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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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STARTOF

STARTOFファンクションは、DAY、WEEK、MONTH、QUARTERまたはYEAR型のディメンションの期間の開始日を返します。


重要:

このファンクションは、DAY、WEEK、MONTH、QUARTERまたはYEAR型のディメンションでのみ使用できます。TEXT型の階層ディメンションとして実装されている時間ディメンションには使用できません。

戻り値

DATEまたはテキスト

構文

STARTOF(dwmqy-dimension)

引数

dwmqy-dimension

DAY、WEEK、MONTH、QUARTERまたはYEAR型のディメンション。この型のディメンション間に独自のリレーションを明示的に定義している場合、ここでその時間リレーションの名前を使用できます。

注意

STARTOFの機能

STARTOFは、ディメンションの現行のステータス・リストの最初にある期間の最初の日を返します。

フェーズ化された期間または複数の期間

STARTOFは、特にディメンションにデフォルトと異なるフェーズがある場合、または期間が複数の週や年で構成されている場合に便利です。たとえば、ディメンションに複数の4週間の期間がある場合、STARTOFファンクションは特定の4週間の開始日を特定します。

STARTOFから返される結果の書式

STARTOFが返す結果が表示されるとき、その日付はDATEFORMATオプションの日付テンプレートに従って書式化されます。曜日や月の名前を日付テンプレートで使用している場合は、DAYNAMESオプションで指定した曜日の名前や、MONTHNAMESオプションで指定した月の名前が使用されます。STARTOFから返される結果は、DATE値が予期される箇所ではどこででも使用できます。

期間の有効な最終日の取得

期間の最終日を返すファンクションはENDOFファンクションです。

例8-103 会計年度開始日の検索

次の文は、年ディメンション(6月で終了する会計年度で、FYEARという名前)を定義し、年の書式を指定し、1996〜1998年の会計年度のディメンション値を追加し、各会計年度の開始日をレポートします。

DEFINE fyear DIMENSION YEAR ENDING June
VNF 'FY<ff>'
MAINTAIN fyear ADD '30JUN96' '30JUN98'
REPORT W 14 STARTOF(fyear)

これらの文によって生成される出力は次のとおりです。

FYEAR          STARTOF(FYEAR)
---------      --------------
FY96           01JUL95
FY97           01JUL96
FY98           01JUL97