Round

「Round」プロセッサを使用すると、数値を指定の小数桁数に端数処理できます。

用途

「Round」は、数値を低いレベルの精度に変換する必要がある場合(たとえば、異なる形式で数値を格納するシステムに数値を移行する場合)に使用します。

構成

入力

単一の数値属性

オプション

オプション

タイプ

目的

デフォルト値

Decimal places

整数

小数を最大小数桁数に端数処理できます。

2

Round to nearest

整数

整数を指定の位(10の位、100の位など)の概数に四捨五入できます。

なし

Round type

選択(Up/Down/Nearest)

実行する端数処理(切上げ、切捨て、または整数に四捨五入)を決定します。

Nearest

注意: 「Round to nearest」値を設定すると、「Decimal places」オプションの値が上書きされ、値は指定の位(10の位など)の概数に四捨五入されます(実質的に「Decimal places」は0に設定されます)。

出力

データ属性

データ属性

タイプ

目的

[Attribute Name].Rounded

導出

端数処理の結果を格納します。

端数処理の結果を含む数値

フラグ

なし

実行

実行モード

サポート

バッチ

Yes

リアルタイム・モニタリング

Yes

リアルタイム応答

Yes

結果ブラウザの表示

「Round」プロセッサでは、処理に関するサマリー統計は表示されません。

データ・ビューには、各入力属性とともに、右側に新しい「roundedvalue」が表示されます。

出力フィルタ

なし。入力されたすべてのレコードが出力されます。

この例では、サンプルのサービス管理データの顧客表で、「BALANCE」属性を小数桁なしに端数処理します。

Oracle (R) Enterprise Data Qualityオンライン・ヘルプ バージョン8.1
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