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Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス
11g リリース1(11.1)
E05686-02
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171 OWA_CACHE

OWA_CACHEパッケージは、PL/SQL GatewayキャッシュでPL/SQL Webアプリケーションの性能を向上できるようにするためのインタフェースを提供します。


関連項目:

このパッケージの実装の詳細は、次のマニュアルを参照してください。
  • 『Oracle Fusion Middleware Administrator's Guide for Oracle HTTP Server』

  • 『Oracle Fusion Middleware User's Guide for mod_plsql』


この章では、次の項目について説明します。


OWA_CACHEの使用方法


定数


OWA_CACHEサブプログラムの要約

表171-1 OWA_CACHEパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

DISABLEプロシージャ


指定した特定の要求に対するキャッシュを使用禁止にします。

GET_ETAGファンクション


キャッシュされた内容に関連するタグを戻します(検証テクニック・モデルのみで使用)。

GET_LEVELファンクション


キャッシュ・レベルを戻します(検証テクニック・モデルのみで使用)。

SET_CACHEプロシージャ


検証モデル・キャッシュ・タイプのキャッシュ・ヘッダーを設定します。

SET_EXPIRESプロシージャ


期限切れモデル・キャッシュ・タイプのキャッシュ・ヘッダーを設定します。

SET_NOT_MODIFIEDプロシージャ


変更なしキャッシュ・ヒットのヘッダーを設定します(検証テクニック・モデルのみで使用)。

SET_SURROGATE_CONTROLプロシージャ


Webキャッシュのサロゲート制御ヘッダーに使用するヘッダーを設定します。



DISABLEプロシージャ

このプロシージャは、指定した特定の要求に対するキャッシュを使用禁止にします。

構文

OWA_CACHE.DISABLE;

GET_ETAGファンクション

このファンクションは、キャッシュされた内容に関連するタグを戻します。検証テクニック・モデルのみで使用します。

構文

OWA_CACHE.GET_ETAG
  RETURN VARCHAR2;

戻り値

キャッシュ・ヒットのタグ。それ以外はNULLが戻されます。


GET_LEVELファンクション

キャッシュ・レベルを戻します。検証テクニック・モデルのみで使用します。

構文

OWA_CACHE.GET_LEVEL
  RETURN VARCHAR2;

戻り値

キャッシュ・ヒットのキャッシュ・レベル文字列('USER'または'SYSTEM')。それ以外はNULLが戻されます。


SET_CACHEプロシージャ

検証モデル・キャッシュ・タイプのキャッシュ・ヘッダーを設定します。

構文

OWA_CACHE.SET_CACHE(
   p_etag        IN       VARCHAR2,
   p_level       IN       VARCHAR2);

パラメータ

表171-2 SET_CACHEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

p_etag

指定した内容に関連するetag

p_level

キャッシュ・レベル('USER'または'SYSTEM')。


例外

次の場合はVALUE_ERRORがスローされます。


SET_EXPIRESプロシージャ

このプロシージャは、期限切れモデル・キャッシュ・タイプのキャッシュ・ヘッダーを設定します。

構文

OWA_CACHE.SET_EXPIRES(
   p_expires      IN       NUMBER,
   p_level        IN       VARCHAR2);

パラメータ

表171-3 SET_EXPIRESプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

p_expires

指定した内容の有効期間(分)。

p_level

キャッシュ・レベル('USER'または'SYSTEM')。


例外

次の場合はVALUE_ERRORがスローされます。


SET_NOT_MODIFIEDプロシージャ

このプロシージャは、変更なしキャッシュ・ヒットのヘッダーを設定します。検証テクニック・モデルのみで使用します。

構文

OWA_CACHE.SET_NOT_MODIFIED;

例外

etagが渡されていない場合は、VALUE_ERRORがスローされます。


SET_SURROGATE_CONTROLプロシージャ

このプロシージャは、Webキャッシュのサロゲート制御ヘッダーに使用するヘッダーを設定します。

構文

OWA_CACHE.SET_SURROGATE_CONTROL(
   p_value        IN       VARCHAR2);

パラメータ

表171-4 SET_SURROGATE_CONTROLプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

p_value

サロゲート制御ヘッダーとして渡される値。


例外

p_valueの長さが55よりも長い場合は、VALUE_ERRORがスローされます。