RECURSIVEオプションは、計算式または$NATRIGGER式がそれ自身をコールする機能を制御します。
構文
RECURSIVE = {YES|NO}
引数
YES
を指定すると、計算式または$NATRIGGER式がそれ自身をコールできます。計算の再帰法を使用する計算式または$NATRIGGERプロパティの式を定義する場合に、このオプションをYES
に設定します。
(デフォルト)NO
を指定すると、計算式または$NATRIGGER式がそれ自身をコールできません。再帰的計算式または$NATRIGGER式を評価しようとすると、RECURSIVEオプションが現在NO
に設定されていることを示すエラー・メッセージが表示されます。ワークスペースに再帰的計算式または$NATRIGGER式が格納されるまで、無限ループ動作を引き起こす可能性のあるエラーを検出するために、このオプションはNO
に設定したままにしてください。
注意
計算式および$NATRIGGER式のみが対象
RECURSIVEをYES
に設定した場合、計算式および$NATRIGGEプロパティ式のみが影響を受けます。このオプションはプログラムには影響しません。つまり、プログラムが$NATRIGGER式でないかぎり、RECURSIVEオプションの設定にかかわらず、プログラムは再帰的に実行されます。$NATRIGGER式は、RECURSIVEオプションがYES
でないかぎり、それ自身をコールできません。
$NATRIGGERの再帰の制限
TRIGGERMAXDEPTHオプションを設定すると、$NATRIGGERプロパティ式の再帰の深さを制限できます。このオプションでは、同時に実行される$NATRIGGER式の最大数が設定されます。