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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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ROOTOFNEGATIVE

ROOTOFNEGATIVEオプションは、負数の根を取得しようとした場合の結果を決定します。

データ型

BOOLEAN

構文

ROOTOFNEGATIVE = YES|NO

引数

YES

負数の根の取得が許可されます。つまり、負数の根を取得しようとする文は、エラーにならずに実行されます。ただし、その結果はNAになります。ディメンション化された変数または式を使用する場合、ROOTOFNEGATIVEをYESに設定すると、負数の値が少ないときには式のほとんどの値の根を取得できます。

NO

(デフォルト)負数の根の取得が許可されません。負数の根を取得しようとする文は実行が停止し、エラー・メッセージが生成されます。

注意

非整数での累乗

数値を非整数で累乗すると(たとえば、5 ** 0.314 ** 2.7)、根が取得されます。

例6-96 ROOTOFNEGATIVEの影響

次の例は、ROOTOFNEGATIVEオプションの値を変更したことによる影響を示します。変数TESTNUMBERは値-56を持ちます。次のように、ROOTOFNEGATIVEオプションをデフォルト値NOのままSHOW文を実行すると、平方根を取得しようとした結果、エラー・メッセージが生成されます。

SHOW SQRT(testnumber)

ROOTOFNEGATIVEをYESに変更すると、同じ文がエラーにならずに実行されます。

ROOTOFNEGATIVE = YES
SHOW SQRT(testnumber)

次の結果が生成されます。

NA