リテラルは、識別子によって表現する必要がない明示的な数値、文字、文字列またはブール値です。 たとえば、数値リテラル135や文字列リテラル'hello world'
などです。
構文
numeric_literal ::=
integer_literal ::=
real_number_literal ::=
character_literal ::=
string_literal ::=
boolean_literal ::=
キーワードとパラメータの説明
character
PL/SQLキャラクタ・セットのメンバーです。 詳細は、「キャラクタ・セットおよび字句単位」を参照してください。
digit
数字0から9のうちのいずれかです。
TRUE、FALSE、NULL
事前定義のブール値です。
使用上の注意
算術式では、整数と実数の数値リテラルを使用できます。 数値リテラルは、句読点文字で区切る必要があります。 句読点以外に空白も使用できます。 詳細は、「数値リテラル」を参照してください。
文字リテラルは引用符(アポストロフィ)で囲まれた1文字のことです。 文字リテラルには、PL/SQLキャラクタ・セットのすべての印刷可能文字(英字、数字、空白および特殊記号)を使用できます。 文字リテラルの中で、PL/SQLは大/小文字を区別します。 たとえば、PL/SQLはリテラル'Q'
と'q'
を異なるものとみなします。 詳細は、「文字リテラル」を参照してください。
文字列リテラルは、引用符(')で囲まれた0(ゼロ)個以上の文字の並びです。 NULL文字列(''
)は0(ゼロ)個の文字です。 文字列リテラルは最大32,767個の文字を保持できます。 文字列リテラルの中で、PL/SQLは大/小文字を区別します。 たとえば、PL/SQLはリテラル'white'
と'White'
を異なるものとみなします。
文字列の中でアポストロフィを表現する場合は、引用符(')を1つではなく、2つ入力します。 引用符を2つ入力すると不都合があるか、またはわかりにくくなるリテラルでは、q'
esc_char
... esc_char
'
という表記法を使用して、エスケープ文字を指定できます。 このエスケープ文字は、その文字列の他の箇所では使用されていない必要があります。
文字列リテラルの中では、値に後続する空白が意味を持ちます。つまり、'abc'
と'abc '
は異なります。 文字列リテラルの中の後続する空白は、PL/SQLの処理中には切り捨てられませんが、表のCHAR
型の列にその値を挿入すると切り捨てられます。 NCHAR
文字列リテラルを含む詳細は、「文字列リテラル」を参照してください。
ブール値TRUE
およびFALSE
はデータベース列に挿入できません。 詳細は、「ブール・リテラル」を参照してください。
数値リテラル:
25 6.34 7E2 25e-03 .1 1. +17 -4.4 -4.5D -4.6F
文字リテラル:
'H' '&' ' ' '9' ']' 'g'
文字列リテラル:
'$5,000' '02-AUG-87' 'Don''t leave until you''re ready and I''m ready.' q'#Don't leave until you're ready and I'm ready.#'
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