MetaDataオブジェクトは、ResultSetの列またはデータベース内の既存のスキーマ・オブジェクトの型やプロパティを記述するために使用できます。データベース全体の情報も提供します。MetaDataの列挙値については表13-26、MetaDataのメソッドの概要については表13-27をそれぞれ参照してください。
表13-26 MetaDataクラスで使用される列挙値
| 属性 | オプション |
|---|---|
ParamType |
オブジェクトのパラメータ・タイプは次のとおりです。
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すべてのパラメータに共通の |
すべてのパラメータの属性です。
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表とビューの |
表またはビューのパラメータ(PTYPE_TABLEおよびPTYPE_VIEWのParamType)には、次のような型固有の属性があります。
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表専用の |
表専用のパラメータです(PTYPE_TABLEのParamType)。
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ファンクションとプロシージャの |
ファンクションとプロシージャのパラメータです(PTYPE_FUNCおよびPTYPE_PROCのそれぞれのParamType)。
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パッケージの |
パッケージのパラメータです(PTYPE_PKGのParamType)。
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型の |
型のパラメータです(PTYPE_TYPEのParamType)。
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型属性の |
型属性のパラメータです(PTYPE_TYPE_ATTRのParamType)。
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型メソッドの |
型のメソッドのパラメータです(PTYPE_TYPE_METHODのParamType)。
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コレクションの |
コレクションのパラメータです(PTYPE_TYPE_COLLのParamType)。
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シノニムの |
シノニムのパラメータです(PTYPE_SYNのParamType)。
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順序の |
順序のパラメータです(PTYPE_SEQのParamType)。
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列の |
表またはビューの列パラメータです(PTYPE_COLのParamType)。
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引数および結果の |
プロシージャまたはファンクションの引数(PTYPE_ARG)、メソッド(PTYPE_TYPE_ARG)または結果(PTYPE_TYPE_RESULT)のパラメータです。
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スキーマの |
スキーマのパラメータです(PTYPE_SCHEMAのParamType)。
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リストの |
列、引数またはサブプログラムのリストのパラメータです。
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データベースの |
列、引数またはサブプログラムのリストのパラメータです(PTYPE_DATABASEのParamType)。
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AttrValues |
各属性の値は、
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| メソッド | 説明 |
|---|---|
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属性の数を |
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指定された属性のIDを取得します。 |
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指定された属性の型を取得します。 |
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属性の値をC++の |
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属性の値をC++の |
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属性の値を |
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指定された属性を |
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属性の値を |
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属性の値を文字列で取得します。 |
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属性の値を |
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属性の値をC++の |
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属性の値をメタデータに関連付けられているキャラクタ・セットで |
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属性の値をC++ のvectorで取得します。 |
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あるメタデータ・オブジェクトを別のメタデータ・オブジェクトに割り当てます。 |
MetaDataクラスのコンストラクタです。
構文
MetaData( const MetaData &omd);
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
cmd |
MetaDataオブジェクトのコピー元を指定します。 |
このメソッドは、メタデータ・オブジェクトに関連する属性の数を戻します。
構文
unsigned int getAttributeCount() const;
このメソッドは、指定された属性番号で示された属性の属性ID(ATTR_NUM_COLS. . など)を戻します。
構文
AttrId getAttributeId( unsigned int attributeNum) const;
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
attributeNum |
戻される属性IDに対応する属性の番号を指定します。 |
このメソッドは、指定された属性番号で示された属性の型(NUMBER、INT. . など)を戻します。
構文
Type getAttributeType( unsigned int attributeNum) const;
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
attributeNum |
戻される属性の型に対応する属性の番号を指定します。 |
このメソッドは、属性の値をC++のboolean型で戻します。値がSQLのNULLの場合、結果はFALSEです。
構文
bool getBoolean( MetaData::AttrId attributeId) const;
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
attributeId |
属性IDを指定します。 |
このメソッドは、属性の値をC++のint型で戻します。値がSQLのNULLの場合、結果は0(ゼロ)です。
構文
int getInt( MetaData::AttrId attributeId) const;
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
attributeId |
属性IDを指定します。 |
このメソッドは、属性の値を保持するMetaDataインスタンスを戻します。メタデータ属性の値は、MetaDataインスタンスとして取り出すことができます。このメソッドは、メタデータ型の値についてのみコールできます。
構文
MetaData getMetaData( MetaData::AttrId attributeId) const;
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
attributeId |
属性IDを指定します。 |
このメソッドは、属性の値をNumberオブジェクトで戻します。値がSQLのNULLの場合、結果はNULLです。
構文
Number getNumber( MetaData::AttrId attributeId) const;
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
attributeId |
属性IDを指定します。 |
このメソッドは、属性の値をRefAnyまたはTDOへのRefで戻します。値がSQLのNULLの場合、結果はNULLです。
構文
RefAny getRef( MetaData::AttrId attributeId) const;
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
attributeId |
属性IDを指定します。 |
このメソッドは、属性の値を文字列で戻します。値がSQLのNULLの場合、結果はNULLです。
構文
string getString( MetaData::AttrId attributeId) const;
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
attributeId |
属性IDを指定します。 |
このメソッドは、属性の値をTimestampオブジェクトで戻します。値がSQLのNULLの場合、結果はNULLです。
構文
Timestamp getTimestamp( MetaData::AttrId attributeId) const;
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
attributeId |
属性IDを指定します。 |
このメソッドは、属性の値をC++のunsigned int型で戻します。値がSQLのNULLの場合、結果は0(ゼロ)です。
構文
unsigned int getUInt( MetaData::AttrId attributeId) const;
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
attributeId |
属性IDを指定します。 |
属性の値をメタデータに関連付けられているキャラクタ・セットでUStringとして戻します。
構文
UString getUString( MetaData::AttrId attributeId) const;
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
attributeId |
属性IDを指定します。 |
このメソッドは、属性値が含まれているC++ のvectorを戻します。コレクション属性値は、C++ のvectorインスタンスとして取り出すことができます。このメソッドは、リスト型の属性についてのみコールできます。
構文
vector<MetaData> getVector( MetaData::AttrId attributeId) const;
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
attributeId |
属性IDを指定します。 |
このメソッドは、あるMetaDataオブジェクトを別のMetaDataオブジェクトに割り当てます。これによって、割り当てられるMetaDataオブジェクトの参照カウントが1つ増加します。
構文
void operator=( const MetaData &omd);
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
cmd |
割り当てられるMetaDataオブジェクトを指定します。 |