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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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RESERVED

RESERVEDファンクションは、OLAP DMLパーサーで定義されている予約済の語をすべて一覧表示したり、指定する語がOLAP DMLパーサーで定義済かどうかを示したりできます。「その他の予約語」で説明するように、他にも予約されている語があります。

戻り値

複数行のテキスト式またはBOOLEAN。引数を指定したかどうかによって決まります。

構文

RESERVED [(word-expression)]

引数

word-expression

OLAP DMLで予約済かどうかわからない語を表すテキスト式。word-expressionを指定すると、RESERVEDファンクションは、指定した語がOLAP DMLで予約されているかどうかを示すBOOLEAN値を返します。引数を指定しない場合は、OLAP DMLのすべての予約語を表すTEXT値(各行に1語)を返します。

注意

その他の予約語

RESERVEDファンクションは、OLAP DMLパーサーに定義済の語のみを認識します。この中には、EXPRESSアナリティック・ワークスペースにあるオプション・オブジェクトやその他のオブジェクトの名前は含まれません。これらのオブジェクトの名前もOracle OLAPで予約されていますが、RESERVEDファンクションでは認識されません。これらのオブジェクトの名前を確認するには、次の文を実行します。

AW ATTACH EXPRESS
LISTNAMES

予約済のNA

引数に対してNA(該当しない語)を指定すると、RESERVEDファンクションはNOを返します。NA自体を指定すると、RESERVEDファンクションはYESを返します。

大文字と小文字の区別

RESERVEDファンクションが返す予約語のリストには、すべてが大文字の語と大文字と小文字が混在している語があります。すべてが大文字の語は、その語が1語として予約されています。大文字と小文字が混在している語は、大文字で表示されている部分まで短縮できます。その同じ大文字の部分を含む他の語も予約されています。たとえば、RESERVEDで返されるリストにCODEVERsionという語があります。この語では、codevercodeversicodeversiocodeversionのすべてが予約されています。ただし、codeveは予約されていません。

例8-80 予約語かどうかの判別

次の例は、ある語がOLAP DMLで予約されているかどうかを判別するRESERVEDファンクションの使用方法を示します。

ファンクション・コール

SHOW RESERVED('update')

戻り値

YES