この項では、OCIロケールマッピング関数について説明します。
表22-4 OCIロケールマッピング関数
関数 | 用途 |
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Oracleキャラクタ・セット名、言語名および地域名をInternet Assigned Numbers Authority(IANA)および国際標準化機構(ISO)の名前との間でマップします。 |
用途
Oracleキャラクタ・セット名、言語名および地域名をInternet Assigned Numbers Authority(IANA)および国際標準化機構(ISO)の名前との間でマップします。
構文
sword OCINlsNameMap ( void *hndl, OraText *buf, size_t buflen, const OraText *srcbuf, uword flag );
パラメータ
OCI環境ハンドルまたはセッション・ハンドルです。ハンドルが無効の場合、関数はOCI_INVALID_HANDLE
を戻します。
宛先バッファを指します。関数がOCI_SUCCESS
を戻す場合、パラメータには要求された名前にNULL
で終了する文字列が含まれています。
宛先バッファのサイズです。グローバリゼーション・サポート名の格納を保証するには、OCI_NLS_MAXBUFSZ
のサイズをお薦めします。宛先バッファのサイズが名前の長さより小さい場合、関数はOCI_ERROR
を戻します。
NULL
で終了するグローバリゼーション・サポート名へのポインタ。無効な名前の場合、OCI_ERROR
が戻されます。
名前マッピングの方向を指定します。次のいずれかの値です。
OCI_NLS_CS_IANA_TO_ORA
: キャラクタ・セット名をIANAからOracleにマップします。OCI_NLS_CS_ORA_TO_IANA
: キャラクタ・セット名をOracleからIANAにマップします。OCI_NLS_LANG_ISO_TO_ORA
: 言語名をISOからOracleにマップします。OCI_NLS_LANG_ORA_TO_ISO
: 言語名をOracleからISOにマップします。OCI_NLS_LOCALE_A2_ISO_TO_ORA
: ロケール名をA2 ISOからOracleにマップします。OCI_NLS_LOCALE_ORA_TO_A2_ISO
: ロケール名をOracleからA2 ISOにマップします。OCI_NLS_TERR_ISO_TO_ORA
: 地域名をISOからOracleにマップします。OCI_NLS_TERR_ORA_TO_ISO
: 地域名をOracleからISOにマップします。OCI_NLS_TERR_ISO3_TO_ORA
: 地域名を3文字のISO略称からOracleにマップします。
OCI_NLS_TERR_ORA_TO_ISO3
: 地域名をOracleから3文字のISO略称にマップします。
戻り値
OCI_SUCCESS
、OCI_INVALID_HANDLE
またはOCI_ERROR