DBMS_MVIEWを使用すると、リライトの可用性の他、マテリアライズド・ビューおよび潜在的なマテリアライズド・ビューの機能を理解できます。また、同じリフレッシュ・グループおよびパージ・ログの一部ではないマテリアライズド・ビューをリフレッシュできます。
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注意: DBMS_MVIEWはDBMS_SNAPSHOTのシノニムです。 |
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関連項目:
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この章では、次の項目について説明します。
使用上の注意
ルールおよび制限
この項では、DBMS_MVIEWパッケージの使用に関連する項目について説明します。
問合せが256文字未満の場合は、SQL*PlusからEXECUTEコマンドを使用してEXPLAIN_REWRITEを起動できます。それ以外の場合は、/rdbms/demo/smxrw.sqlの例に示されているように、PL/SQLのBEGIN..ENDブロックを使用する方法をお薦めします。
EXPLAIN_REWRITEプロシージャには、32627文字を超える問合せを受け入れられません。 これらの制限は、マテリアライズド・ビューの定義問合せをEXPLAIN_MVIEWプロシージャに渡すときにも適用されます。
表79-1 DBMS_MVIEWパッケージのサブプログラム
| サブプログラム | 説明 |
|---|---|
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BEGIN_TABLE_REORGANIZATIONプロシージャ |
リフレッシュに必要なマテリアライズド・ビュー・データを保存するプロセスを実行します。 |
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END_TABLE_REORGANIZATIONプロシージャ |
マスター表のマテリアライズド・ビュー・データが有効であり、マスター表が適切な状態であることを確認します。 |
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作成するマテリアライズド・ビューのサイズを、バイトと行で見積もります。 |
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マテリアライズド・ビューまたは潜在的なマテリアライズド・ビューを使用して実行できる事項を説明します。 |
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クエリー・リライトが失敗した理由、または特定のマテリアライズド・ビュー(複数も可)を使用してオプティマイザがクエリー・リライトを実行した理由を説明します。 |
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ROWIDからパーティション・マーカーを戻します。戻り値は、パーティション・チェンジ・トラッキング(PCT)で使用されます。 |
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マテリアライズド・ビューで行が不要になると、ダイレクト・ローダー・ログからその行をパージします(データ・ウェアハウスで使用)。 |
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マテリアライズド・ビュー・ログから行をパージします。 |
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マテリアライズド・ビュー・ログから行をパージします。 |
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同じリフレッシュ・グループのメンバーではない1つ以上のマテリアライズド・ビューをリフレッシュします。 |
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マスター表またはマスター・マテリアライズド・ビューに変更を反映していないマテリアライズド・ビューをすべてリフレッシュします。 |
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指定したマスター表またはマスター・マテリアライズド・ビューに依存する表ベースのマテリアライズド・ビュー、またはマスター表またはマスター・マテリアライズド・ビューをリフレッシュします。 |
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個々のマテリアライズド・ビューの管理を可能にします。 |
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マスター・サイトまたはマスター・マテリアライズド・ビュー・サイトで起動された個々のマテリアライズド・ビューを管理できるようにして、マテリアライズド・ビューの登録を解除します。 |
このプロシージャは、リフレッシュに必要なマテリアライズド・ビュー・データを保存するプロセスを実行します。このプロシージャは、マスター表の再編成前にコールする必要があります。
構文
DBMS_MVIEW.BEGIN_TABLE_REORGANIZATION ( tabowner IN VARCHAR2, tabname IN VARCHAR2);
パラメータ
このプロシージャは、マスター表のマテリアライズド・ビュー・データが有効であり、マスター表が適切な状態であることを確認します。このプロシージャは、マスター表の再編成後にコールする必要があります。
構文
DBMS_MVIEW.END_TABLE_REORGANIZATION ( tabowner IN VARCHAR2, tabname IN VARCHAR2);
