UTL_SPADV
パッケージは、Oracle Streamsパッケージ・セットの1つであり、分散データベース環境におけるOracle Streamsコンポーネントの統計を収集して分析するためのサブプログラムを提供しています。このパッケージでは、統計の収集にOracle Streamsパフォーマンス・アドバイザを使用します。
関連項目: このパッケージおよびOracle Streamsパフォーマンス・アドバイザの詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
この章では、次の項目について説明します。
表217-1 UTL_SPADVパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
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Oracle Streamsパフォーマンス・アドバイザを使用して、分散データベース環境におけるOracle Streamsのコンポーネントおよびサブコンポーネントに関する統計を収集します。 |
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このプロシージャは、Oracle Streamsパフォーマンス・アドバイザを使用して、分散データベース環境におけるOracle Streamsのコンポーネントおよびサブコンポーネントに関する統計を収集します。
注意: このプロシージャはコミットします。 |
関連項目: Oracle Streamsパフォーマンス・アドバイザの詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
構文
UTL_SPADV.COLLECT_STATS( interval IN NUMBER DEFAULT 60, num_runs IN NUMBER DEFAULT 10, comp_stat_table IN VARCHAR2 DEFAULT 'STREAMS$_ADVISOR_COMP_STAT', path_stat_table IN VARCHAR2 DEFAULT 'STREAMS$_ADVISOR_PATH_STAT', top_event_threshold IN NUMBER DEFAULT 15, bottleneck_idle_threshold IN NUMBER DEFAULT 50, bottleneck_flowctrl_threshold IN NUMBER DEFAULT 50);
パラメータ
表217-2 COLLECT_STATSプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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Oracle Streamsパフォーマンス・アドバイザが連続して2回実行される間の時間(秒)。 |
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このプロシージャによってOracle Streamsパフォーマンス・アドバイザが実行される回数。 |
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Oracle Streamsのコンポーネントおよびサブコンポーネントに関して収集した統計を格納する表の名前。表の名前を このプロシージャは、指定された表が存在しない場合、その表を作成します。 デフォルトの表である このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
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ストリーム・パスに関して収集した統計を格納する表の名前。表の名前を このプロシージャは、指定された表が存在しない場合、その表を作成します。 デフォルトの表である このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
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上位待機イベント統計を収集するかどうかを決定する割合。 このプロシージャで待機イベント統計を収集するには、待機イベントの割合が、このパラメータに指定された値を超える必要があります。 たとえば、 |
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Oracle Streamsのコンポーネント・セッションで、その Oracle Streamsのコンポーネント・セッションでボトルネック分析を可能にするには、 |
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Oracle Streamsのコンポーネント・セッションで、その Oracle Streamsのコンポーネント・セッションでボトルネック分析を可能にするには、 |
使用上の注意
path_stat_table
パラメータで指定した表には、ストリーム・パス統計が格納されます。 この表では、comp_stat_table
パラメータで指定した表に格納されているコンポーネントとサブコンポーネントの統計も連結されます。 このパッケージのSHOW_STATS
プロシージャでは、path_stat_table
パラメータで指定した表に格納されている統計のみが表示されます。
このプロシージャは、COLLECT_STATS
プロシージャを使用して収集した統計が含まれる出力を生成します。
出力は、分析用にスプレッドシートにインポートできる形式に構成されます。
注意: このプロシージャはコミットしません。 |
関連項目: Oracle Streamsパフォーマンス・アドバイザの詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
構文
UTL_SPADV.SHOW_STATS( path_stat_table IN VARCHAR2 DEFAULT 'STREAMS$_ADVISOR_PATH_STAT', path_id IN NUMBER DEFAULT NULL, bgn_run_id IN NUMBER DEFAULT -1, end_run_id IN NUMBER DEFAULT -10, show_path_id IN BOOLEAN DEFAULT TRUE, show_run_id IN BOOLEAN DEFAULT TRUE, show_run_time IN BOOLEAN DEFAULT TRUE, show_cca_mode IN BOOLEAN DEFAULT TRUE, show_setting IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, show_stat IN BOOLEAN DEFAULT TRUE, show_sess IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, show_legend IN BOOLEAN DEFAULT TRUE);
パラメータ
表217-3 SHOW_STATSプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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ストリーム・パス統計が含まれている表の名前。 この表は、 |
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ストリーム・パスのID。
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実行の範囲で表示する場合のOracle Streamsパフォーマンス・アドバイザの最初の実行ID。 このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
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実行の範囲で表示する場合のOracle Streamsパフォーマンス・アドバイザの最後の実行ID。 このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
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使用上の注意
表示するOracle Streamsパフォーマンス・アドバイザの実行の範囲を指定するには、bgn_run_id
とend_run_id
の両方を使用してください。正の値を指定すると、先の実行から順に統計が表示されます。負の値を指定すると、後の実行からさかのぼって統計が表示されます。
たとえば、bgn_run_id
を1
に設定し、end_run_id
を10
に設定すると、最初の10個のOracle Streamsパフォーマンス・アドバイザの実行の統計が表示されます。
一方、bgn_run_id
を-1
に設定し、end_run_id
を-10
に設定すると、最後の10個のOracle Streamsパフォーマンス・アドバイザの実行の統計が表示されます。
関連項目: 取得と適用の複合による最適化の詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |