CHARLIST
CHARLISTファンクションは、1つの式をその値ごとに別の行にして、複数行のテキスト値に変換するファンクションです。
戻り値
NTEXT
式の場合はNTEXT
、それ以外の場合はTEXT
。
構文
CHARLIST(expression [dimensions])
引数
- expression
-
複数行のテキスト値に変換する式。式のデータ型がTEXT
またはNTEXT
以外である場合、その式はCHARLISTにより自動的にTEXT
に変換されます。
- dimensions
-
戻り値のディメンション。ディメンションを指定しないと、CHARLISTの戻り値は単一の値になります。戻り値に1つ以上のディメンションを指定すると、CHARLISTによって、指定したディメンションの現行のステータス・リストにある値ごとに複数行のテキスト値が返されます。各ディメンションは、式の実際のディメンションである必要があり、関連ディメンションやベース・ディメンションは指定できません。
例
例7-41 ワークスペース・オブジェクトの削除
NAMEディメンションを指定してCHARLISTを使用すると、ワークスペース・オブジェクトのリストを作成できます。ワークスペース内にあるすべてのワークシートなど、特定の種類のオブジェクトをすべて削除するとします。この場合、CHARLISTとアンパサンド(&
)を使用します。
LIMIT NAME TO OBJ(TYPE) EQ 'WORKSHEET'
DELETE &CHARLIST(NAME)
例7-42 営業成績最優秀者リストの作成
製品ごとの営業成績最優秀者の名前を、product
というディメンションを指定したテキスト変数であるproduct.memo
に格納してあるとします。ここでは、営業成績最優秀者のリストを製品別に作成します。この場合、まずproductでディメンション化された変数を作成し、次にCHARLISTとproductを組み合せて使用し、すべての営業成績最優秀者のリストを製品ごとに作成します。
DEFINE topsales VARIABLE TEXT <product>
topsales = CHARLIST(product.memo product)