DBMS_AUTO_TASK_ADMINパッケージは、AUTOTASK機能へのインタフェースを提供します。このインタフェースは、AUTOTASKコントロールにアクセスするために、DBAおよびEnterprise Managerによって使用されます。Enterprise ManagerではAUTOTASKアドバイザも使用します。
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関連項目: 自動メンテナンス・タスクの構成の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。 |
この章では、次の項目について説明します。
表26-2 DBMS_XMLSTOREパッケージのサブプログラム
| メソッド | 説明 |
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以前に使用禁止にしたクライアント、操作、ターゲット・タイプまたは個々のターゲットを |
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選択したクライアント属性の値を戻します。 |
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優先順位の高い |
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タスクの優先順位を手動で上書きします。 |
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指定したサービスに |
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このプロシージャは、AUTOTASKが、指定したクライアントまたは操作による要求を実行しないようにします。
構文
すべてのAUTOTASK機能を使用禁止にします。
DBMS_AUTO_TASK_ADMIN.DISABLE;
クライアントまたは操作に対するすべてのタスクを使用禁止にします。
DBMS_AUTO_TASK_ADMIN.DISABLE ( client_name IN VARCHAR2, operation IN VARCHAR2, window_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表26-3 DISABLEプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
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クライアント名。 |
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操作名。 |
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クライアントが使用禁止になるウィンドウの名前(オプション)。 |
使用上の注意
operationおよびwindow_nameの両方がNULLの場合、クライアントは使用禁止になります。
operationがNULL以外の場合、window_nameは無視され、操作は使用禁止になります。
operationがNULL、window_nameがNULL以外の場合、クライアントは指定したウィンドウ内で使用禁止になります。
このプロシージャは、以前に使用禁止にしたクライアント、操作、ターゲット・タイプまたは個々のターゲットを、AUTOTASKコントロールの下で使用可能にします。DEFERREDオプションを指定すると、次のメンテナンス・ウィンドウの開始までこのコールは有効になりません。 IMMEDIATEオプションを指定すると、現在オープンしているメンテナンス・ウィンドウがある場合にかぎり、このコールは即時に有効になります。
構文
AUTOTASKを再度使用可能にします。このバージョンでは、指定したクライアントを使用可能にします。明示的にタスクまたは操作を使用禁止にした場合は、個別に再度使用可能にする必要があります。
DBMS_AUTO_TASK_ADMIN.ENABLE;
クライアントまたは操作を再度使用可能にします。明示的にタスクまたは操作を使用禁止にした場合は、個別に再度使用可能にする必要があります。
DBMS_AUTO_TASK_ADMIN.ENABLE ( client_name IN VARCHAR2, operation IN VARCHAR2, window_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表26-4 ENABLEプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
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クライアント名。 |
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操作名。 |
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クライアントが使用可能になるウィンドウの名前(オプション)。 |
使用上の注意
operationおよびwindow_nameの両方がNULLの場合、クライアントは使用可能になります。
operationがNULL以外の場合、window_nameは無視され、指定した操作は使用可能になります。
operationがNULL、window_nameがNULL以外の場合、クライアントは指定したウィンドウ内で使用可能になります。
このプロシージャは、選択したクライアント属性の値を戻します。
構文
DBMS_AUTO_TASK_ADMIN.GET_CLIENT_ATTRIBUTES( client_name IN VARCHAR2, service_name OUT VARCHAR2, window_group OUT VARCHAR2);
パラメータ
表26-5 GET_CLIENT_ATTRIBUTESプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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クライアント名。 |
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クライアントのサービス名。 |
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クライアントがアクティブなウィンドウ・グループの名前。 |
このプロシージャは、優先順位の高いAUTOTASKコンシューマ・グループにそれぞれ割り当てられたリソースの割合を戻します。
構文
DBMS_AUTO_TASK_ADMIN.GET_P1_RESOURCES( stats_group_pct OUT NUMBER, seg_group_pct OUT NUMBER, tune_group_pct OUT NUMBER, health_group_pct OUT NUMBER);
パラメータ
表26-6 GET_P1_RESOURCESプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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統計情報収集に割り当てられたリソース(%) |
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領域管理に割り当てられたリソース(%) |
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SQLチューニングに割り当てられたリソース(%) |
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ヘルス・チェックに割り当てられたリソース(%) |
使用上の注意
合計値は、100%です。
このプロシージャは、タスクの優先順位を手動で上書きする場合に使用します。これは、クライアント、操作または個別のタスクのレベルで行うことができます。この優先順位の割当ては、指定したクライアントがアクティブな次のメンテナンス・ウィンドウ時に有効になります。具体的には、priorityをURGENTに設定すると、メンテナンス・ウィンドウの開始時に優先順位の高いジョブが生成されます。priorityをCLEARに設定すると、その上書きが削除されます。
構文
クライアントの優先順位を上書きします。
DBMS_AUTO_TASK_ADMIN.OVERRIDE_PRIORITY ( client_name IN VARCHAR2, priority IN VARCHAR2);
操作の優先順位を上書きします。
DBMS_AUTO_TASK_ADMIN.OVERRIDE_PRIORITY ( client_name IN VARCHAR2, operation IN VARCHAR2, priority IN VARCHAR2);
タスクの優先順位を上書きします。
DBMS_AUTO_TASK_ADMIN.OVERRIDE_PRIORITY ( client_name IN VARCHAR2, operation IN VARCHAR2, task_target_type IN VARCHAR2, task_target_name IN VARCHAR2, priority IN VARCHAR2);
パラメータ
表26-7 OVERRIDE_PRIORITYプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
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クライアント名。 |
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操作名。 |
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影響を受けるターゲットのタイプ。V$ |
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影響を受ける特定のターゲットの名前。 |
このプロシージャは、指定したサービスにAUTOTASKクライアントを関連付けます。
構文
DBMS_AUTO_TASK_ADMIN.SET_CLIENT_SERVICE( client_name IN VARCHAR2, service_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表26-8 SET_CLIENT_SERVICEプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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クライアント名。 |
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クライアントのサービス名。 |
使用上の注意
クライアントにかわって実行されるすべての作業は、サービスが使用可能なインスタンス上でのみ行われます。
このプロシージャは、AUTOTASKクライアントで使用される優先順位の高いコンシューマ・グループにそれぞれ割り当てるリソースの割合を設定します。
構文
DBMS_AUTO_TASK_ADMIN.SET_P1_RESOURCES( stats_group_pct OUT NUMBER, seg_group_pct OUT NUMBER, tune_group_pct OUT NUMBER, health_group_pct OUT NUMBER);
パラメータ
表26-9 SET_P1_RESOURCESプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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統計情報収集に割り当てられたリソース(%) |
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領域管理に割り当てられたリソース(%) |
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SQLチューニングに割り当てられたリソース(%) |
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ヘルス・チェックに割り当てられたリソース(%) |
使用上の注意
値は0から100の整数である必要があります。また、合計値は100(パーセント)になる必要があります。それ以外の場合は、例外が発生します。