MODEL.DEPRTプログラムは、各モデル方程式が依存する変数およびディメンション値がリストされるレポートを生成するプログラムです。ディメンションに依存している場合、レポートにはディメンションの名前が示されます。
構文
MODEL.DEPRT
例
例10-65 依存関係レポートの生成
MODEL.DEPRPTプログラムは、各モデル方程式に対する代入ターゲットおよびデータソースである変数とディメンション値がリストされた依存関係レポートを生成します。各方程式に対する代入ターゲットとそれぞれのデータソースが、個別の行にリストされます。ターゲットまたはデータソースがディメンション値の場合は、その行に角カッコで囲まれたアスタリスク([*]
)が付きます。
ターゲットまたはデータソースが修飾子に依存する場合は、レポートで修飾子のディメンションが特定され、依存のタイプが示されます。依存のタイプは、次のいずれかです。
LAG: 以前のディメンション値への一方向の依存
LEAD: 以後のディメンション値への一方向の依存
BOTH: 以前および以後の両方の値への双方向の依存
VARIABLE: モデルを実行したときの変数値に基づいて、以前または以後のいずれかの値への依存
QDR: 修飾データ参照
income.budget
モデルの依存関係レポートを生成する必要があるとします。次の文とレポートは生成のプロセスを示しています。
MODEL.DEPRPT income.budget MODEL INCOME.BUDGET <LINE MONTH> 2 [*](LINE OPR.INCOME): [*](LINE GROSS.MARGIN) [*](LINE MARKETING) 3 [*](LINE GROSS.MARGIN): [*](LINE REVENUE) [*](LINE COGS) 4 [*](LINE REVENUE): [*](LINE REVENUE)(LAG <MONTH>) 5 [*](LINE COGS): [*](LINE COGS)(LAG <MONTH>) 6 [*](LINE MARKETING): [*](LINE OPR.INCOME)(LAG <MONTH>)
文4、5および6のデータソースには、month
ディメンションに対するLAGの依存関係があります。