RegEx Match

「RegEx Match」プロセッサでは、正規表現に対して属性のデータを照合し、マッチするデータを新しい属性に出力します。また、正規表現の中でマッチしたグループすべての配列が設定された属性を追加します。

正規表現に関する注意

正規表現は、パターンを表現し、文字列を操作するための標準の手法であり、一度習得すると非常に強力です。

正規表現に関するチュートリアルおよび参照資料は、インターネット上で次のサイトから入手できます。

次の書籍もあります。

『Mastering Regular Expressions』、Jeffrey E. F. Friedl著、O'Reilly UK発行、ISBN: 0-596-00289-0

また、正規表現の習得に役立つソフトウェア・パッケージ（RegExBuddyなど）、および有益な正規表現のオンライン・ライブラリ（RegExLibなど）も利用できます。

用途

「RegEx Match」は、正規表現とマッチするデータを抽出する単純な方法として使用します。これはグループの配列を作成する場合に特に便利です。

正規表現のグループは、カッコの中に記載することに注意してください。1つの正規表現に多数のグループが存在する可能性があります。

「RegEx Match」は、正規表現全体に対してマッチした値が格納された属性と、正規表現の中でマッチするグループの配列が格納された属性の2つの属性を追加します。マッチしなかった場合、新しい属性は両方ともnullです。

単一の文字列属性。

オプション	タイプ	目的	デフォルト値
Regular expression	正規表現	照合する正規表現	なし

データ属性	タイプ	目的	値
RegExMatchFull	追加	正規表現全体がマッチした値を格納します。	正規表現とマッチした場合は当初の入力値、正規表現とマッチしなかった場合はnull値。
RegExMatchGroups	追加	正規表現の中の各グループとマッチする値の配列を格納します。	正規表現の各グループとマッチした値の配列。

フラグ属性	目的	可能性のある値
RegExMatchSuccess	「RegEx Match」が正常に実行されたかどうかを示します。	Y/N

「RegEx Match」プロセッサでは、結果のサマリー・ビューが作成され、次の統計が表示されます。

「RegEx Match」プロセッサからは、次の出力フィルタが使用可能です。

この例では、「ADDRESS3」属性の値を、次の英国郵便番号の正規表現と照合します。

([A-Z]{1,2}[0-9]{1,2}|[A-Z]{3}|[A-Z]{1,2}[0-9][A-Z]) +([0-9][A-Z]{2})

サマリー・ビュー

「Matched values」のドリルダウン

値がマッチすると、区別された各グループ（つまり、外側コードと内側コード）にマッチする値で配列が作成されます。