パラメータ
このプロシージャでは、作成するマテリアライズド・ビューのサイズをバイトおよび行数で見積もります。
構文
DBMS_MVIEW.ESTIMATE_MVIEW_SIZE ( stmt_id IN VARCHAR2, select_clause IN VARCHAR2, num_rows OUT NUMBER, num_bytes OUT NUMBER);
パラメータ
表79-4 ESTIMATE_MVIEW_SIZEプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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分析用の |
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推測カーディナリティ。 |
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推測バイト数。 |
このプロシージャは、マテリアライズド・ビューまたは潜在的なマテリアライズド・ビューを使用して実行できる事項を説明します。たとえば、マテリアライズド・ビューが高速リフレッシュ可能であるかどうか、また、特定のマテリアライズド・ビューを使用して実行できるクエリー・リライトのタイプなどを判別します。
このプロシージャの使用方法は簡潔です。 DBMS_MVIEW.EXPLAIN_MVIEWをコールします。既存のマテリアライズド・ビューにパラメータとしてスキーマおよびマテリアライズド・ビュー名を渡します。また、潜在的なマテリアライズド・ビューには、SELECT文字列またはCREATE MATERIALIZED VIEW文を指定できます。 マテリアライズド・ビューまたは潜在的なマテリアライズド・ビューは分析され、その結果がMV_CAPABILITIES_TABLEと呼ばれる表(デフォルト)またはMSG_ARRAYと呼ばれる配列に書き込まれます。
このプロシージャはオーバーロードされています。
最初のバージョンは、既存または潜在的なマテリアライズド・ビューを分析するもので、分析結果はMV_CAPABILITIES_TABLEに出力されます。
2番目のバージョンは、既存または潜在的なマテリアライズド・ビューを分析するもので、分析結果はVARRAYに出力されます。
構文
DBMS_MVIEW.EXPLAIN_MVIEW ( mv IN VARCHAR2, statement_id IN VARCHAR2:= NULL); DBMS_MVIEW.EXPLAIN_MVIEW ( mv IN VARCHAR2, msg_array OUT SYS.ExplainMVArrayType);
パラメータ
表79-5 EXPLAIN_MVIEWプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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既存のマテリアライズド・ビューの名前(オプションにより"."(ピリオド)で区切られた所有者の名前で修飾可能)、あるいは潜在的なマテリアライズド・ビューの |
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クライアントが提供する一意の識別子。出力行を特定の |
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出力を受け取るPL/SQL |
使用上の注意
VARRAYに出力を送る場合を除き、EXPLAIN_MVIEWをコールする前にutlxmv.sqlスクリプトを実行して、現行スキーマ内にMV_CAPABILITIES_TABLEを作成する必要があります。このスクリプトは、ADMINディレクトリにあります。
このプロシージャを使用すると、クエリー・リライトに失敗した理由や、リライトした場合は使用されるマテリアライズド・ビューを確認できます。プロシージャから得た結果を使用することで、クエリー・リライトに必要な適切なアクションを可能なかぎり実行できます。 EXPLAIN_REWRITE文で指定された問合せが、実際に実行されることはありません。
デモ・ファイルxrwutl.sqlを使用すると、EXPLAIN_REWRITEからの出力をフォーマットできます。
構文
DBMS_MVIEW.EXPLAIN_REWRITEから出力を取得する方法は2通りあります。1つは表を使用する方法です。もう1つは、VARRAYを作成する方法です。次に、出力表を使用する場合の基本的な構文を示します。
DBMS_MVIEW.EXPLAIN_REWRITE (
query VARCHAR2,
mv VARCHAR2(30),
statement_id VARCHAR2(30));
utlxrw.sqlスクリプトを実行して、REWRITE_TABLEという名前の出力表を作成できます。
queryパラメータはSQL問合せを表すテキスト文字列です。パラメータmvは、schema.mvという形式の完全修飾マテリアライズド・ビュー名です。このパラメータはオプションです。 指定されていない場合、EXPLAIN_REWRITEは、目的の問合せのリライトに必要なすべてのマテリアライズド・ビューに関するメッセージを戻します。 スキーマが省略され、mvのみが指定されている場合、EXPLAIN_REWRITEは、現行のスキーマのマテリアライズド・ビューを検索します。
EXPLAIN_REWRITEの出力を表ではなくVARRAYに送る場合は、プロシージャを次のようにコールする必要があります。
DBMS_MVIEW.EXPLAIN_REWRITE (
query [VARCHAR2 | CLOB],
mv VARCHAR2(30),
output_array SYS.RewriteArrayType);
