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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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JOINCHARS

JOINCHARSファンクションは、複数の非NA式を単一行テキストとして結合します。JOINCHARSは、結合するテキストから改行を削除します(改行を維持するには、INSCHARSを使用します)。

結合される行の長さが4,000バイトを超える場合、JOINCHARSは自動的に改行して残りの文字を次の行に移します。ダブルバイト文字の2バイトの間で改行が発生する場合、JOINCHARSはダブルバイト文字を分割せず、かわりに、ダブルバイト文字の2バイトとも次の行に移します。


ヒント:

マルチバイト・キャラクタ・セットを使用している場合、JOINCHARSファンクションのかわりにJOINBYTESファンクションを使用できます。

戻り値

TEXTまたはNTEXT

戻り値のデータ型は、引数として指定する値のデータ型によって次のように異なります。

構文

JOINCHARS(first-expressionnext-expression...)

引数

first-expression

JOINCHARSがnext-expressionに結合する式。first-expressionのデータ型がTEXTまたはNTEXT以外である場合、JOINCHARSはそれをTEXTに変換します。

next-expression...

first-expressionと結合する1つ以上の式。連結する式のデータ型がTEXTまたはNTEXT以外である場合、JOINCHARSはそれをTEXTに変換します。

例7-136 JOINCHARSを使用した値の連結

この例は、JOINCHARSを使用して、2つの変数name.productおよびpriceの現行値をテキストとして組み合せる方法を示します。変数priceのデータ型はDECIMALです。ただし、JOINCHARSはその値を他のテキスト値と結合するために自動的にTEXTに変換します。

LIMIT product TO 'Canoes'
LIMIT month TO 'Dec96'

JOINCHARSファンクションをコールします。

JOINCHARS('Current Price for ' name.product ' is:  $' price)

次の値が戻されます。

Current Price for Aluminum Canoes is:  $200.03