SPARSEINDEXオプションは、コンポジットが値のロードおよびアクセスで使用する索引アルゴリズムのタイプを制御します。名前付きコンポジットを定義するとき、または名前のないコンポジットを作成するときのSPARSEINDEXの値であり、そのコンポジットがデフォルトで使用するアルゴリズムのタイプが決まります。DEFINE COMPOSITE文で索引アルゴリズムを指定すると、SPARSEINDEXオプションで指定されているデフォルトのアルゴリズムが上書きされます。
索引アルゴリズムの選択が重要になるのは、パフォーマンスの問題に留意する場合のみです。いずれの推奨事項も、このマニュアルが対応しているOracle OLAPのリリースに関するものです。CHGDFN文を使用してコンポジットのアルゴリズムを変更すると、アルゴリズムごとにパフォーマンスにどのような影響を及ぼすのかをテストできます(たとえば、データをロードする前など)。
データ型
TEXT
構文
SPARSEINDEX = {'BTREE'|'HASH'}
引数
コンポジットに対して推奨される標準的な索引付けメソッド。上級ユーザー以外はBTREEを使用してください。BTREEは類似する値をグループ化するため、アクセスの局所性に優れています。BTREEがデフォルトのアルゴリズムです。
コンポジットが持つベース・ディメンションが2つまたは3つのみである場合にかぎり使用できる標準の索引付けメソッド。一般的に、HASHをコンポジットに対して使用することは推奨されません。HASHを使用すると巨大な索引表が作成されるため、メモリーに読め込めない場合があるためです。
例