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Oracle C++ Call Interfaceプログラマーズ・ガイド
11g リリース1(11.1)
E05674-02
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Listenerクラス

Listenerクラスは、指定のキューで登録済AgentとしてMessageをリスニングする機能をカプセル化します。

表13-23 Listenerメソッドの概要

メソッド 概要

Listener()


Listenerクラスのコンストラクタです。

getAgentList()


Listenerがサービスを提供するAgentのリストを取り出します。

getTimeOutForListen()


コールのタイムアウトを取り出します。

listen()


Messageをリスニングし、Messageの宛先であるAgentの名前を戻します。

setAgentList()


Listenerがサービスを提供するAgentのリストを指定します。

setTimeOutForListen()


listen()のコールのタイムアウトを指定します。



Listener()

Listenerクラスのコンストラクタです。

構文 説明
Listener(
   const Connection* conn);
Listenerオブジェクトを作成します。
Listener(
   const Connection* conn
   vector<Agent> &aglist,
   int waitTime=0);
Listenerオブジェクトを作成し、かわりにキューでリスニングするAgentのリストを設定します。待機時間も設定します。デフォルトは待機なしです。

パラメータ 説明
conn
新規Listenerオブジェクトの接続を指定します。
aglist
Listenerオブジェクトがかわりにキューで待機するエージェントのリストを指定します。これは、このListenerのクライアントです。
waitTime
クライアントにとって重要なメッセージをキューで待機する秒数を指定します。


getAgentList()

Listenerがサービスを提供するAgentのリストを取り出します。

構文

vector<Agent> getAgentList() const;

getTimeOutForListen()

コールのタイムアウトを取り出します。

構文

int getTimeOutForListen() const;

listen()

前のsetTimeOutForListen()のコールで指定された時間だけ、指定されたAgentとしてMessageをリスニングします。MessageがあるAgentを戻します。

構文

Agent listen();

注意:


これはブロック化コールです。このコールの前に、次の手順を実行してください。
  • setAgentList()をコールして各エージェントのリスナーを登録します。

  • setTimeOutForListen()をブロック化コールします。このコールから制御が戻るのは、リストに含まれるAgentのいずれかを宛先とするMessageが着信したときです。待機時間が切れるまでにMessageが着信しない場合、このコールはエラーを戻します。



setAgentList()

Listenerがサービスを提供するAgentのリストを指定します。

構文

void setAgentList(
   vector<Agent>& agList);
パラメータ 説明
agList
Agentのリストを指定します。


setTimeOutForListen()

listen()のコールのタイムアウトを指定します。

構文

void setTimeOutForListen(
   int waitTime);
パラメータ 説明
waitTime
指定のキューでListenerMessageを待機する時間隔を秒単位で指定します。