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Oracle Multimediaリファレンス
11gリリース1(11.1)
E05683-01
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I SQL/MM Still Image

Oracle Multimediaには、ISO/IEC 13249-5:2001 SQL MM Part5:StillImage規格(通常、SQL/MM Still Image規格と呼ばれる)の第1版に準拠したオブジェクト型について次の情報が含まれます。

StillImageオブジェクト型は、ordisits.sqlファイルで定義されています。 インストール後、このファイルは次のOracleホーム・ディレクトリに格納されています。

<ORACLE_HOME>/ord/im/admin(LinuxおよびUNIXの場合)

<ORACLE_HOME>\ord\im\admin(Windowsの場合)

対応するオブジェクト型名を持つパブリック・シノニムが、これらの各StillImageオブジェクト型に作成されます。したがって、StillImageオブジェクト型を指定する際、ORDSYSスキーマ名を指定する必要はありません。

この章では、次の項目についても説明します。

SQL/MM Still Image規格で指定されていないためにStillImageオブジェクトに使用できないORDImage機能のリストは、『Oracle Multimediaユーザーズ・ガイド』を参照してください。


SQLファンクションおよびプロシージャ

Still Imageの各コンストラクタまたはメソッドには、同等のSQLファンクションまたはプロシージャが存在します。各コンストラクタまたはメソッドの説明では、それと同等のファンクションまたはプロシージャを示しています。「説明」、「パラメータ」、「使用上の注意」および「例外」の項では主にメソッドについて説明していますが、これらの項の内容は、そのメソッドと同等のSQLファンクションまたはプロシージャにも適用できます。

すべてのSQLファンクションおよびプロシージャは、実行者権限が設定されたORDSYSスキーマに、スタンドアロン・ファンクションとして作成されます。対応するファンクションまたはプロシージャ名を持つパブリック・シノニムが、すべてのSQLファンクションおよびプロシージャに作成されます。したがって、ファンクションまたはプロシージャをコールする際、スキーマ名を指定する必要はありません。例: ORDSYS.SI_MkAvgClr(averageColor)を使用して、シノニムを使用せずにコールします。SI_MkAvgClr(averageColor)を使用して、シノニムを使用してコールします。これらのファンクションおよびプロシージャは、すべてのデータベース・ユーザーがコールできます。


SI_AverageColorオブジェクト型

SI_AverageColorオブジェクト型は、イメージの平均色特性を記述します。このオブジェクト型は、実行者権限が設定されたORDSYSスキーマに作成されます。INSTANTIABLEおよびNOT FINAL型として宣言されます。


注意:

属性に直接アクセスすると、SI_AverageColorオブジェクトの内部表現を変更してしまう可能性があるため、それを避けるためにSI_AverageColorオブジェクト型のコンストラクタおよびメソッドを使用してください。

このオブジェクト型の属性は、ordisits.sqlファイルで次のように定義されています。

-------------------
-- TYPE ATTRIBUTES
-------------------
SI_AverageColorSpec SI_Color,

属性の説明は次のとおりです。


SI_AverageColorのコンストラクタ

この項では、SI_AverageColorオブジェクトの次のコンストラクタについて説明します。


SI_AverageColor(averageColorSpec)

構文

SI_AverageColor(averageColorSpec IN SI_Color)

RETURN SELF AS RESULT DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_MkAvgClr(avgClr IN SI_Color) RETURN SI_AverageColor DETERMINISTIC;

説明

SI_AverageColorオブジェクトを構築します。SI_AverageColorSpec属性は、指定した色の値で初期化されます。

パラメータ

averageColorSpec avgClr

SI_AverageColorオブジェクトの構築に使用する色を指定します。

プラグマ

なし

例外

なし

使用上の注意

次の1つ以上の条件に該当する場合、エラー・メッセージが戻されます。

なし


SI_AverageColor(sourceImage)

構文

SI_AverageColor(sourceImage IN SI_StillImage)

RETURN SELF AS RESULT DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_FindAvgClr(sourceImage IN SI_StillImage) RETURN SI_AverageColor DETERMINISTIC;

説明

指定されたイメージからSI_AverageColorの値を導出します。イメージはn個のサンプルに分割されます。すべてのサンプルの各構成要素(赤、緑、青)は個別に加算され、サンプル数で割られます。これによって、指定したイメージの構成要素の値が取得されます。SI_AverageColorを決定する処理は、次の式でも表すことができます。ここでnはサンプル数です。

si_averagecolor.gifの説明が続きます。
si_averagecolor.gifの説明

パラメータ

sourceImage

平均色特性の抽出元のイメージを指定します。

プラグマ

なし

例外

なし

使用上の注意

次の1つ以上の条件に該当する場合、エラーが戻されます。

なし


SI_AverageColorのメソッド

この項では、イメージ・マッチングに使用するSI_AverageColorの次のメソッドに関するリファレンス情報を示します。


SI_AverageColorのSI_Score( )

構文

SI_Score(image in SI_StillImage)

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_ScoreByAvgClr(feature IN SI_AverageColor, image IN SI_StillImage)

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

説明

指定されたイメージを、メソッドが適用されるSI_AverageColorオブジェクト・インスタンスと比較して、スコアを判断して戻します。このメソッドは、DOUBLE PRECISIONの値を0から100の数値で戻します。値が0の場合、指定されたイメージとSI_AverageColorオブジェクト・インスタンスの平均色は同一です。値が100の場合は、指定されたイメージとSI_AverageColorオブジェクト・インスタンスの平均色は完全に異なります。

パラメータ

image

このメソッドを適用するSI_AverageColorオブジェクト・インスタンスと平均色特性を比較するイメージを指定します。

feature

SI_AverageColor値を指定します。

使用上の注意

次のいずれかの条件に該当する場合、NULL値が戻されます。

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_Colorオブジェクト型

SI_Colorオブジェクト型は、デジタル・イメージの色値をRGB色値として表現します。このオブジェクト型は、実行者権限が設定されたORDSYSスキーマに作成されます。INSTANTIABLEおよびNOT FINAL型として宣言されます。


注意:

属性に直接アクセスすると、SI_Colorオブジェクトの内部表現を変更してしまう可能性があるため、それを避けるためにSI_Colorのメソッドを使用してください。

