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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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INLIST

INLISTファンクションは、テキスト値のすべての行が別のテキスト値の行であるかどうかを判別します。通常、INLISTは、リスト(複数行のテキスト値の形式)のすべての行がマスター・リスト(別の複数行のテキスト値の形式)にあるかどうかを判断するために使用します。

INLISTでは、引数としてTEXT値およびNTEXT値を使用できます。1つの引数のみがNTEXTである場合、INLISTはファンクション操作を実行する前に、他の引数をNTEXTに自動的に変換します。

戻り値

BOOLEAN

構文

INLIST(masterlist list)

引数

masterlist

listの各行の比較対象とする複数行のテキスト式。

list

各行をmasterlistの行と比較する複数行のテキスト式。listのすべての行がmasterlistの行にある場合、INLISTは値YESを返します。listの1つ以上の行がmasterlistの行にない場合、INLISTは値NOを返します。

例7-118 リストとマスター・リストの比較

この例では、INLISTを使用して、1つのリストの各行がマスター・リストにあるかどうかを確認する方法を示します。この例のマスター・リストは、deptsという変数の複数行のテキスト値です。depts変数の値は、次のとおりです。

Marketing
Purchasing
Accounting
Engineering
Personnel

次のファンクション・コールは、テキスト・リテラルとして指定したリストをマスター・リストと比較します。戻り値はYESです。

INLIST(depts, 'Accounting\nPersonnel')

2番目のファンクション・コールの例として、次の値を持つ変数newlistを比較します。

Development
Accounting

これをdeptsのマスター・リストと比較します。戻り値はNOです。

INLIST(depts, newlist)