これはasoag033.gifの説明です。この図は、エンタープライズ・ロールの例を示しています。ここには、エンタープライズ・ロールが格納されるOracle Internet Directoryのディレクトリ情報ツリーの一部が示されています。ディレクトリ情報ツリーは、逆ツリーに似た階層構造です。このツリーには、ディレクトリ内のエントリが格納されます。

図の上部には、「Eastern Region」というアイデンティティ管理レルムがあります。このアイデンティティ管理レルムからOracleコンテキストが分岐しています。このOracleコンテキストは、Oracle製品情報をOracle Internet Directoryに格納するために特別に設計されたコンテナです。このOracleコンテキストから「Acme Widgets」というエンタープライズ・ドメインが分岐しています。このエンタープライズ・ドメインから「sales_manager」というエンタープライズ・ロールが分岐しています。sales_managerエンタープライズ・ロールには、「manage_leads」および「bonus_approval」の2つのデータベース・グローバル・ロールが含まれます。manage_leadsデータベース・グローバル・ロールは、Customer Relationship Management(CRM)データベースに定義されています。bonus_approvalグローバル・ロールは、財務データベースに定義されています。どちらのデータベースもAcme Widgetsエンタープライズ・ドメインに登録されます。データベースがエンタープライズ・ドメインに登録されると、データベースのエントリがディレクトリに作成されます。これにより、データベースはディレクトリにバインド(ログイン)できます。