このオブジェクト型の属性は、ordisits.sqlファイルで次のように定義されています。

-------------------
-- TYPE ATTRIBUTES
-------------------
redValue   INTEGER,
greenValue INTEGER,
blueValue  INTEGER,

属性の説明は次のとおりです。


SI_Colorのコンストラクタ

SI_Colorオブジェクト用に提供されるコンストラクタは、システムのデフォルト・コンストラクタのみです。


SI_Colorのメソッド

この項では、RGB色値を使用したSI_Colorオブジェクトの構築に使用するSI_Colorの次のメソッドに関するリファレンス情報を示します。


SI_RGBColor( )

構文

SI_RGBColor(redValue IN INTEGER,

greenValue IN INTEGER,

blueValue IN INTEGER);

同等のSQLファンクションの構文

SI_MkRGBClr(redValue IN INTEGER,

greenValue IN INTEGER,

blueValue IN INTEGER)

RETURN SI_Color;

説明

指定された赤、青および緑の値を使用して、RGB色領域にSI_Colorオブジェクトを構築します。

パラメータ

redValue

0から255の整数値を指定します。

greenValue

0から255の整数値を指定します。

blueValue

0から255の整数値を指定します。

使用上の注意

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_ColorHistogramオブジェクト型

SI_ColorHistogramオブジェクト型は、イメージの色ヒストグラム特性を表現します。イメージのサンプルによって表示される色の相対頻度を記述します。このオブジェクト型は、実行者権限が設定されたORDSYSスキーマに作成されます。INSTANTIABLEおよびNOT FINAL型として宣言されます。このオブジェクト型の定義は次のとおりです。(colorsListおよびcolorFrequenciesList属性の構文の詳細は、「内部ヘルパー型」を参照してください。)


注意:

属性に直接アクセスすると、SI_ColorHistogramオブジェクトの内部表現を変更してしまう可能性があるため、それを避けるためにSI_ColorHistogramのコンストラクタおよびメソッドを使用してください。

このオブジェクト型の属性は、ordisits.sqlファイルで次のように定義されています。

-------------------
-- TYPE ATTRIBUTES
-------------------
SI_ColorsList       colorsList,
SI_FrequenciesList  colorFrequenciesList,

属性の説明は次のとおりです。


SI_ColorHistogramのコンストラクタ

この項では、SI_ColorHistogramオブジェクトの次のコンストラクタについて説明します。


SI_ColorHistogram(colors, frequencies)

構文

SI_ColorHistogram(SI_ColorsList IN colorsList,

SI_FrequenciesList IN colorFrequenciesList)

RETURN SELF AS RESULT DETERMINISTIC;

説明

SI_ColorHistogramオブジェクトを構築します。次の属性が初期化されます。

SI_ColorsListおよびcolorFrequenciesList属性の構文の詳細は、「内部ヘルパー型」を参照してください。

プラグマ

なし

同等のSQLファンクションの構文

SI_ArrayClrHstgr(colors IN SI_ColorsList,

frequencies IN colorFrequenciesList),

RETURN SI_ColorHistogram DETERMINISTIC;

パラメータ

SI_ColorsList colors

最大サイズのMaxHistogramLengthを持つ色の配列を指定します。SI_MaxHistogramLengthの値を取得するには、SI_INFORMTN_SCHEMAのSI_VALUESビューを問い合せてください。

SI_FrequenciesList frequencies

最大サイズのMaxHistogramLengthを持つ色頻度の配列を指定します。

例外

なし

使用上の注意

次のいずれかの条件に該当する場合、エラーが戻されます。

なし


SI_ColorHistogram(firstColor, frequency)

構文

SI_ColorHistogram(firstColor IN SI_Color,

frequency IN DOUBLE PRECISION)

RETURN SELF AS RESULT DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_MkClrHstgr(firstColor IN SI_Color, frequency IN DOUBLE PRECISION)

RETURN SI_ColorHistogram DETERMINISTIC;

説明

SI_ColorHistogramオブジェクトに単一の色/頻度ペアを作成します。次の属性が初期化されます。

パラメータ

firstColor

SI_ColorHistogramの色値を指定します。

frequency

firstColorパラメータのSI_ColorHistogramの頻度値を指定します。

プラグマ

なし

例外

なし

使用上の注意

次のいずれかの条件に該当する場合、エラーが戻されます。

なし


SI_ColorHistogram(sourceImage)

構文

SI_ColorHistogram(sourceImage IN SI_StillImage)

RETURN SELF AS RESULT DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_FindClrHstgr (sourceImage IN SI_StillImage)

RETURN SI_ColorHistogram DETERMINISTIC;

説明

指定されたイメージから色ヒストグラムを抽出します。次の属性が初期化されます。

パラメータ

sourceImage

色ヒストグラムの抽出元のイメージを指定します。

プラグマ

なし

例外

なし

使用上の注意

次のいずれかの条件に該当する場合、エラーが戻されます。

任意のイメージ・フォーマットで色ヒストグラム特性がサポートされているかどうかを確認するには、SI_IMAGE_FORMAT_FEATURESまたはSI_IMAGE_FRMT_FTRSビューを問い合せてください。

なし


SI_ColorHistogramのメソッド

この項では、色ヒストグラム構成およびイメージ・マッチングに使用するSI_ColorHistogramの次のメソッドに関するリファレンス情報を示します。


SI_Append( )

構文

SI_Append(color IN SI_Color,

frequency IN DOUBLE PRECISION);

同等のSQLプロシージャの構文

SI_AppendClrHstgr(feature IN OUT NOCOPY SI_ColorHistogram,

color IN SI_Color,

frequency IN DOUBLE PRECISION);

説明

色/頻度ペアによって、指定されたSI_ColorHistogram値を拡張します。

パラメータ

color

ヒストグラムに追加する色値を指定します。

frequency

ヒストグラムに追加する色に対応する頻度値を指定します。

feature

色値および頻度値を追加する色ヒストグラムを指定します。

使用上の注意

次のいずれかの条件に該当する場合、エラーが戻されます。

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_ColorHistogramのSI_Score( )

構文

SI_Score(image IN SI_StillImage)

