COMMASオプションは、数値の出力における3桁区切り(千桁および百万桁など)の使用を制御するオプションです。区切り文字は通常カンマですが、NLS_TERRITORYの設定によっては異なる場合があります。3桁区切りに使用されている現行の文字を記録するには、THOUSANDSCHARオプションを使用します。COMMASオプションは、数値の出力に3桁区切りを表示するかどうかを制御するものです。
COMMASは、ROW、HEADING、REPORT、SHOWなど、出力を生成するすべてのコマンドに影響します。
注意: HEADING、REPORTまたはROWコマンドのCOMMA属性およびNOCOMMA属性を使用することで、COMMAの設定を無効にできます。 |
データ型
BOOLEAN
構文
COMMAS = {NO|YES}
引数
数値の出力に3桁区切りは使用されません。
(デフォルト)数値の出力に3桁区切りが使用されます。
例
例6-10 カンマを使用しない数値データの表示
販売された商品の原価を、データ値にカンマを使用せずに参照するとします。この場合、レポートを生成する前に、COMMASをNO
に設定します。
COMMAS = NO LIMIT line TO 'Cogs' LIMIT month TO 'Jan96' 'Feb96' REPORT DOWN division ACROSS month: DECIMAL 0 actual
これらの文によって生成される出力は次のとおりです。
LINE: COGS -----ACTUAL------ ------MONTH------ DIVISION Jan96 Feb96 -------------- -------- ---------- Camping 368044 385120 Sporting 287558 315299 Clothing 567767 610727