問合せが256文字未満の場合は、SQL*PlusからEXECUTEコマンドを使用して簡単にEXPLAIN_REWRITEを起動できます。 それ以外の場合は、/rdbms/demo/smxrw*の例に示されているように、PL/SQLのBEGIN... ENDブロックを使用する方法をお薦めします。
また、複数のマテリアライズド・ビューでEXPLAIN_REWRITEを使用することもできます。この場合、構文は、マテリアライズド・ビューがカンマ区切り文字列で指定される点を除き、単一のマテリアライズド・ビューで使用する場合と同じです。 たとえば、特定のマテリアライズド・ビューmv1、mv2およびmv3を問合せquery_txtのリライトに使用できるかどうか、また、できない場合にその理由を調べるにはEXPLAIN_REWRITEを次のように使用します。
DBMS_MVIEW.EXPLAIN_REWRITE(query_txt, 'mv1, mv2, mv3')
EXPLAIN_REWRITEプロシージャの使用方法の詳細は、『Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド』を参照してください。
パラメータ
表79-6 EXPLAIN_REWRITEプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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分析するSQLの |
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既存のマテリアライズド・ビューの完全修飾名( |
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出力メッセージを区別するためにクライアントが提供する一意の識別子。 |
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出力を受け取るPL/SQL |
使用上の注意
出力を表に取得するには、EXPLAIN_REWRITEをコールする前にutlxrw.sqlスクリプトを実行する必要があります。 このスクリプトは、現行のスキーマにREWRITE_TABLEという名前の表を作成します。
このファンクションは、I_AM_REFRESHパッケージの状態の値を戻します。
構文
DBMS_MVIEW.I_AM_A_REFRESH RETURN BOOLEAN;
戻り値
戻り値がTRUEの場合は、各レプリケーション・トリガーが最初にこの状態をチェックするため、このセッションではマテリアライズド・ビューのすべてのローカル・レプリケーション・トリガーが完全に使用禁止になります。戻り値がFALSEの場合は、そのトリガーを使用できます。
このファンクションは、ROWIDからパーティション・マーカーを戻します。パーティション・チェンジ・トラッキング(PCT)に使用されます。
構文
DBMS_MVIEW.PMARKER( rid IN ROWID) RETURN NUMBER;
パラメータ
このプロシージャは、既知のマテリアライズド・ビューでエントリが不要になると、ダイレクト・ローダー・ログからそのエントリを削除します。このプロシージャは通常、Oracleのデータ・ウェアハウス・テクノロジを使用する環境で使用されます。
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関連項目: 詳細は、『Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド』を参照してください。 |
構文
DBMS_MVIEW.PURGE_DIRECT_LOAD_LOG();
このプロシージャは、マテリアライズド・ビュー・ログから行をパージします。
構文
DBMS_MVIEW.PURGE_LOG ( master IN VARCHAR2, num IN BINARY_INTEGER := 1, flag IN VARCHAR2 := 'NOP');
パラメータ
表79-8 PURGE_LOGプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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マスター表またはマスター・マテリアライズド・ビューの名前。 |
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マテリアライズド・ビュー・ログから削除する行の中で、リフレッシュ日付が最も古いマテリアライズド・ビューの数。たとえば、次の文は、リフレッシュ日付が最も古い2つのマテリアライズド・ビューをリフレッシュするために必要な行を削除します。
マテリアライズド・ビュー・ログにあるすべての行を削除するには、次の例のように、削除するマテリアライズド・ビューについて大きい数を指定します。
この文は、 |
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このプロシージャは、マテリアライズド・ビューのリフレッシュに関連したデータ・ディクショナリ表にある行を削除するためにマスター・サイトまたはマスター・マテリアライズド・ビューのサイトでコールされます。この表はmview_idまたはmviewowner、mviewnameおよびmviewsiteの組合せで識別される指定マテリアライズド・ビューについて、マスター・サイトでメンテナンスされている表です。指定したマテリアライズド・ビューが、任意のマスター表からリフレッシュされた最も古いマテリアライズド・ビューの場合、またはマスター・マテリアライズド・ビューの場合は、そのマテリアライズド・ビュー・ログもパージされます。このプロシージャは、マテリアライズド・ビューの登録解除は行いません。
構文
DBMS_MVIEW.PURGE_MVIEW_FROM_LOG ( mview_id IN BINARY_INTEGER | mviewowner IN VARCHAR2, mviewname IN VARCHAR2, mviewsite IN VARCHAR2);