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_ScoreByClrHstgr(feature IN SI_ColorHistogram,

image IN SI_StillImage) RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

説明

指定されたイメージの色ヒストグラムを、このメソッドが適用されるSI_ColorHistogramオブジェクト・インスタンスと比較して、スコアを判断して戻します。このメソッドは、DOUBLE PRECISIONの値を0から100の数値で戻します。値が0の場合、指定されたイメージとSI_ColorHistogramオブジェクト・インスタンスの色ヒストグラムは同一です。値が100の場合は、指定されたイメージとSI_ColorHistogramオブジェクト・インスタンスの色ヒストグラムは完全に異なります。次のいずれかの条件に該当する場合、NULL値が戻されます。

パラメータ

image

比較に使用する色ヒストグラム特性の抽出元のイメージを指定します。

feature

指定したイメージの色ヒストグラムと比較するヒストグラムを指定します。

使用上の注意

なし

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_FeatureListオブジェクト型

SI_FeatureListオブジェクト型は、最大4つの基本特性と、それらに関連付けられた特性の重みを含む複合特性です。重み値によって、イメージ・マッチング時の特定の特性に対する重要性が指定されます。各重み値には、0.0から1.0の値を設定できます。特性の重み値が0.0の場合、その特性はイメージ・マッチング時に考慮されません。このオブジェクト型は、実行者権限が設定されたORDSYSスキーマに作成されます。INSTANTIABLEおよびNOT FINAL型として宣言されます。


注意:

属性に直接アクセスすると、SI_FeatureListオブジェクトの内部表現を変更してしまう可能性があるため、それを避けるためにSI_FeatureListのコンストラクタおよびメソッドを使用してください。

このオブジェクト型の属性は、ordisits.sqlファイルで次のように定義されています。

-------------------
-- TYPE ATTRIBUTES
-------------------
AvgClrFtr_SI         SI_AverageColor,
AvgClrFtrWght_SI     DOUBLE PRECISION,
ClrHstgrFtr_SI       SI_ColorHistogram,
ClrHstgrFtrWght_SI   DOUBLE PRECISION,
PstnlClrFtr_SI       SI_PositionalColor,
PstnlClrFtrWght_SI   DOUBLE PRECISION,
TextureFtr_SI        SI_Texture,
TextureFtrWght_SI    DOUBLE PRECISION,

属性の説明は次のとおりです。


SI_FeatureListのコンストラクタ

この項では、SI_FeatureListのコンストラクタについて説明します。

SI_FeatureListのコンストラクタは次のとおりです。


SI_FeatureList( )

構文

SI_FeatureList((AvgClrFtr_SI IN SI_AverageColor,

AvgClrFtrWght_SI IN DOUBLE PRECISION,

ClrHstgrFtr_SI IN SI_ColorHistogram,

ClrHstgrFtrWght_SI IN DOUBLE PRECISION,

PstnlClrFtr_SI IN SI_PositionalColor,

PstnlClrFtrWght_SI IN DOUBLE PRECISION,

TextureFtr_SI IN SI_Texture,

TextureFtrWght_SI IN DOUBLE PRECISION)

同等のSQLファンクションの構文

SI_MkFtrList(averageColorFeature IN SI_AverageColor,

averageColorFeatureWeight IN DOUBLE PRECISION,

colorHistogramFeature IN SI_ColorHistogram,

colorHistogramFeatureWeight IN DOUBLE PRECISION,

positionalColorFeature IN SI_PositionalColor,

positionalColorFeatureWeight IN DOUBLE PRECISION,

textureFeature IN SI_Texture,

textureFeatureWeight IN DOUBLE PRECISION)

RETURN SI_FeatureList;

説明

SI_FeatureListオブジェクトを構築します。すべての特性および特性の重みの属性が、対応する入力パラメータの値に設定されます。

パラメータ

AvgClrFtr_SI
averageColorFeature

SI_FeatureListの平均色を指定します。

AvgClrFtrWght_SI
averageColorFeatureWeight

SI_FeatureListの平均色の重みを指定します。デフォルト値は0.0です。重み値の範囲は、0.0から1.0です。値が0.0の場合、特性はイメージ・マッチング時に考慮されません。

ClrHstgrFtr_SI
colorHistogramFeature

SI_FeatureListの色ヒストグラムを指定します。

ClrHstgrFtrWght_SI
colorHistogramFeatureWeight

SI_FeatureListの色ヒストグラムの重みを指定します。デフォルト値は0.0です。重み値の範囲は、0.0から1.0です。値が0.0の場合、特性はイメージ・マッチング時に考慮されません。

PstnlClrFtr_SI
positionalColorFeature

SI_FeatureListの位置色を指定します。

PstnlClrFtrWght_SI
positionalColorFeatureWeight

SI_FeatureListの位置色の重みを指定します。デフォルト値は0.0です。重み値の範囲は、0.0から1.0です。値が0.0の場合、特性はイメージ・マッチング時に考慮されません。

TextureFtr_SI
textureFeature

SI_FeatureListのテクスチャを指定します。

TextureFtrWght_SI
textureFeatureWeight

SI_FeatureListのテクスチャの重みを指定します。デフォルト値は0.0です。重み値の範囲は、0.0から1.0です。値が0.0の場合、特性はイメージ・マッチング時に考慮されません。

プラグマ

なし

例外

なし

使用上の注意

次のいずれかの条件に該当する場合、エラーが戻されます。

なし


SI_FeatureListのメソッド

この項では、イメージ・マッチングに使用するSI_FeatureListの次のメソッドに関するリファレンス情報を示します。


SI_AvgClrFtr( )

構文

SI_AvgClrFtr( )

RETURN SI_AverageColor DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetAvgClrFtr(featureList IN SI_FeatureList)

RETURN SI_AverageColor DETERMINISTIC;

説明

指定されたSI_FeatureListオブジェクトのAvgClrFtr_SI属性の値を戻します。

パラメータ

featureList

AvgClrFtr_SI属性の値を戻すSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_AvgClrFtr, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetAvgClrFtr, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_AvgClrFtrWght( )

構文

SI_AvgClrFtrWght( )

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetAvgClrFtrW(featureList IN SI_FeatureList)

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

説明

指定されたSI_FeatureListオブジェクトのAvgClrFtrWght_SI属性の値を戻します。

パラメータ

featureList

AvgClrFtrWght_SI属性の値を戻すSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_AvgClrFtrWght, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetAvgClrFtrW, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_ClrHstgrFtr( )

構文

SI_ClrHstgrFtr( )

RETURN SI_ColorHistogram DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetClrHstgrFtr(featureList IN SI_FeatureList)

