| Oracle Universal InstallerおよびOpatchユーザーズ・ガイド 11gリリース1(11.1) for Microsoft Windows and UNIX Systems E05707-05 |
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次の各項では、Oracle Universal Installerで複数言語と国際化がどのようにサポートされるかについて説明します。
Oracle Universal Installerは、オペレーティング・システムの言語で実行されます。Oracle Universal Installerは、Javaで検出された言語、システムのロケール値を使用し、それをデフォルト言語に設定します。Oracle Universal Installerのダイアログは、この言語で表示されます(使用可能な場合)。Oracle Universal Installerの特定のダイアログがオペレーティング・システムの言語に翻訳されていない場合、それらのダイアログは英語で表示されます。
Oracle Universal Installerは、oraparam.iniファイルで変数NLS_ENABLEDがTRUEに設定されている場合にのみ、翻訳されたGUIを表示します。NLS_ENABLED変数がFALSEに設定されている場合、テキストはすべて英語で表示されます。
インストールされる製品に対して複数の言語が定義されている場合、Oracle Universal Installerでは、「言語」ボタン(複数のトップレベル・コンポーネントがある場合は、「使用可能な製品」ページに表示される)を通じてすべてのインストール・タイプの言語を選択できます。
言語の選択は、インストールされるトップレベル・コンポーネントに対して行われます。トップレベル・コンポーネントは、製品の選択ダイアログで選択される製品であり、各インストール・セッションに対して1つ存在します。いずれかのサブコンポーネント(トップレベル以外)に、ユーザーが選択した言語用に定義されているファイルがない場合は、英語のみがインストールされます。ユーザーの選択またはオペレーティング・システム言語に関係なく、英語のファイルはすべてのコンポーネントに対して常にインストールされます。
インストール時に、Oracle Universal Installerは各ファイルおよびファイル・グループの言語リストを調べて、コピーが必要なファイルを判断します。
表8-1に示すように、Oracle Universal Installer製品は9つの言語に翻訳されており、これにはOracle Universal Installerのすべての汎用ダイアログも含まれます。インストールの一部を構成するすべてのカスタム・ダイアログおよび製品固有情報は、個別に翻訳およびステージングされる必要があります。
Oracle Universal Installer 11.1では、インストール後の言語変換の追加がサポートされます。Oracle Universal Installerを-addLangsモードで起動することで、特定の言語でOracle製品のバージョンを起動して実行できるようになりました。
Oracle Universal Installerを使用してインストールの言語を変更するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを実行します。
./runInstaller -addLangs
「ようこそ」ページに言語アドオン固有のメッセージが表示されます。
「次へ」をクリックします。「ホームの詳細の指定」ページが表示されます。
言語を追加する製品を含むホームの名前およびフルパスを選択し、「次へ」をクリックします。「言語の選択」ページが表示されます。
Oracle製品をアップグレードする言語を選択し、「次へ」をクリックします。プリファレンスのスナップショットを表示する「サマリー」ページが表示されます。
プリファレンスを確認し、「インストール」をクリックします。言語が正常に更新された後、言語のアップグレードの終了ページが表示されます。
「終了」をクリックします。