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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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POUTFILEUNIT

POUTFILEUNITオプションは、次に示す多数のOLAP DML文の実行に関するステータス情報の出力先を指定します。

AGGREGATEコマンド
AGGREGATEファンクション
ALLOCATE
CLEAR
AW ATTACH
AW DETACH
UPDATE
IMPORT
EXPORT

OLAP DML文をSQLを介して実行した場合、POUTFILEUNITオプションを使用すると、SQLコールの実行が完了するまで待機するかわりに、文の進行に応じて実行されている作業を参照できます。

構文

POUTFILEUNIT =  -1 |fileunit

引数

-1

(デフォルト)Oracle OLAPでは現在データのログを記録していないことを指定します。

fileunit

開かれているディスク・ファイルなど、操作の進行に関する情報の出力先を指定します。fileunitは、OUTFILEUNITオプションの値でも、FILEOPENファンクションの結果でもかまいません。

注意

POUTFILEUNITの設定をfileunitから-1に変更する

POUTFILEUNITの値をfileunitから-1に変更すると、fileunitによって指定したファイルとPOUTFILEUNITとの関連付けが解除され、そのファイルへのログ出力が一時停止されます。ただし、そのファイルが閉じられるわけではありません。別のPOUTFILEUNITを発行することによって、そのファイルへのログ出力を再開できます。

ログ出力を停止する前にファイルを閉じるには、FILECLOSEPOUTFILEUNITを発行してから、POUTFILEUNITの値をfileunitから-1に変更します。

ALLOCATEおよびAGGREGATEから送られる情報

ALLOCATE、AGGREGATEコマンドおよびAGGREGATEファンクションから送られる情報の種類は、次のとおりです。

例6-91 FILEOPENを使用したファイルのオープン

この例では、FILEOPEN文は、userfilesディレクトリ・オブジェクトのprogress.txtという名前のファイルを開き、そのファイル・ハンドルをPOUTFILEUNITオプションに返します。そのファイルは、AGGREGATEコマンドからステータス・メッセージを受け取ります。集計が完了すると、FILECLOSE文がファイルを閉じます。

POUTFILEUNIT=FILEOPEN('userfiles/progress.txt' WRITE)
AGGREGATE sales units USING gpct.aggmap
FILECLOSE POUTFILEUNIT

例6-92 OLAP Worksheetの進行の表示

次の文は、POUTFILEUNITを現行の出力ファイルの出力先に設定します。現行の出力ファイルの出力先がOLAP Worksheetウィンドウの場合、操作が完了するまで、セッション中に他の作業を実行できないことに注意してください。

POUTFILEUNIT=OUTFILEUNIT