RETURN SI_ColorHistogram DETERMINISTIC;

説明

指定されたSI_FeatureListオブジェクトのClrHstgrFtr_SI属性の値を戻します。

パラメータ

featureList

ColorHistogram_SI属性の値を戻すSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_ClrHstgrFtr, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetClrHstgrFtr, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_ClrHstgrFtrWght( )

構文

SI_ClrHstgrFtrWght( )

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetClrHstgrFtrW(featureList IN SI_FeatureList)

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

説明

指定されたSI_FeatureListオブジェクトのClrHstgrFtrWght_SI属性の値を戻します。

パラメータ

featureList

ClrHstgrFtrWght_SI属性の値を戻すSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_ClrHstgrFtrWght, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetClrHstgrFtrW, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_PstnlClrFtr( )

構文

SI_PstnlClrFtr( )

RETURN SI_PositionalColor DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetPstnlClrFtr(featureList IN SI_FeatureList)

RETURN SI_PositionalColor DETERMINISTIC;

説明

指定されたSI_FeatureListオブジェクトのPstnlClrFtr_SI属性の値を戻します。

パラメータ

featureList

PstnlClrFtr_SI属性の値を戻すSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_PstnlClrFtr, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetPstnlClrFtr, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_PstnlClrFtrWght( )

構文

SI_PstnlClrFtrWght( )

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetPstnlClrFtrW(featureList IN SI_FeatureList)

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

説明

指定されたSI_FeatureListオブジェクトのPstnlClrFtrWght_SI属性の値を戻します。

パラメータ

featureList

PstnlClrFtrWght_SI属性の値を戻すSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_PstnlClrFtrWght, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetPstnlClrFtrW, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_FeatureListのSI_Score( )

構文

SI_Score(image IN SI_StillImage)

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_ScoreByFtrList(featureList IN SI_FeatureList,

image IN SI_StillImage)

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

説明

任意のSI_FeatureList値に対する指定されたイメージのスコアを判断して戻します。戻されるスコア値が小さいほど、そのイメージは、スコアリングに使用したSI_FeatureListオブジェクトによって特徴付けられています。戻されるスコア値は次のように計算されます。

メソッドを適用するFeatureListオブジェクトで、NULL以外に指定されている特性の属性の数をnとします。iの範囲を1からnとして、特性の属性をfi、対応する特性の重み値をWiとします。fi.SI_Score(image)×Wiの合計をWiの合計で割った値が、スコア値です。スコア値を決定する処理は、次の式でも表すことができます。

si_score_featurelist.gifの説明が続きます。
si_score_featurelist.gifの説明

このメソッドは、DOUBLE PRECISIONの値を0から100の数値で戻します。値が0の場合、イメージは特性リスト・オブジェクトと同一です。値が100の場合は、イメージは特性リスト・オブジェクトと完全に異なります。

パラメータ

featureList

イメージと比較するSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

image

特性を抽出して指定したSI_FeatureListオブジェクトと比較し、スコア値を取得するイメージを指定します。

使用上の注意

次のいずれかの条件に該当する場合、NULL値が戻されます。

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_SetFeature(averageColorFeature, averageColorFeatureWeight)

構文

SI_SetFeature(averageColorFeature IN SI_AverageColor,

averageColorFeatureWeight IN DOUBLE PRECISION);

同等のSQLプロシージャの構文

SI_SetAvgClrFtr (featureList IN OUT NOCOPY SI_FeatureList,

averageColorFeature IN SI_AverageColor,

averageColorFeatureWeight IN DOUBLE PRECISION);

説明

指定されたSI_FeatureListオブジェクトのSI_AvgClrFtrおよびSI_AvgClrFtrWght属性を変更します。

パラメータ

averageColorFeature

平均色の新しい値を指定します。

averageColorFeatureWeight

平均色の新しい重みを指定します。

featureList

averageColorFeatureおよびaverageColorFeatureWeight値を更新するSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

使用上の注意

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_SetFeature(colorHistogramFeature, colorHistogramFeatureWeight)

構文

SI_SetFeature(colorHistogramFeature IN SI_ColorHistogram,

colorHistogramFeatureWeight IN DOUBLE PRECISION);

同等のSQLプロシージャの構文

SI_SetClrHstgrFtr (featureList IN OUT NOCOPY SI_FeatureList,

colorHistogramFeature IN SI_ColorHistogram,

colorHistogramFeatureWeight IN DOUBLE PRECISION);

説明

指定されたSI_FeatureListオブジェクトのClrHstgrFtr_SIおよびClrHstgrFtrWght_SI属性を変更します。

パラメータ

colorHistogramFeature

色ヒストグラムの新しい値を指定します。

colorHistogramFeatureWeight

色ヒストグラムの新しい重み値を指定します。

featureList

colorHistogram値およびcolorHistogramFeatureWeight属性値を更新するSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

使用上の注意

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_SetFeature(positionalColorFeature, positionalColorFeatureWeight)

構文

SI_SetFeature(positionalColorFeature IN SI_PositionalColor,

positionalColorFeatureWeight IN DOUBLE PRECISION);

同等のSQLプロシージャの構文

SI_SetPstnlClrFtr(featureList IN OUT NOCOPY SI_FeatureList,

positionalColorFeature IN SI_PositionalColor,

positionalColorFeatureWeight IN DOUBLE PRECISION);

説明

指定されたSI_FeatureListオブジェクトのPstnlClrFtr_SIおよびPstnlClrFtrWght_SI属性を変更します。

パラメータ

positionalColorFeature

位置色の新しい値を指定します。

positionalColorFeatureWeight

位置色の新しい重み値を指定します。

featureList

positionalColorおよびpositionalColorFeatureWeight属性を更新するSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

使用上の注意

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_SetFeature(textureFeature, textureFeatureWeight)

構文

SI_SetFeature(textureFeature IN SI_Texture,

textureFeatureWeight IN DOUBLE PRECISION);

同等のSQLプロシージャの構文

SI_SetTextureFtr(featureList IN OUT NOCOPY SI_FeatureList,

textureFeature IN SI_Texture,

textureFeatureWeight IN DOUBLE PRECISION);

説明

指定されたSI_FeatureListオブジェクトのTextureFtr_SIおよびTextureFtrWght_SI属性を変更します。

パラメータ

textureFeature

テクスチャの新しい値を指定します。

textureFeatureWeight

テクスチャの新しい重み値を指定します。

featureList

textureFeatureおよびtextureFeatureWeight属性を更新するSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

