ヘッダーをスキップ
Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
  目次へ
目次
索引へ
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

COMMIT

COMMITコマンドは、SQL COMMIT文を実行するコマンドです。アナリティック・ワークスペース内で行った変更をCOMMITコマンドの実行時にコミットさせるにはまず、UPDATE文を使用してそのワークスペースを更新する必要があります。UPDATEによって、変更が一時的な作業領域からワークスペースが格納されているデータベース表へ移動します。表へ移動していない変更は、コミットされません。UPDATE文およびCOMMIT文を使用しない場合、セッション中に行ったアナリティック・ワークスペースへの変更はOracleセッションの終了時に廃棄されます。

データベース・セッション内でSQL COMMIT文を実行すると、セッションで行われたすべての変更(読取り/書込みアクセスでアタッチしたワークスペース内のすべての更新された変更を含む)がコミットされます。コミットされた変更はすべて、それ以降にワークスペースをアタッチする他のユーザーに対し表示されます。ただし、別のユーザーのUPDATE文およびCOMMIT文が、アタッチ済ワークスペースの使用中のビューに作用することはありません。


注意:

ユーザーの多くは、SQL*PlusまたはOLAP Worksheetを使用してDML文を実行します。これらのツールはどちらも、セッションの終了時に自動でCOMMIT文を実行します。

構文

COMMIT

例9-67 アナリティック・ワークスペースへのすべての変更の保存

次の文により、セッション内でそれまでに行われたアナリティック・ワークスペースへの変更がすべて永続的に保存されます。また、COMMITコマンドによって、Oracle OLAP外部のセッション内で行われたデータベースへの変更が保存されます。

UPDATE
COMMIT