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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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FILTERLINES

FILTERLINESファンクションは、作成したフィルタ式を複数行のテキスト式の各行に適用します。

戻り値

TEXTまたはNTEXT

このファンクションでは、TEXT値とNTEXT値を引数として使用できます。戻り値のデータ型は、引数として指定する値のデータ型によって次のように異なります。

構文

FILTERLINES(source-expression filter-expression)

引数

source-expression

filter-expressionに従って各行が変更される複数行のテキスト式。

filter-expression

source-expressionの各行に対してフィルタとして適用される式。フィルタ式の語は、ソース式の各行に対してFILTERLINESが実行する処理を指定します。

フィルタ式によってNAが生成されることがありますが、これはソース式の現行の行に対応する行が結果のテキスト式にないことを示します。

フィルタ式にVALUEキーワードを使用して、ソース式の現行の行を表すことができます。

注意

FILTERLINESの結果

FILTERLINESは、ソース式の各行に対するフィルタ式のアクションの結果である行で構成されるテキスト式を返します。フィルタ式は、入力ソース行のいずれかまたはすべてに対する複数行のテキストを返すことがあります。これらの行はフィルタ式によって再度処理されません。

例7-94 ファイル名からの拡張子の削除

次の例は、ファイル名のリストに対してFILTERLINESを使用して、拡張子のない同じファイル名のリストを生成します。

評価されるfilelistという名前の複数行のテキスト変数は、次のとおりです。

myfile1.txt
file2.txt
myfile3
file4.txt

次の文を発行します。

SHOW FILTERLINES(FILELIST -
   IF FINDCHARS(VALUE '.') GT 0 -
      THEN EXTCHARS(VALUE 1 FINDCHARS(VALUE '.') -1) -
      ELSE VALUE)

生成される出力は次のとおりです。

myfile1
file2
myfile3
file4