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Oracle Database XML C++ APIリファレンス
11gリリース1(11.1)
E05673-01
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SAXHandlerインタフェース

表5-5SAXHandlerインタフェースで使用できるメソッドの概要を示します。

表5-5 SAXHandlerメソッドの概要: パーサー・パッケージ

関数 概要

CDATA()


CDATAの通知を受け取ります。

XMLDecl()


XML宣言の通知を受け取ります。

attributeDecl()


属性の宣言の通知を受け取ります。

characters()


文字データの通知を受け取ります。

comment()


コメントの通知を受け取ります。

elementDecl()


要素の宣言の通知を受け取ります。

endDocument()


ドキュメントの終わりの通知を受け取ります。

endElement()


要素の終わりの通知を受け取ります。

notationDecl()


表記法宣言の通知を受け取ります。

parsedEntityDecl()


解析対象エンティティ宣言の通知を受け取ります。

processingInstruction()


処理命令の通知を受け取ります。

startDocument()


ドキュメントの始まりの通知を受け取ります。

startElement()


要素の始まりの通知を受け取ります。

startElementNS()


要素の始まりの通知を受け取ります(名前空間を認識)。

unparsedEntityDecl()


解析対象外のエンティティ宣言の通知を受け取ります。

whitespace()


空白文字の通知を受け取ります。



CDATA()

このイベントはCDATAをTextと異なるものとして処理します。データがデータ・エンコーディングに追加され、長さがバイトではなく文字数で戻されます。これはOracleの拡張機能です。

構文

virtual void CDATA(
   oratext* data,
   ub4 size) = 0;
パラメータ 説明
data
CDATAへのポインタ
size
CDATAのサイズ


XMLDecl()

このイベントはXML宣言(XMLDecl)をマークします。startDocumentイベントが常に最初に処理され、このイベントは2番目のイベントになります。エンコーディング・フラグにより、エンコーディングが指定されているかどうかが示されます。スタンドアロン・フラグの場合、指定されていない場合は-1が戻されます。それ以外の場合、FALSE0TRUEは1が戻されます。このメンバー関数はOracle拡張機能です。

構文

virtual void XMLDecl(
   oratext* version,
   boolean is_encoding,
   sword standalone) = 0;
パラメータ 説明
version
XMLDeclのバージョン文字列
is_encoding
エンコーディングが指定されているかどうか
standalone
スタンドアロン値フラグの値


attributeDecl()

このイベントはDTDの属性宣言をマークします。Oracle拡張機能であり、SAX標準ではありません。

構文

virtual void attributeDecl(
   oratext* attr_name,
   oratext *name,
   oratext *content) = 0;
パラメータ 説明
attr_name

name

content
属性宣言の本体


characters()

このイベントは文字データをマークします。

構文

virtual void characters(
   oratext* ch,
   ub4 size) = 0;
パラメータ 説明
ch
データへのポインタ
size
データの長さ


comment()

このイベントはXML文書のコメントをマークします。コメントのデータはデータ・エンコーディングに追加されます。Oracle拡張機能であり、SAX標準ではありません。

構文

virtual void comment(
   oratext* data) = 0;
パラメータ 説明
data
コメントのデータ


elementDecl()

このイベントはDTDの要素宣言をマークします。Oracle拡張機能であり、SAX標準ではありません。

構文

virtual void elementDecl(
   oratext *name,
   oratext *content) = 0;
パラメータ 説明
name
要素名
content
要素の内容


endDocument()

ドキュメントの終わりの通知を受け取ります。

構文

virtual void endDocument() = 0;

endElement()

このイベントは要素の終わりをマークします。名前は要素のtagName(名前空間を認識する要素の場合は修飾名の場合があります)で、データ・エンコーディングに含まれます。

構文

virtual void endElement( oratext* name) = 0;

notationDecl()

このイベントはDTDの表記法の宣言をマークします。表記法名、公開識別子、およびシステム識別子はすべてデータ・エンコーディングに含まれます。識別子はいずれもオプションで、NULLでもかまいません。

構文

virtual void notationDecl(
   oratext* name,
   oratext* public_id,
   oratext* system_id) = 0;
パラメータ 説明
name
表記法名
public_id
表記法の公開識別子
sysem_id
表記法のシステム識別子


parsedEntityDecl()

DTDの解析対象のエンティティ宣言をマークします。解析対象エンティティの名前、公開識別子、システム識別子および表記法名がすべてデータ・エンコーディングに追加されます。これはOracleの拡張機能です。

構文

virtual void parsedEntityDecl(
   oratext* name,
   oratext* value,
   oratext* public_id,
   oratext* system_id,
   boolean general) = 0;
パラメータ 説明
name
エンティティ名
value
内部エンティティの場合はエンティティの値
public_id
エンティティの公開識別子
sysem_id
エンティティのシステム識別子
general
汎用エンティティかどうか(パラメータ・エンティティの場合はFALSE


processingInstruction()

このイベントは処理命令をマークします。PIのターゲットとデータはデータ・エンコーディングに含まれます。ターゲットは必須ですが、データはNULLでもかまいません。

構文

virtual void processingInstruction(
   oratext* target,
   oratext* data) = 0;
パラメータ 説明
target
PIのターゲット
data
PIのデータ


startDocument()

ドキュメントの始まりの通知を受け取ります。

構文

virtual void startDocument() = 0;

startElement()

このイベントは要素の先頭を示します。

構文

virtual void startElement(
   oratext* name,
   NodeListRef< Node>* attrs_ptr) = 0;
パラメータ 説明
name
要素名
attrs_ptr
要素の属性のリスト


startElementNS()

このイベントは要素の先頭を示します。これは新しいSAX 2で、名前空間を認識することに注意してください。要素の修飾名、ローカル名、名前空間URIはすべての属性パートと同様に、データ・エンコーディングに含まれます。

構文

virtual void startElementNS(
   oratext* qname,
   oratext* local,
   oratext* ns_URI,
   NodeListRef< Node>* attrs_ptr) = 0;
パラメータ 説明
qname
要素の修飾名
local
要素の名前空間のローカル名
ns_URI
要素の名前空間URI
attrs_ref
要素の属性のNodeList


unparsedEntityDecl()

DTDの解析対象外エンティティ宣言をマークします。解析対象外のエンティティ名、公開識別子、システム識別子および表記法名はすべてデータ・エンコーディングに含まれます。

構文

virtual void unparsedEntityDecl(
   oratext* name,
   oratext* public_id,
   oratext* system_id,
   oratext* notation_name) = 0;
};
パラメータ 説明
name
エンティティ名
public_id
エンティティの公開識別子
sysem_id
エンティティのシステム識別子
notation_name
エンティティの表記法名


whitespace()

このイベントは改行、行間のインデントなどの無視できる空白データをマークします。

構文

virtual void whitespace(
   oratext* data,
   ub4 size) = 0;
パラメータ 説明
data
データへのポインタ
size
データの長さ