ヘッダーをスキップ
Oracle Database PL/SQL言語リファレンス
11g リリース1(11.1)
E05670-03
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

RETURN文

RETURN文は、サブプログラムの実行を即座に完了させ、起動元に制御を戻します。 その後は、サブプログラム・コールの直後の文から、実行が再開されます。 ファンクションの中のRETURN文は、ファンクション識別子を戻り値に代入します。

構文

return_statement ::=

return_statement
return_statement.gifの説明

キーワードとパラメータの説明

expression

変数、定数、リテラル、演算子、ファンクション・コールの組合せです。 最も単純な式は、1個の変数で構成されています。 RETURN文を実行すると、expressionの値がファンクション識別子に代入されます。

使用上の注意

RETURN文は、ファンクションの仕様部の中で戻り値のデータ型を指定するRETURN句とは異なります。

サブプログラムでは、複数のRETURN文を使用できます。 どのRETURN文を実行しても、サブプログラムは即座に終了します。 RETURN文をサブプログラムの最後の文として配置する必要はありません。 RETURN文を無名ブロックで使用して、そのブロックおよびすべての外側のブロックを終了させることができますが、RETURN文は式を含むことはできません。

プロシージャでは、RETURN文に式を含めることはできません。 RETURN文には、プロシージャ本来の終了地点に達する前に、起動元に制御を戻す役割のみがあります。 ファンクションでは、RETURN文に、RETURN文の実行時に評価される式が含まれている必要があります。 結果として得られる値がファンクション識別子に代入されます。 ファンクションには、RETURN文へ導く少なくとも1つの実行パスが必要です。 そうではない場合、PL/SQLによって実行時に例外が呼び出されます。

関連トピック