INSCOLSファンクションは、複数行のTEXT値の列に別のTEXT値のすべての列を挿入します。挿入される列は指定した列位置の後ろに配置され、各行の元の列は右に移動します。このファンクションは、挿入された列で構成された複数行のTEXT値を返します。
戻り値
TEXTまたはNTEXT
このファンクションでは、TEXT値とNTEXT値を引数として使用できます。戻り値のデータ型は、引数として指定する値のデータ型によって次のように異なります。
すべての引数がTEXT値である場合、戻り値はTEXTです。
すべての引数がNTEXT値である場合、戻り値はNTEXTです。
引数にTEXTとNTEXTの両方の値が存在する場合は、すべてのTEXT値がNTEXT値に変換されてからファンクションの演算が実行され、戻り値はNTEXTになります。
戻り値における行数は、text-expressionにおける行数と常に同じです。columnsのTEXT式の行がこれより少ない場合、INSCOLSはその式の最後の行を戻り値の後続の行で繰り返します。
構文
INSCOLS(text-expression columns [after])
引数
列を挿入する式。
各行に1つ以上の列を含む式。この式のすべての列がtext-expressionの対応する行に挿入されます。
列が挿入される前の列位置を表す0〜4,000のINTEGER
。各行における最初の文字の列位置は1です。afterを指定しない場合、挿入は各行の末尾から開始されます。1行の全体の長さは、シングルバイト文字の4,000列またはダブルバイト文字の2,000列を超えることができません。
text-expressionのある行における最後の文字よりも右側にくるafter列を指定した場合、戻り値の対応する行における間の列は空白で埋められます。
例