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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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DECIMALOVERFLOW

DECIMALOVERFLOWオプションは、算術演算の結果が有効範囲外となる場合に、その結果を制御するオプションです。10進数は、仮数および指数として格納されます。計算の結果が非常に大きく、10進表現の指数部分では表しきれない場合、10進オーバーフローが発生します。

データ型

BOOLEAN

構文

DECIMALOVERFLOW = YES|NO

引数

YES

オーバーフローを許可します。オーバーフローが発生する計算はエラーなしで実行されます。計算の結果はNAとして返されます。

NO

(デフォルト)オーバーフローを許可しません。オーバーフローが発生する計算は実行が停止され、エラー・メッセージが表示されます。

例6-19 DECIMALOVERFLOWの影響

この例では、DECIMALOVERFLOWオプションの値を変更した場合の影響を示します。

DECIMALOVERFLOWをデフォルト値のNOに設定したままで、次のようなSHOW文を実行すると、エラーが発生します。

SHOW 1000000.0 ** 133

DECIMALOVERFLOWの値をYESに変更して同じ文を実行すると、エラーは起こらず、演算の結果としてNAが返されます。次の文を発行します。

DECIMALOVERFLOW = YES
SHOW 1000000.0 ** 133

生成される結果は次のとおりです。

NA