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注意: このプロシージャはオーバーロードされています。mview_idパラメータには、同時に指定できないパラメータが3つあります。それらのパラメータは、mviewowner、mviewnameおよびmviewsiteです。 |
パラメータ
表79-9 PURGE_MVIEW_FROM_LOGプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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ターゲット・マテリアライズド・ビューの識別に基づいてこのプロシージャを実行するには、 登録済マテリアライズド・ビューのリスト( |
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使用上の注意
マテリアライズド・ビュー・ログの1つをパージしている間にエラーが発生した場合、それ以前に正常終了したマテリアライズド・ビュー・ログのパージ処理はロールバックされません。これは、マテリアライズド・ビュー・ログのサイズを最小限にするためです。このプロシージャは、エラーが発生した場合でも、すべてのマテリアライズド・ビュー・ログがパージされるまで再起動できます。
このプロシージャは、マテリアライズド・ビューのリストをリフレッシュします。
構文
DBMS_MVIEW.REFRESH (
{ list IN VARCHAR2,
| tab IN DBMS_UTILITY.UNCL_ARRAY,}
method IN VARCHAR2 := NULL,
rollback_seg IN VARCHAR2 := NULL,
push_deferred_rpc IN BOOLEAN := true,
refresh_after_errors IN BOOLEAN := false,
purge_option IN BINARY_INTEGER := 1,
parallelism IN BINARY_INTEGER := 0,
heap_size IN BINARY_INTEGER := 0,
atomic_refresh IN BOOLEAN := true,
nested IN BOOLEAN := false);
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注意: このプロシージャはオーバーロードされています。listパラメータとtabパラメータは、両方同時には指定できません。 |
パラメータ
表79-10 REFRESHプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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リフレッシュするマテリアライズド・ビューのカンマで区切られたリスト(シノニムはサポートされていません)。このようなマテリアライズド・ビューを異なるスキーマに配置し、異なるマスター表またはマスター・マテリアライズド・ビューを設定できます。ただし、リストされているすべてのマテリアライズド・ビューは、ローカル・データベースに存在している必要があります。 他の方法として、 |
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リストされているマテリアライズド・ビューのリフレッシュ方法を示す文字列。 マテリアライズド・ビューに対応するリフレッシュ方法がない場合(つまり、リフレッシュ方法より多くのマテリアライズド・ビューが指定された場合)、そのマテリアライズド・ビューはデフォルトのリフレッシュ方法に従ってリフレッシュされます。 たとえば、SQL*Plus内の次の
DBMS_MVIEW.REFRESH
('countries_mv,regions_mv,hr.employees_mv','cf');
この文は、 |
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マテリアライズド・ビューのリフレッシュ中に使用する、マテリアライズド・ビュー・サイトのロールバック・セグメント名。 |
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更新可能なマテリアライズド・ビューでのみ使用します。マテリアライズド・ビューをリフレッシュする前に、マテリアライズド・ビューから関連するマスター表またはマスター・マテリアライズド・ビューに変更を送信する場合、このパラメータを |
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このパラメータを |
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パラレル伝播メカニズムを使用する場合(つまり、パラレル化に1以上を設定)は、次のように指定します。0 = パージなし、1 = レイジー・パージ、2 = アグレッシブ・パージ。ほとんどの場合、レイジー・パージが最適な設定です。複数のマスター・レプリケーション・グループが別々のターゲット・サイトに送信され、1つ以上のレプリケーション・グループへの更新や送信がまれな場合は、アグレッシブ・パージに設定してキューを減らします。すべてのレプリケーション・グループへの更新と送信がまれな場合は、このパラメータを |
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0(ゼロ)はシリアル伝播を指定します。 n > 1はnのパラレル処理を使用するパラレル伝播を指定します。 1は単一のパラレル処理を使用するパラレル伝播を指定します。 |
