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Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス
11g リリース1(11.1)
E05686-02
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101 DBMS_REPORT

DBMS_REPORTパッケージでは、データベース・サーバーのコンポーネントが、XML、HTMLおよび書式設定されたテキストでのレポートをユーザーに提供できるようにします。 通常、レポートはコンポーネント独自のPL/SQLパッケージを使用して生成されますが(たとえば、SQLパフォーマンス・アナライザではDBMS_SQLPA)、断片的にレポートを生成するコンポーネントは、よりきめ細かいデータを要求する場合にDBMS_REPORTサブプログラムを参照することがあります。


関連項目:

  • DBMS_REPORTに関連付けられたビューの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。


この章では、次の項目について説明します。


DBMS_REPORTの使用方法


セキュリティ・モデル

DBMS_REPORTパッケージのサブプログラムは、現在のユーザーの権限で動作します。 レポートがDBMS_REPORTインタフェースによって生成される場合、レポートを作成しているコンポーネントは、現在のユーザーがレポートの表示に必要なすべての権限を持っているかどうかを確認します。


ビュー

DBMS_REPORTパッケージは、『Oracle Databaseリファレンス』にリストされているビューを使用します。


DBMS_REPORTサブプログラムの要約

表101-1 DBMS_REPORTパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

FORMAT_REPORTファンクション


XML形式のレポート(コンポーネントAPIまたはGET_REPORTファンクションによって作成)を別の形式に変換します。

GET_REPORTファンクション


レポートを任意の形式で作成します



FORMAT_REPORTファンクション

このファンクションは、XML形式のレポート(コンポーネントAPIまたはGET_REPORTファンクションによって作成)を別の形式に変換します。 サポートされる形式は、REPORT_FORMATSビューでメタデータを問い合せて確認してください。

構文

DBMS_REPORT.FORMAT_REPORT (
   report       IN  XMLTYPE,
   format_name  IN  VARCHAR2)
 RETURN CLOB;

パラメータ

表101-2 FORMAT_REPORTファンクションのパラメータ

パラメータ 説明

report

書式設定するレポート

format_name

適用する形式名


戻り値

完了したレポートは、要求されている形式に応じて、XML、HTMLまたはテキストを表すことができるCLOB形式で戻されます。


GET_REPORTファンクション

このファンクションは、レポートを任意の形式で作成します。 ユーザーは、レポートが生成されるコンポーネントによって指定されているように、レポート参照文字列を渡します。 通常、このファンクションは、コンポーネント独自のインタフェース(たとえば、SQLパフォーマンスアナライザではDBMS_SQLPA)によって作成されるトップレベルのレポートが参照するサブレポートを取得する場合に使用されます。

構文

DBMS_REPORT.GET_REPORT (
   report_reference   IN   VARCHAR2)
 RETURN CLOB;

パラメータ

表101-3 GET_REPORTファンクションのパラメータ

パラメータ 説明

report_reference

コンポーネントによって指定されるとおりに生成するレポートを一意に識別する参照文字列


戻り値

完了したレポートは、参照文字列で指定されている形式に応じて、XML、HTMLまたはテキストを表すことができるCLOB形式で戻されます。