OLAP_EXPRESSION_DATEは、OLAP_TABLEファンクションのコンテキスト内でOLAP DML日時式を動的に実行するSQLファンクションです。このファンクションを使用すると、戻り値としてカスタム・メジャーを取得できる他、WHERE句やORDER BY句内で使用してアナリティック・ワークスペースの問合せで返される結果セットを変更することもできます。
OLAP_EXPRESSION_DATEは日付データを返します。数値データ、ブール・データ、テキスト・データを返すには、OLAP_EXPRESSION、OLAP_EXPRESSION_BOOLまたはOLAP_EXPRESSION_TEXT SQLファンクションを使用します。
このファンクションを使用するときは、OLAP_TABLEで使用される制限マップにROW2CELL句を指定しておく必要があります。ROW2CELLには、OLAP単一行ファンクションで使用される情報をOLAP_TABLEが移入するRAW列を指定します。
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注意: OLAPワークシート内からはこのファンクションを実行できません。SQLワークシートなどのSQLツール内で実行してください。 |
返される内容
OLAP_TABLEによって返された表オブジェクトの各行に対するdate_expressionの評価。
OLAP_EXPRESSION_DATEは日付データを返します。数値データ、ブール・データ、テキスト・データを返すには、OLAP_EXPRESSION、OLAP_EXPRESSION_BOOLまたはOLAP_EXPRESSION_TEXTファンクションを使用します。
構文
OLAP_EXPRESSION_DATE(
r2c IN RAW(32),
date_expression IN VARCHAR2)
RETURN NUMBER;
パラメータ
制限マップのROW2CELL句で指定された列の名前。OLAP_TABLEの「ROW2CELL句」を参照してください。
日時を結果として返すOLAP DML式。
例
OLAP_EXPRESSIONおよびOLAP_EXPRESSION_BOOLで紹介されているOLAP単一行ファンクションの例を参照してください。