ヘッダーをスキップ
Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
  目次へ
目次
索引へ
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

INSCOLS

INSCOLSファンクションは、複数行のTEXT値の列に別のTEXT値のすべての列を挿入します。挿入される列は指定した列位置の後ろに配置され、各行の元の列は右に移動します。このファンクションは、挿入された列で構成された複数行のTEXT値を返します。

戻り値

TEXTまたはNTEXT

このファンクションでは、TEXT値とNTEXT値を引数として使用できます。戻り値のデータ型は、引数として指定する値のデータ型によって次のように異なります。

戻り値における行数は、text-expressionにおける行数と常に同じです。columnsのTEXT式の行がこれより少ない場合、INSCOLSはその式の最後の行を戻り値の後続の行で繰り返します。

構文

INSCOLS(text-expression columns [after])

引数

text-expression

列を挿入する式。

columns

各行に1つ以上の列を含む式。この式のすべての列がtext-expressionの対応する行に挿入されます。

after

列が挿入される前の列位置を表す0〜4,000のINTEGER。各行における最初の文字の列位置は1です。afterを指定しない場合、挿入は各行の末尾から開始されます。1行の全体の長さは、シングルバイト文字の4,000列またはダブルバイト文字の2,000列を超えることができません。

text-expressionのある行における最後の文字よりも右側にくるafter列を指定した場合、戻り値の対応する行における間の列は空白で埋められます。

例7-121 テキスト列の挿入

次の例では、カラー・コード(複数行のTEXT値itemcolorに格納)を、itemidテキスト値に格納される項目識別子に挿入します。列は列3の後ろに挿入します。

itemcolor値は、次のとおりです。

Blu
Red
Gre
Ora

itemid値は、次のとおりです。

542-Fra
379-Eng
968-USA
369-Can

INSCOLSファンクションをコールします。

INSCOLS(itemid itemcolor 3)

次の値が戻されます。

542Blu-Fra
379Red-Eng
968Gre-USA
369Ora-Can