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パラレル伝播スケジューリングで同時に検査されるトランザクションの最大数。最適なパフォーマンスのためのデフォルト設定はOracleが自動的に計算します。 注意: Oracleサポート・サービスから指示がないかぎり、このパラメータは設定しないでください。 |
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このパラメータを このパラメータを |
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このパラメータを |
このプロシージャは、次のプロパティを持つすべてのマテリアライズド・ビューをリフレッシュします。
マテリアライズド・ビューが依存するマスター表またはマスター・マテリアライズド・ビューに対する最も新しい変更が行われてから、マテリアライズド・ビューがリフレッシュされていない場合。
マテリアライズド・ビューおよびそれが依存しているすべてのマスター表またはマスター・マテリアライズド・ビューがローカルな場合。
マテリアライズド・ビューがDBA_MVIEWSビューにある場合。
これは、データ・ウェアハウスで使用するためのプロシージャです。
構文
DBMS_MVIEW.REFRESH_ALL_MVIEWS ( number_of_failures OUT BINARY_INTEGER, method IN VARCHAR2 := NULL, rollback_seg IN VARCHAR2 := NULL, refresh_after_errors IN BOOLEAN := false, atomic_refresh IN BOOLEAN := true);
パラメータ
表79-11 REFRESH_ALL_MVIEWSプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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処理中に発生した失敗の件数を戻します。 |
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リフレッシュされる各マテリアライズド・ビューに対して実行するリフレッシュのタイプを示す単一のリフレッシュ方法。 |
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マテリアライズド・ビューのリフレッシュ中に使用する、マテリアライズド・ビュー・サイトのロールバック・セグメント名。 |
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このパラメータを |
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このパラメータを このパラメータを |
このプロシージャは、次のプロパティを持つすべてのマテリアライズド・ビューをリフレッシュします。
マテリアライズド・ビューが、指定されたマスターのリストにあるマスター表またはマスター・マテリアライズド・ビューに依存している場合。
マテリアライズド・ビューが依存するマスター表またはマスター・マテリアライズド・ビューに対する最も新しい変更が行われてから、マテリアライズド・ビューがリフレッシュされていない場合。
マテリアライズド・ビューおよびそれが依存しているすべてのマスター表またはマスター・マテリアライズド・ビューがローカルな場合。
マテリアライズド・ビューがDBA_MVIEWSビューにある場合。
これは、データ・ウェアハウスで使用するためのプロシージャです。
構文
DBMS_MVIEW.REFRESH_DEPENDENT (
number_of_failures OUT BINARY_INTEGER,
{ list IN VARCHAR2,
| tab IN DBMS_UTILITY.UNCL_ARRAY,}
method IN VARCHAR2 := NULL,
rollback_seg IN VARCHAR2 := NULL,
refresh_after_errors IN BOOLEAN := false,
atomic_refresh IN BOOLEAN := true,
nested IN BOOLEAN := false);
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注意: このプロシージャはオーバーロードされています。listパラメータとtabパラメータは、両方同時には指定できません。 |
パラメータ
表79-12 REFRESH_DEPENDENTプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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処理中に発生した失敗の件数を戻します。 |
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マテリアライズド・ビューが依存できるマスター表またはマスター・マテリアライズド・ビューのカンマで区切られたリスト(シノニムはサポートされていません)。これらの表およびそれらに依存するマテリアライズド・ビューは、別々のスキーマに配置できます。ただし、すべての表とマテリアライズド・ビューは、ユーザーのローカル・データベースに存在している必要があります。 他の方法として、 |
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依存するマテリアライズド・ビューのリフレッシュ方法を示す文字列。特定の表に依存しているすべてのマテリアライズド・ビューは、その表に関連付けられたリフレッシュ方法に従ってリフレッシュされます。 表に対応するリフレッシュ方法がない場合(つまり、リフレッシュ方法より多くの表が指定された場合)、その表に依存するマテリアライズド・ビューはデフォルトのリフレッシュ方法に従ってリフレッシュされます。 たとえば、SQL*Plus内の次の
