CALENDARWEEKオプションは、週の番号を実際の暦年と整合させるかどうかを決定するオプションです。
注意: このオプションは、WEEK型のディメンションでのみ使用できます。 |
データ型
BOOLEAN
構文
CALENDARWEEK = {YES|NO}
引数
(デフォルト)週の番号を暦年と整合させるよう指定します。たとえば、WEEK型のディメンションを定義した場合、Oracle OLAPでは、暦年の最初の週が週1、暦年の2番目の週が週2となるように、WEEKディメンションの値に番号が付けられます。週の番号は、WEEKディメンションの定義で指定されている開始日または終了日にかかわらず、暦年の週と整合します。
週の番号を暦年と整合させないよう指定します。そのかわりに、週の番号は、WEEKディメンションの定義で指定されている日付と整合するように付けられます。たとえば、WEEK型のディメンションを開始日と終了日を指定して定義すると、このディメンションの値には、ディメンション定義の日付に対応する週が週1
、次の週が週2
となるように番号が付けられます。
注意
会計年度
CALENDARWEEKをNO
に設定すると、週の番号1は、DEFINE DIMENSION文で指定した日付で始まる週または終わる週に割り当てられます。次に、この週の番号は、最初の週の開始日が暦年の1月1日以降の会計年度に割り当てられます。たとえば、開始日が02Jan1996
(終了日が08Jan1996
)のWEEK型のディメンションを定義すると、開始日が02Jan1996
の週が会計年度1997
の週1
とみなされます。これとは対照的に、ディメンションの開始日を02Jan1995
から01Jan1996
の間と指定した場合、この日に始まる週は、会計年度1996
の週1
になります。
例
例6-7 週の番号と暦年との整合
次の文によって、WEEK型のディメンションとその終了日が定義され、そのディメンションに値が追加されてレポートが生成されます。
DEFINE week dimension WEEK ENDING '18Jan97' MAINTAIN week ADD '21Dec96' '25Jan97' REPORT W 22 CONVERT(week DATE)
これらの文によって生成される出力は次のとおりです。
WEEK CONVERT(WEEK DATE) -------------- -------------------- w51.96 21Dec96 w52.96 28Dec96 w1.97 04Jan97 w2.97 11Jan97 w3.97 18Jan97 w4.97 25Jan97
例6-8 週の番号と指定した終了日との整合
次の文によって、CALENDARWEEKオプションがNO
に設定され、週の番号は、「週の番号と暦年との整合」でのweek
ディメンションの定義で指定されている終了日と整合します。
CALENDARWEEK = NO REPORT W 22 CONVERT(week date)
これらの文によって生成される出力は次のとおりです。
WEEK CONVERT(WEEK DATE) -------------- -------------------- w50.97 21Dec96 w51.97 28Dec96 w52.97 04Jan97 w53.97 11Jan97 w1.98 18Jan97 w2.98 25Jan97