この図は、プライマリ・サイトとセカンダリ・サイトから構成される、Oracle ClusterwareおよびOracle Data Guardアーキテクチャを示しています。図の上部に3つのクライアントがあり、プライマリ・サイトの複数のアプリケーション・サーバーにWANトラフィック・マネージャ経由でリクエストを送信しています。
図の左側のプライマリ・サイトには、Oracle Application Server、2つのデータベース・ノード(アクティブとパッシブ)およびOracle Databaseがあります。図の右側のセカンダリ・サイトの構成も同様ですが、アプリケーション・サーバーはWANトラフィック・マネージャと点線で結ばれています。これは、アプリケーション・サーバーがこの時点でクライアント・リクエストをアクティブに処理していないことを示しています。プライマリ・サイトとスタンバイ・サイトは専用ネットワークで接続されています。プライマリ・サイトからスタンバイ・サイトへの矢印は、Oracle Data GuardがREDOデータをプライマリ・データベースからスタンバイに送信し、スタンバイ・データベースがトランザクション的に同期化されていることを示します。プライマリ・サイトのアプリケーション・サーバーとスタンバイ・サイトのアクティブなノードを結ぶ実線は、リアルタイム問合せが行われていることを示しています。
この図にOracle Clusterwareは示されていません。これは、Oracle Clusterwareソフトウェアを使用すると、複数のサーバーが単一サーバーのように連携して透過的に機能し、ユーザー・アプリケーションとOracleデータベースの可用性を管理できるためです。
説明終了。