使用上の注意

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_TextureFtr( )

構文

SI_TextureFtr( )

RETURN SI_Texture DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetTextureFtr (featureList IN SI_FeatureList)

RETURN SI_Texture DETERMINISTIC;

説明

指定されたSI_FeatureListオブジェクトのTextureFtr_SI属性の値を戻します。

パラメータ

featureList

TextureFtr_SI属性の値を戻すSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_TextureFtr, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetTextureFtr, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_TextureFtrWght( )

構文

SI_TextureFtrWght( )

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetTextureFtrW(featureList in SI_FeatureList)

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

説明

指定されたSI_FeatureListオブジェクトのTextureFtrWght_SI属性の値を戻します。

パラメータ

featureList

TextureFtrWght_SI属性の値を戻すSI_FeatureListオブジェクトを指定します。

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_TextureFtrWght, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetTextureFtrW, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_PositionalColorオブジェクト型

SI_PositionalColorオブジェクトは、イメージの主要な色の位置を表現します。イメージがn×m個の四角形に分割される場合、位置色特性は、その四角形の主要なn×m色によってイメージを特徴付けます。このオブジェクト型は、実行者権限が設定されたORDSYSスキーマに作成されます。INSTANTIABLEおよびNOT FINAL型として宣言されます。(colorPositions属性の構文の詳細は、「内部ヘルパー型」を参照してください。)


注意:

属性に直接アクセスすると、SI_PositionalColorオブジェクトの内部表現を変更してしまう可能性があるため、それを避けるためにSI_PositionalColorオブジェクトのコンストラクタおよびメソッドを使用してください。

このオブジェクト型の属性は、ordisits.sqlファイルで次のように定義されています。

-------------------
-- TYPE ATTRIBUTES
-------------------
SI_ColorPositions  colorPositions,

属性の説明は次のとおりです。


SI_PositionalColorのコンストラクタ

この項では、SI_PositionalColorオブジェクトの次のコンストラクタについて説明します。


SI_PositionalColor( )

構文

SI_PositionalColor(sourceImage IN SI_StillImage)

RETURN SELF AS RESULT DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_FindPstnlClr(sourceImage IN SI_StillImage)

RETURN SI_PositionalColor DETERMINISTIC;

説明

指定されたイメージからSI_PositionalColorオブジェクトを構築します。SI_ColorPositions配列属性は、指定したイメージから導出された主要な色値で初期化されます。

SI_PositionalColorオブジェクトを導出する場合、イメージがSI_NumberSectionsの値と同じn×m個の四角形に分割されると想定されています。(SI_NumberSectionsの値を取得するには、SI_INFORMTN_SCHEMAのSI_VALUESビューを問い合せてください。)各四角形の主要な色が判断されます。これによって計算される配列が、SI_ColorPositions配列属性の値です。

パラメータ

sourceImage

位置色特性の抽出元のイメージを指定します。

プラグマ

なし

例外

なし

使用上の注意

次のいずれかの条件に該当する場合、エラーが戻されます。

任意のイメージ・フォーマットで位置色特性がサポートされているかどうかを確認するには、SI_IMAGE_FORMAT_FEATURESまたはSI_IMAGE_FRMT_FTRSビューを問い合せてください。

なし


SI_PositionalColorのメソッド

この項では、イメージ・マッチングに使用するSI_PositionalColorの次のメソッドに関するリファレンス情報を示します。


SI_PositionalColorのSI_Score( )

構文

SI_Score(image IN SI_StillImage)

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_ScoreByPstnlClr(feature IN SI_PositionalColor,

image IN SI_StillImage),

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

説明

指定されたイメージを、このメソッドが適用されるSI_PositionalColorオブジェクトと比較して、スコアを判断して戻します。イメージのスコアリングでは、イメージがSI_NumberSectionsの値と同じn×m個の四角形に分割されます。(SI_NumberSectionsの値を取得するには、SI_INFORMTN_SCHEMAのSI_VALUESビューを問い合せてください。)戻される値が小さいほど、イメージの主要なn×m色は、このメソッドを適用したSI_PositionalColorの主要な色によって特徴付けられています。

このメソッドは、DOUBLE PRECISIONの値を0から100の数値で戻します。ただし、次のいずれかの条件に該当する場合は、NULL値が戻されます。

パラメータ

feature

指定したイメージの位置色と比較する位置色を指定します。

image

比較に使用する位置色特性の抽出元のイメージを指定します。

使用上の注意

なし

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_StillImageオブジェクト型

SI_StillImageオブジェクト型は、高さ、幅、フォーマットなどの固有のイメージ特性でデジタル・イメージを表現します。このオブジェクト型は、実行者権限が設定されたORDSYSスキーマに作成され、INSTANTIABLEおよびNOT FINALとして宣言されます。


注意:

属性に直接アクセスすると、SI_StillImageオブジェクトの内部表現を変更してしまう可能性があるため、それを避けるためにSI_StillImageのコンストラクタおよびメソッドを使用してください。

このオブジェクト型の属性は、ordisits.sqlファイルで次のように定義されています。

-------------------
-- TYPE ATTRIBUTES
-------------------
content_SI           ORDSYS.ORDSOURCE,
contentLength_SI     INTEGER,
format_SI            VARCHAR2(4000),
height_SI            INTEGER,
width_SI             INTEGER,

-- Oracle attribute extensions

mimeType_ora          VARCHAR2(4000),
contentFormat_ora     VARCHAR2(4000),
compressionFormat_ora VARCHAR2(4000),
-- Flag to
retainFeatures_SI     INTEGER,

-- Oracle extension attributes to cache image features

averageColorSpec_ora SI_Color,
colorsList_ora       colorsList,
frequenciesList_ora  colorFrequenciesList,
colorPositions_ora   colorPositions,
textureEncoding_ora  textureEncoding,

属性の説明は次のとおりです。


SI_StillImageのコンストラクタ

この項では、SI_StillImageオブジェクトの次のコンストラクタについて説明します。


注意:

SI_StillImageオブジェクトを構築する場合は、SI_StillImageオブジェクトのデフォルト・コンストラクタではなく、前述のいずれかのコンストラクタを使用することをお薦めします。


SI_StillImage(content)

構文

SI_StillImage(content IN BLOB)

