この図はデータ型やドキュメント型によるグラデーションを示しています。高度に構造化されているデータが左端、高度に非構造化されているデータが右端です。グラデーションは色の濃淡で示されていて、左が濃い黄色、右が薄い黄色になっています。カラー・グラデーションの上に4つのドキュメント・アイコンが重ねられています。左から右へ移るに従って、これらのドキュメント・アイコンの内容の構造化の度合いは少なくなっていきます。
このデータ構造グラデーションの下に、4つの主要なユースケースをグラデーションに沿って示した表があります。表の背景色は表の上部のグラデーションに従っています。左が濃い黄色、右が薄い黄色で、ドキュメント構造が右に向かって減少することを示しています。表には、左側に「データ中心」、右側に「ドキュメント中心」という2つの列ヘッダーがあります。各列ヘッダーは2列にまたがっています。表には「ユースケース」、「典型的なデータ」、「記憶域モデル」および「索引付け」の4つの行ヘッダーがあります。
行「ユースケース」には、左から右に向かって、次の4つのエントリがあります。
時間経過に伴う変動および構造変更のほとんどない、XML Schemaベースのデータ
埋込み可変データが多少存在する、XML Schemaベースのデータ
固定埋込み構造が多少存在する、可変の自由形式データ
可変の自由形式のデータ
行「典型的なデータ」には、左から右に向かって、次の4つのエントリがあります。
従業員レコード
自由形式の経歴を含む従業員レコード
著者、日付およびタイトルのフィールドを持つ技術文書
Webドキュメントまたは本の章
行「記憶域モデル」には次の3つのエントリがあります。最初の2つは列ヘッダー「データ中心」の下にあり、3番目は列ヘッダー「ドキュメント中心」の下にあります。つまり、3番目のエントリは、ドキュメント中心データの全範囲をカバーしています。
オブジェクト・リレーショナル(構造化)
ハイブリッド
CLOB
(非構造化)またはバイナリXML
行「索引付け」には、左から右に向かって、次の4つのエントリがあります。
Bツリー索引
構造化部分と非構造化部分を別々に索引付け
ファンクション索引
XMLIndex
索引