DBMS_MVIEW.REFRESH_DEPENDENT
('employees,deptartments,hr.regions','cf');
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マテリアライズド・ビューのリフレッシュ中に使用する、マテリアライズド・ビュー・サイトのロールバック・セグメント名。 |
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このパラメータを |
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このパラメータを このパラメータを |
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このパラメータを |
このプロシージャは、個々のマテリアライズド・ビューを管理できるようにします。マスター・サイトまたはマスター・マテリアライズド・ビュー・サイトでこのプロシージャを起動すると、マテリアライズド・ビューを手動で登録できます。
通常、マテリアライズド・ビューは、作成されている間に自動的に登録されます。自動登録に失敗した場合または登録情報が削除された場合にかぎり、このプロシージャを実行してマテリアライズド・ビューを手動で登録してください。
構文
DBMS_MVIEW.REGISTER_MVIEW ( mviewowner IN VARCHAR2, mviewname IN VARCHAR2, mviewsite IN VARCHAR2, mview_id IN DATE | BINARY_INTEGER, flag IN BINARY_INTEGER, qry_txt IN VARCHAR2, rep_type IN BINARY_INTEGER := DBMS_MVIEW.REG_UNKNOWN);
パラメータ
表79-13 REGISTER_MVIEWプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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マテリアライズド・ビューの所有者。 |
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マテリアライズド・ビューの名前。 |
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Oracle Databaseバージョン8.x以上のマスター・サイトまたはマスター・マテリアライズド・ビュー・サイトで登録するマテリアライズド・ビューのマテリアライズド・ビュー・サイトの名前。この名前に二重引用符を含めることはできません。 |
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マテリアライズド・ビューの識別番号。 Oracle Databaseバージョン8.x以上のマテリアライズド・ビューは、 |
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登録されているマテリアライズド・ビューのプロパティを記述する定数。割当て可能な定数は次のとおりです。 ROWIDマテリアライズド・ビューの場合は 主キー・マテリアライズド・ビューの場合は オブジェクトIDマテリアライズド・ビューの場合は 高速リフレッシュが可能なマテリアライズド・ビューの場合は 更新可能なマテリアライズド・ビューの場合は マテリアライズド・ビューにはこれらのプロパティのうち複数を設定できます。 複数のプロパティを指定するには、プラス記号(+)を使用します。たとえば、主キーのマテリアライズド・ビューに高速リフレッシュを実行できる場合、このパラメータに次のように入力できます。
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マテリアライズド・ビュー定義問合せの最初の32,000バイト。 |
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マテリアライズド・ビューのバージョン。割当て可能な定数は次のとおりです。 マテリアライズド・ビューがOracle Databaseバージョン7のサイトにある場合、
マテリアライズド・ビューがOracle Databaseバージョン8.x以上のサイトにある場合 マテリアライズド・ビューがOracle Databaseバージョン7のサイトまたはOracle Databaseバージョン8.x以上のサイトのどちらにあるか不明な場合、 |
使用上の注意
このプロシージャは、リモート・プロシージャ・コールを使用して、マスター・サイトまたはマスター・マテリアライズド・ビュー・サイトでリモート・マテリアライズド・ビューにより起動します。 REGISTER_MVIEWが同じmviewowner、mviewnameおよびmviewsiteを使用して複数回コールされている場合、mview_id、flagおよびqry_txtに対する最も新しい値が格納されます。 問合せがVARCHAR2の最大サイズを超える場合は、最初の32000文字がqry_txtに格納され、残りは切り捨てられます。 手動で起動した場合、プロシージャをコールしたユーザーがマテリアライズド・ビューのデータ・ディクショナリ・ビューでmview_idの値を参照する必要があります。
このプロシージャは、個々のマテリアライズド・ビューを管理できるようにします。マスター・サイトまたはマスター・マテリアライズド・ビュー・サイトでこのプロシージャを起動すると、マテリアライズド・ビューの登録を解除できます。
構文
DBMS_MVIEW.UNREGISTER_MVIEW ( mviewowner IN VARCHAR2, mviewname IN VARCHAR2, mviewsite IN VARCHAR2);
パラメータ