RETURN SELF as RESULT DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_MkStillImage1(content in BLOB)

RETURN SI_StillImage DETERMINISTIC;

説明

新しいSI_StillImageオブジェクトを戻します。このコンストラクタは、次のSI_StillImage属性を初期化します。

パラメータ

content

イメージ・データを指定します。

プラグマ

なし

例外

ORDImageSIExceptions.NULL_CONTENT

この例外は、contentパラメータがNULLの場合に発生します。

この例外の詳細は、付録Hを参照してください。

使用上の注意

なし

なし


SI_StillImage(content, explicitFormat)

構文

SI_StillImage(content IN BLOB,

explicitFormat IN VARCHAR2)

RETURN SELF as RESULT DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_MkStillImage2(content in BLOB, explicitFormat in VARCHAR2)

RETURN SI_StillImage DETERMINISTIC;

説明

指定されたイメージおよびフォーマットからSI_StillImageオブジェクトを構築します。このコンストラクタを使用すると、指定したイメージがサポートされていないイメージ・フォーマットである場合にも、イメージ・フォーマットを指定できます。サポートされているイメージ・フォーマットのリストを取得するには、SI_INFORMTN_SCHEMAのSI_IMAGE_FORMATSビューを問い合せてください。

このコンストラクタは、次のSI_StillImage属性を初期化します。

パラメータ

content

イメージ・データを指定します。

explicitFormat

指定したイメージがサポートされていないイメージ・フォーマットである場合に、Oracle Multimediaで使用するフォーマットを指定します。

プラグマ

なし

例外

ORDImageSIExceptions.NULL_CONTENT

この例外は、contentパラメータがNULLの場合に発生します。

この例外の詳細は、付録Hを参照してください。

使用上の注意

explicitFormatパラメータがNULL値の場合、または次のいずれかの条件に該当する場合、エラーが戻されます。

次の表に、explicitFormatパラメータと実際のイメージ・フォーマットの値、およびそれらの値の組合せでエラーが戻されるかどうかを示します。NULLのイメージ・フォーマットは、フォーマットをイメージから抽出できないことを示します。

explicitFormat イメージ・フォーマット エラーが戻されるかどうか
GIF(サポートされているフォーマット) GIF 戻されない
GIF(サポートされているフォーマット) JPEG 戻される
xyz(サポートされていないフォーマット) GIF 戻される
xyz(サポートされていないフォーマット) NULL 戻されない

なし


SI_StillImage(content, explicitFormat, height, width)

構文

SI_StillImage(content IN BLOB,

explicitFormat IN VARCHAR2,

height IN INTEGER,

width IN INTEGER)

RETURN SI_STILLIMAGE as RESULT DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

ora_SI_MkStillImage(content IN BLOB)

explicitFormat IN VARCHAR2,

height IN INTEGER,

width IN INTEGER)

RETURN SI_StillImage DETERMINISTIC;

説明

指定されたイメージからSI_StillImage値を構築します。このコンストラクタを使用すると、指定したイメージがサポートされていないイメージ・フォーマットである場合にも、イメージ・フォーマット、高さおよび幅を指定できます。サポートされているイメージ・フォーマットのリストを取得するには、SI_INFORMTN_SCHEMAのSI_IMAGE_FORMATSビューを問い合せてください。

このコンストラクタおよび同等のSQLファンクションは、SQL/MM Still Image規格に対するOracleの拡張機能です。

このコンストラクタは、次のSI_StillImage属性を初期化します。

パラメータ

content

イメージ・データを指定します。

explicitFormat

イメージがサポートされていないフォーマットである場合に、Oracle Multimediaで使用するフォーマットを指定します。

height

イメージがサポートされていないフォーマットである場合に、Oracle Multimediaで使用するheight_SI属性の値を指定します。

width

イメージがサポートされていないフォーマットである場合に、Oracle Multimediaで使用するwidth_SI属性の値を指定します。

プラグマ

なし

例外

ORDImageSIExceptions.ILLEGAL_HEIGHT_WIDTH_SPEC

この例外は、heightまたはwidthパラメータの値がNULLまたは負の値の場合に発生します。

ORDImageSIExceptions.NULL_CONTENT

この例外は、contentパラメータがNULLの場合に発生します。

これらの例外の詳細は、付録Hを参照してください。

使用上の注意

explicitFormatパラメータ値がNULL値の場合、または次のいずれかの条件に該当する場合、エラー・メッセージが戻されます。

次の表に、explicitFormatパラメータと実際のイメージ・フォーマットの値、およびそれらの値の組合せでエラーが戻されるかどうかを示します。NULLのイメージ・フォーマットは、フォーマットをイメージから抽出できないことを示します。

explicitFormat イメージ・フォーマット エラーが戻されるかどうか
GIF(サポートされているフォーマット) GIF 戻されない
GIF(サポートされているフォーマット) JPEG 戻される
xyz(サポートされていないフォーマット) GIF 戻される
xyz(サポートされていないフォーマット) NULL 戻されない

なし


SI_StillImageのメソッド

この項では、イメージ・データの操作に使用するSI_StillImageの次のメソッドに関するリファレンス情報を示します。


SI_ClearFeatures( )

構文

SI_ClearFeatures( );

説明

イメージ特性のキャッシュを無効にして、すべての内部イメージ特性の属性の値をNULLに設定します。イメージ・マッチングを実行していない場合、このメソッドをコールして、特性の同期化に関連する処理のオーバーヘッドを軽減できます。このメソッドは、サポートされていないイメージ・フォーマットには機能しません。

このメソッドは、SQL/MM Still Image規格の第1版には含まれていませんが、次の版に含まれることが認可されています。

パラメータ

なし

使用上の注意

なし

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_InitFeatures( )

構文

SI_InitFeatures( );

説明

イメージ特性を抽出して、それらの特性をSI_StillImageオブジェクトにキャッシュします。このメソッドを一度コールすると、イメージが処理されるたびに新しいイメージ特性が自動的に抽出されるように、SI_StillImageによってイメージ特性が管理されます。イメージ・マッチングを行うユーザーは、このメソッドを使用することをお薦めします。

