースの暗号化を使用している場合、暗号化で使用したパスワード

  • TDE暗号化が使用された場合のソース・データベースのTDE暗号化ウォレット

Oracle Cloud InfrastructureまたはOracle Cloud Infrastructure Classicを使用して格納されたクラウド・バックアップから新しいホストにリストアするには:

  1. バックアップに使用したものと同じサブスクリプション資格証明およびカスタム・コンテナ(存在する場合)を使用して、Oracle Database Cloud Backup Module for OCIまたはOracle Database Cloud Backup Module for OCI Classicを新しいホストにインストールします。 モジュールのインストールの詳細は、「Oracle Database Cloud Backup Module for OCIのダウンロードおよびインストール」または「Oracle Database Cloud Backup Module for OCI Classicのダウンロードおよびインストール」を参照してください。

    たとえば、Oracle Cloud Infrastructure Classicでは、カスタム・コンテナを使用した場合、サービス名(-serviceName)、アイデンティティ・ドメイン(-identityDomain)、ユーザー名(-opcId)、パスワード(-opcPass)およびコンテナ名(-container)は同じである必要があります。 Oracle Cloud Infrastructureでは、カスタム・バケットを使用した場合、テナンシOCID(-tOCID)、ユーザーOCID(-uOCID)およびバケット(-bucket)は同じである必要があります。

  2. 新しいホストで、Recovery Manager (RMAN)に接続し、復号用のパスワードを設定し、DBIDを設定し、SPFILEをリストアします。

    たとえば:

    rman target /
    RMAN> STARTUP NOMOUNT;
    RMAN> SET DECRYPTION IDENTIFIED BY 'my_bkup_pwd';
    RMAN> SET DBID=3389098001;
    RMAN> RUN {
    ALLOCATE CHANNEL t1 DEVICE TYPE sbt PARMS 'SBT_LIBRARY=libopc.so ENV=(OPC_PFILE=/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/dbs/opcDUP.ora)';
    RESTORE SPFILE TO PFILE '/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/dbs/initDUP.ora' FROM AUTOBACKUP;
    }

    バックアップの暗号化で使用するパスワードを、リストアおよびリカバリ操作でも使用する必要があります。

    TDEウォレットを使用してバックアップを暗号化した場合、リストアを開始する前に、ウォレットを新しいホストにバックアップし、ウォレットの場所をsqlnet.oraファイルに送信する必要があります。 詳細は、http://support.oracle.comのMy Oracle Support Doc ID 1560327.1の該当する情報を参照してください。 また、前述の例で使用されているSET DECRYPTION IDENTIFIED BY 'my_bkup_pwd';のかわりに、SET ENCRYPTION ON;を使用することもできます。

  3. PFILEファイルを編集し、制御ファイルの場所、作成およびリカバリ・ファイルの宛先、および監査ファイルの宛先を変更して新しいホストを反映します。 たとえば、*_destパラメータを変更するとすべての宛先が正しく変更され、control_filesパラメータを変更するとファイルの場所が正しく変更されます。 必要に応じ、新しいホスト上に対応するディレクトリを作成します。

  4. 新しいホスト上のターゲット・データベース・インスタンスを終了し、インスタンスをNOMOUNT状態で再起動し、コントロール・ファイルをリストアし、データベースをマウントします。

    たとえば:

    RMAN> SHUTDOWN IMMEDIATE;
    RMAN> STARTUP NOMOUNT;
    RMAN> RUN {
    ALLOCATE CHANNEL t1 DEVICE TYPE sbt PARMS 'SBT_LIBRARY=libopc.so ENV=(OPC_PFILE=/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/dbs/opcDUP.ora)';
    RESTORE CONTROLFILE FROM AUTOBACKUP;
    }
    RMAN> ALTER DATABASE MOUNT; 
  5. 必要に応じ、SET NEWNAMESコマンドを使用してリストア済データファイル (Oracle Database 10g以降)またはデータベース (Oracle Database 11g以降)に新しい場所を定義し、リストアおよびリカバリを起動します。

    たとえば:

    RMAN> RUN {
    SET NEWNAME FOR DATABASE TO '/u02/app/oracle/oradata/DUP/%U';
    ALLOCATE CHANNEL t1 DEVICE TYPE sbt PARMS 'SBT_LIBRARY=libopc.so ENV=(OPC_PFILE=/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/dbs/opcDUP.ora)';
    ALLOCATE CHANNEL t2 DEVICE TYPE sbt PARMS 'SBT_LIBRARY=libopc.so ENV=(OPC_PFILE=/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/dbs/opcDUP.ora)';
    ALLOCATE CHANNEL t3 DEVICE TYPE sbt PARMS 'SBT_LIBRARY=libopc.so ENV=(OPC_PFILE=/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/dbs/opcDUP.ora)';
    RESTORE DATABASE;
    SWITCH DATAFILE ALL;
    SQL "ALTER DATABASE RENAME FILE ''+DATA/ASMDEMO1/ONLINELOG/group_3.263.873380343'' TO ''/u04/app/oracle/redo/redo03.log''";
    SQL "ALTER DATABASE RENAME FILE ''+FRA/ASMDEMO1/ONLINELOG/group_3.260.873380343'' TO ''/u04/app/oracle/redo/redo01.log''";
    SQL "ALTER DATABASE RENAME FILE ''+DATA/ASMDEMO1/ONLINELOG/group_2.262.873380341'' TO ''/u04/app/oracle/redo/redo02.log''";
    SQL "ALTER DATABASE RENAME FILE ''+FRA/ASMDEMO1/ONLINELOG/group_2.259.873380341'' TO ''/u04/app/oracle/redo/redo04.log''";
    SQL "ALTER DATABASE RENAME FILE ''+DATA/ASMDEMO1/ONLINELOG/group_1.261.873380341'' TO ''/u04/app/oracle/redo/redo05.log''";
    SQL "ALTER DATABASE RENAME FILE ''+FRA/ASMDEMO1/ONLINELOG/group_1.258.873380341'' TO ''/u04/app/oracle/redo/redo06.log''";
    }
  6. システム変更番号(SCN)を特定し、データベースを一致させます。

    RMAN> RESTORE DATABASE PREVIEW DEVICE TYPE SBT;

    出力には、データベースのリストア時に使用されるバックアップ・ピースの名前と場所が含まれます。

  7. アーカイブされた必要なバックアップ・ピースをリコールします。

    RESTORE...PREVIEWコマンドの出力にList of remote backup filesというセクションが含まれている場合は、必要なバックアップ・ピースの一部がアーカイブされていることを意味します。 次のコマンドを使用して、これらのバックアップ・ピースをリコールします:

    RMAN> RESTORE DATABASE PREVIEW RECALL DEVICE TYPE SBT;
  8. 次のコマンドを使用して、データベースをリストアします。
    RESTORE DATABASE DEVICE TYPE SBT;
  9. データベースを次の状態までリカバリします。

    RMAN> RECOVER DATABASE DEVICE TYPE SBT UNTIL SCN scn;

    この場合、scnは、前述のステップで識別したSCNです。

    Oracle Database 12cリリース2 (12.2)以上では、RECOVER DATABASE UNTIL AVAILABLE REDOコマンドを使用できます。

  10. リストアおよびリカバリの終了後、RESETLOGSオプションを使用してデータベースを開きます。

    RMAN> ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;