DBMS_DIMENSIONを使用すると、ディメンションの関連を検証できます。さらに、Enterprise Managerのディメンション・ウィザードのかわりにディメンションの定義を表示できます。
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関連項目: DBMS_DIMENSIONパッケージの概念および使用方法の詳細は、『Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド』を参照してください。 |
この章では、次の項目について説明します。
セキュリティ・モデル
この項では、DBMS_DIMENSIONパッケージの使用に関連する項目について説明します。
このパッケージのセキュリティは、選択したユーザーまたはロールにEXECUTE権限を付与することで制御できます。
ユーザーは、独自のスキーマに含まれるすべてのディメンションを検証または記述できます。別のスキーマに含まれるディメンションを検証または記述するには、そのディメンションに対するオブジェクト権限を付与されているか、CREATE ANY DIMENSION、ALTER ANY DIMENSIONおよびDROP ANY DIMENSIONのうちいずれかのシステム権限を付与されている必要があります。
表49-1 DBMS_DIMENSIONパッケージのサブプログラム
| サブプログラム | 説明 |
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ディメンションの所有者および名前、レベル、階層および属性など、入力ディメンションの定義を出力します。 |
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ディメンションで指定した関連が正しいことを検証します。 |
ディメンションの名前、レベル、階層および属性など、ディメンションの定義を表示します。 DBMS_OUTPUTパッケージを使用して出力を表示します。
構文
DBMS_DIMENSION.DESCRIBE_DIMENSION ( dimension IN VARCHAR2);
パラメータ
ディメンションで指定した関連が有効であることを検証します。 無効であることが判明した行のROWIDは、ユーザーのスキーマにあるDIMENSION_EXCEPTIONS表に格納されます。
構文
DBMS_DIMENSION.VALIDATE_DIMENSION ( dimension IN VARCHAR2, incremental IN BOOLEAN := TRUE, check_nulls IN BOOLEAN := FALSE, statement_id IN VARCHAR2 := NULL );
パラメータ
表49-3 VALIDATE_DIMENSIONプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
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クライアントが提供する一意の識別子。出力行を特定プロシージャの起動と関連付けます。 |