このメソッドは、SQL/MM Still Image規格の第1版には含まれていませんが、次の版に含まれることが認可されています。

パラメータ

なし

使用上の注意

プラグマ

なし

例外

ORDImageSIExceptions.UNSUPPORTED_IMAGE_FORMAT

この例外は、サポートされていないイメージ・フォーマットでこのメソッドがコールされた場合に発生します。

この例外の詳細は、付録Hを参照してください。

なし


SI_ChangeFormat( )

構文

SI_ChangeFormat(targetFormat IN VARCHAR2);

同等のSQLプロシージャの構文

SI_ConvertFormat(image IN OUT NOCOPY SI_StillImage,

targetFormat IN VARCHAR2);

説明

SI_StillImageオブジェクトのフォーマットを変換して、影響を受ける属性を次のように調整します。

パラメータ

image

コンテンツを変換するイメージを指定します。

targetFormat

イメージの変換後のフォーマットを指定します。

使用上の注意

次のいずれかの条件に該当する場合、エラー・メッセージが戻されます。

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_Content( )

構文

SI_Content ( )

RETURN BLOB DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetContent(image IN SI_StillImage)

RETURN BLOB DETERMINISTIC;

説明

このメソッドが適用されるSI_StillImageオブジェクトのcontent_SI属性に格納されたBLOBを戻します。

パラメータ

なし

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_Content, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetContent, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_ContentLength( )

構文

SI_ContentLength ( )

RETURN INTEGER DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetContentLngth(image IN SI_StillImage)

RETURN INTEGER DETERMINISTIC;

説明

指定されたSI_StillImageオブジェクトのcontentLength_SI属性の値(バイト単位)を戻します。

パラメータ

image

コンテンツ長を戻すイメージを指定します。

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_ContentLength, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetContentLngth, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_Format( )

構文

SI_Format ( )

RETURN VARCHAR2 DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetFormat(image IN SI_StillImage)

RETURN VARCHAR2 DETERMINISTIC;

説明

このメソッドが適用されるSI_StillImageオブジェクトのformat_SI属性の値(TIFF、JFIFなど)を戻します。

パラメータ

なし

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_Format, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetFormat, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_Height( )

構文

SI_Height ( )

RETURN INTEGER DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetHeight(image IN SI_StillImage)

RETURN INTEGER DETERMINISTIC;

説明

このメソッドが適用されるSI_StillImageオブジェクトのheight_SI属性の値(ピクセル単位)を戻します。

パラメータ

image

高さを戻すイメージを指定します。

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_Height, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetHeight, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_RetainFeatures( )

構文

SI_RetainFeatures( );

RETURN BOOLEAN DETERMINISTIC;

説明

イメージ特性を抽出してキャッシュするかどうかを示すブール値(TRUEまたはFALSE)を戻します。

このメソッドは、SQL/MM Still Image規格の第1版には含まれていませんが、次の版に含まれることが認可されています。

パラメータ

なし

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_SetContent( )

構文

SI_SetContent(content IN BLOB);

同等のSQLプロシージャの構文

SI_ChgContent(image IN OUT NOCOPY SI_StillImage,

content IN BLOB);

説明

SI_StillImageオブジェクトのコンテンツを更新します。次のように属性の値を設定します。

パラメータ

content

イメージ・データを指定します。このイメージ・データのフォーマットは、現行のイメージのフォーマットと同じである必要があります。

image

コンテンツを更新するイメージを指定します。

使用上の注意

なし

プラグマ

なし

例外

ORDImageSIExceptions.NULL_CONTENT

この例外は、contentパラメータがNULLの場合に発生します。

この例外の詳細は、付録Hを参照してください。

なし


SI_Thumbnail( )

構文

SI_Thumbnail ( )

RETURN SI_StillImage;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetThmbnl (image IN SI_StillImage)

RETURN SI_StillImage;

説明

指定されたSI_StillImageオブジェクトから縮小イメージを導出します。デフォルトの縮小サイズは80×80ピクセルです。このメソッドはイメージのアスペクト比を保持するため、導出される縮小サイズは80×80ピクセルに最も近いサイズになります。

パラメータ

image

縮小イメージを生成するイメージを指定します。

使用上の注意

なし

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_Thumbnail(height,width)

構文

SI_Thumbnail(height IN INTEGER, width IN INTEGER)

RETURN SI_StillImage DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetSizedThmbnl(image IN SI_StillImage,

height IN INTEGER,

width IN INTEGER)

RETURN SI_StillImage DETERMINISTIC;

説明

指定された高さおよび幅を使用して、指定されたSI_StillImageオブジェクトから新しい縮小イメージを導出します。このメソッドはアスペクト比を保持しません。

パラメータ

height

Oracle Multimediaで縮小イメージに使用する高さを指定します。

image

縮小イメージを生成するイメージを指定します。

width

Oracle Multimediaで縮小イメージに使用する幅を指定します。

使用上の注意

アスペクト比を保持するには、適切な高さと幅の値を指定します。適切な高さと幅の値を取得するには、イメージの高さと幅の値に必要なスケール変更係数を掛けます。たとえば、イメージ・サイズが100×100ピクセルで、元のイメージの4分の1の縮小イメージを導出する必要がある場合、height引数は100を2で割った値、width引数も100を2で割った値にする必要があります。導出される縮小イメージは50×50ピクセルになり、アスペクト比は保持されます。

プラグマ

なし

例外

なし

なし


SI_Width( )

構文

SI_Width ( )

RETURN INTEGER DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_GetWidth(image IN SI_StillImage)

RETURN INTEGER DETERMINISTIC;

説明

このメソッドが適用されるSI_StillImageオブジェクトのwidth_SI属性の値(ピクセル単位)を戻します。

パラメータ

image

幅を戻すイメージを指定します。

使用上の注意

なし

メソッド・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_Width, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

ファンクション・プラグマ

PRAGMA RESTRICT_REFERENCES(SI_GetWidth, WNDS, WNPS, RNDS, RNPS)

例外

なし

なし


SI_Textureオブジェクト型

SI_Textureオブジェクト型は、反復項目のサイズ(粗さ)、輝度のバリエーション(コントラスト)および主要な方向(方向性)によって、イメージのテクスチャ特性を記述します。このオブジェクト型は、実行者権限が設定されたORDSYSスキーマに作成されます。INSTANTIABLEおよびNOT FINAL型として宣言されます。(textureEncoding属性の構文の詳細は、「内部ヘルパー型」を参照してください。)


注意:

