ここでは、次のリリースで導入されたLOBの新機能について説明します。
Oracle SecureFiles
に次の機能が追加されました。
明示的にデータを圧縮し、ディスク領域の節約を可能にするインテリジェントLOB圧縮。この機能は、このリリースで新規に導入されたLOB実装(SECUREFILE
記憶域パラメータ)のみに使用できます。
新しいLOB暗号化機能を提供するインテリジェントLOB暗号化。暗号化されたデータは、インプレース格納され、ランダムな読取りおよび書込みに使用できるようになりました。この機能は、このリリースで新規に導入されたLOB実装(SECUREFILE
記憶域パラメータ)のみに使用できます。
重複するLOBデータを自動検出し、1つのみを格納することにより記憶域を節約する重複除外(SECUREFILE
記憶域パラメータ)。
記憶域レイヤー上の論理キャッシュ、読取りプリフェッチ、新規キャッシュ・モード、ベクトルIOなどのLOBデータ・パスの最適化。
新規LOB API。既存のOCI関数が、新しいSECUREFILE
LOBに対して機能するようになりました。新規のOCI関数およびPL/SQLパッケージも追加されました。LOB用に、CREATE
TABLE
、ALTER
TABLE
およびSQLコマンドのパラメータが新規追加、および変更されました。高パフォーマンス領域管理には、LOB SQL文への変更およびDBMS_SPACE
パッケージの変更などがあります。
OCI LOBプリフェッチにより、パフォーマンスが向上します。