STDHDRプログラムは、レポート出力の各ページの上部に、Oracle OLAP標準ヘッダーを生成するプログラムです。
現行のページの標準ヘッダーは、2つの行で構成されています。最初の行には、左側に日付と時刻が、右側にページ番号が含まれます。2行目は空白です。
ヘッダー出力は、現行の出力ファイルに送信されます。
構文
STDHDR
注意
LSIZEの設定
LSIZEは、STDHDRを使用する前に最低でも値を29
に設定する必要があります。設定しない場合は、ヘッダーが完全に表示されません。26
より小さい値を設定すると、エラーが生成されます。LSIZEのデフォルトは、80
です。
カスタム・ヘッダーの作成
PAGINGがYES
に設定されている場合、Oracle OLAPは標準ヘッダーを出力の各ページの上部に自動的に挿入します。別のヘッダーを使用するには、ヘッダーを生成するプログラムを作成し、PAGEPRGオプションをそのプログラムの名前に設定する必要があります。標準ヘッダーに戻すには、PAGEPRGを'STDHDR'
に設定します(詳細は、PAGEPRGオプションを参照)。
ヘッダー・プログラムにおけるSTDHDRの使用
PAGEPRGを使用してヘッダー・プログラムを指定する場合でも、プログラムの一部としてSTDHDRを実行することにより、カスタム・ヘッダーで標準ヘッダーを使用できます。通常、STDHDRはカスタマイズしたヘッダーを生成する文の前に配置します。例10-151「レポートのカスタム・ヘッダーの作成」を参照してください。
STDHDRプログラム
STDHDRでは、次のようにHEADINGコマンドとCONVERTコマンドを使用します。
HEADING L W 8 <CONVERT(TODAY, TEXT,'<DD><MTXTL><YY>') TOD> - R W LSIZE-25 'Page ' L W 6 D 0 PAGENUM BLANK
例
例10-151 レポートのカスタム・ヘッダーの作成
レポートの各ページに、標準ヘッダーとカスタマイズしたタイトル「Annual Sales Report」を含めるとします。このために、report.headという小さいPAGEPRGプログラムを定義します。
DEFINE report.head PROGRAM PROGRAM CALL STDHDR HEADING WIDTH LSIZE CENTER 'Annual Sales Report' BLANK END
レポート・プログラムで、PAGINGをYES
に設定し、PAGEPRGオプションを'REPORT.HEAD'
に設定することにより改ページごとにこのプログラムを実行するように指定します(詳細は、PAGEPRGオプションを参照)。レポートを実行すると、標準ヘッダーとカスタム・ヘッダーの次の組合せが各ページに生成されます。
18Jan97 15:05:16 PAGE 1 Annual Sales Report