属性に直接アクセスすると、SI_Textureオブジェクトの内部表現を変更してしまう可能性があるため、それを避けるためにSI_Textureのコンストラクタおよびメソッドを使用してください。

このオブジェクト型の属性は、ordisits.sqlファイルで次のように定義されています。

-------------------
-- TYPE ATTRIBUTES
-------------------
SI_TextureEncoding  textureEncoding,

属性の説明は次のとおりです。


SI_Textureのコンストラクタ

この項では、SI_Textureオブジェクトの次のコンストラクタについて説明します。


SI_Texture( )

構文

SI_Texture(sourceImage IN SI_StillImage)

RETURN SELF AS RESULT DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_FindTexture(sourceImage IN SI_StillImage)

RETURN SI_Texture DETERMINISTIC;

説明

指定されたイメージからSI_Textureオブジェクトを構築します。

パラメータ

sourceImage

テクスチャ特性の抽出元のイメージを指定します。

プラグマ

なし

例外

なし

使用上の注意

次のいずれかの条件に該当する場合、エラーが戻されます。

なし


SI_Textureのメソッド

この項では、イメージ・マッチングに使用するSI_Textureの次のメソッドに関するリファレンス情報を示します。


SI_TextureのSI_Score( )

構文

SI_Score(image IN SI_StillImage)RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

同等のSQLファンクションの構文

SI_ScoreByTexture(feature IN SI_Texture,

image IN SI_StillImage),

RETURN DOUBLE PRECISION DETERMINISTIC;

説明

指定されたイメージを、メソッドが適用されるSI_Textureオブジェクトと比較して、スコアを判断して戻します。戻される値が小さいほど、そのイメージのテクスチャは、スコアリングに使用したSI_Texture値によって特徴付けられています。このメソッドは、DOUBLE PRECISIONの値を0から100の数値で戻します。ただし、次のいずれかの条件に該当する場合は、NULL値が戻されます。

パラメータ

feature

指定したイメージのテクスチャと比較する特性値を指定します。

image

スコアの比較に使用するテクスチャ特性の抽出元のイメージを指定します。

使用上の注意

なし

プラグマ

なし

例外

なし

なし


ビュー

SI_INFORMTN_SCHEMAスキーマには、サポートされているイメージ・フォーマットと実装定義された値を示すいくつかのビューが含まれています。これらのビューに設定された権限は、PUBLIC WITH GRANT OPTIONです。これらのビューは、次のとおりです。

この項に示す表では、これらの各ビューの列名、データ型および説明を示します。

表I-1では、SI_IMAGE_FORMATSビューについて説明します。このビューは、サポートされているイメージ・フォーマットを示します。

表I-1 SI_IMAGE_FORMATSビュー

列名 データ型 説明

SI_FORMAT

VARCHAR2(SI_MaxFormatLength)

サポートされているイメージ・フォーマットのリスト。


表I-2では、SI_IMAGE_FORMAT_CONVERSIONSビューについて説明します。このビューは、イメージ・フォーマット変換がサポートされているソースおよびターゲットのイメージ・フォーマットを示します。このビューの短縮名はSI_IMAGE_FORMAT_CONVRSNSです。

表I-2 SI_IMAGE_FORMAT_CONVERSIONSビュー

列名 データ型 説明

SI_SOURCE_FORMAT

VARCHAR2(SI_MaxFormatLength)

ソース・イメージのフォーマット。

SI_TARGET_FORMAT

VARCHAR2(SI_MaxFormatLength)

ターゲット・イメージのフォーマット。


表I-3では、SI_IMAGE_FORMAT_FEATURESビューについて説明します。このビューは、基本特性がサポートされているイメージ・フォーマットを示します。このビューの短縮名はSI_IMAGE_FRMT_FTRSです。

表I-3 SI_IMAGE_FORMAT_FEATURESビュー

列名 データ型 説明

SI_FORMAT

VARCHAR2(SI_MaxFormatLength)

フォーマット名。

SI_FEATURE_NAME

VARCHAR2(100)

特定のフォーマットでサポートされている基本特性名。値は次のいずれかです。

  • SI_AverageColor

  • SI_Texture

  • SI_PositionalColor

  • SI_ColorHistogram


表I-4では、SI_THUMBNAIL_FORMATSビューについて説明します。このビューは、縮小イメージを導出可能なイメージ・フォーマットを示します。このビューの短縮名はSI_THUMBNAIL_FRMTSです。

表I-4 SI_THUMBNAIL_FORMATSビュー

列名 データ型 説明

SI_FORMAT

VARCHAR2(SI_MaxFormatLength)

縮小イメージを導出可能なフォーマット。


表I-5では、SI_VALUESビューについて説明します。このビューは、実装定義された値を示します。

表I-5 SI_VALUESビュー

列名 データ型 説明

SI_VALUE

VARCHAR2(SI_MaxFormatLength)

実装定義されたメタ変数。SI_VALUESビューには8行が含まれ、各行には次のいずれかのSI_VALUE列値が含まれます。

  • SI_MaxContentLength: SI_StillImage属性のバイナリ表現の最大長。

  • SI_MaxFeatureNameLength: 基本イメージ特性名の文字表現の最大長。

  • SI_MaxFormatLength: イメージ・フォーマット表示の文字表現の最大長。

  • SI_MaxHistogramLength: SI_ColorHistogram特性値で使用できる色/頻度ペアの最大数。

  • SI_MaxRGBColor: RGB色領域で表現される色値の各構成要素の最大値。

  • SI_MaxTextureLength: SI_Textureオブジェクトのエンコーディング表現に必要なバイト数。

  • SI_MaxValueLength: SI_VALUESビュー内のメタ変数の文字表現(名前)の最大長。

  • SI_NumberSections: SI_PositionalColor値で表現される主要な色値の数。

SI_SUPPORTED_VALUE

NUMBER(38)

次の値を含む列。

  • 0

    実装が、SI_VALUE列で定義されるメタ変数を制限していないか、または制限を決定できない場合。

  • NULL

    実装が、メタ変数を適用可能な特性をサポートしていない場合。

  • NULLではない0以外の値

    このメタ変数の実装でサポートされる最大サイズ。



内部ヘルパー型

配列で構成される属性は、内部ヘルパー型として指定されます。内部ヘルパー型は、ORDSYSスキーマに作成され、パブリック・シノニムを持ちません。

内部ヘルパー型には次のものがあります。