Concatenate

「Concatenate」プロセッサでは、オプションのユーザー定義文字または文字列を列値と列値の接着剤として使用して、2つ以上の属性値を連結します。

用途

「Concatenate」プロセッサを使用して、詳細な分析を実行する他のプロセッサに供給するために、複数の属性から連結キーまたは連結値を作成します。

また、照合のためにデータをクレンジングする際、多くの場合はデータを連結(たとえば、住所の全体に対して単一の属性を作成)しておくと効果的です。

構成

入力

単一の属性に連結する文字列または文字列配列属性。

単一の配列属性を入力した場合、配列要素の値が連結されて文字列の出力が形成されます。

オプション

オプション

タイプ

目的

デフォルト値

Separator String

テキスト入力

一緒に連結される値の間の接着剤として使用する文字列を指定できます。

スペース

Ignore empty Strings

Yes/No

連結時に空の文字列およびNullを無視します。

後述の例を参照してください。

No

nullを無視するオプションを「Yes」に設定した例

次のデータをカンマ・セパレータで連結すると、

Address_3

Address_4

Postcode

Cambridge

{empty String}

CB4 0GF

出力は、「Cambridge,,CB4 0GF」ではなく「Cambridge, CB4 0GF」の値が設定された新しい属性になることを意味します。

出力

データ属性

データ属性

タイプ

目的

Concat

追加

連結の結果を格納します。

入力属性値の間に指定のセパレータ文字列を付加した入力属性値の連結。

フラグ

なし

実行

実行モード

サポート

バッチ

Yes

リアルタイム・モニタリング

Yes

リアルタイム応答

Yes

結果ブラウザの表示

「Concatenate」トランスフォーマでは、処理に関するサマリー統計は表示されません。

データ・ビューには、入力属性とともに、右側に新しく追加された連結後の属性が表示されます。

出力フィルタ

なし

この例では、カンマ・セパレータ文字列を使用して複数の住所属性を連結し、「WholeAddress」という名称に変更した新しい属性を形成します。

ここでは、「Ignore empty Strings」オプションは「Yes」に設定されています。

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