既存のC APIはoraxmlパッケージで使用できました。これには次のような特性がありました。
仕様はXMLコンテキスト(xmlctx)とXML文書間の1対1のマッピングに制限されていました。DOMから一度にアクセスできるのは常に1つのドキュメントのみでした。ただし、複数のドキュメントのデータへは、同時にアクセスできました。
APIは常に一貫性があるとはかぎらず、xmlctxの宣言に準拠しない場合もありました。
これに対して、新しい統一C APIではこれらの問題が解決されています。
xmlctxは、複数の独立したドキュメント間で共有されます。
すべてのAPIはxmlctxの宣言に準拠しています。
XmlDestroy()コールにより明示的に破棄されるまで、各ドキュメントにはDOMから同時にアクセスできます。