この図は、スイッチオーバー操作中のData Guard構成を示しています。サンフランシスコのデータベース(元はプライマリ・データベース)はスタンバイ・ロールに変更されましたが、ボストンのデータベースはまだプライマリ・ロールに変更されていません。この時点では、サンフランシスコおよびボストンの両方のデータベースがスタンバイ・ロールで動作しています。

以前、サンフランシスコのデータベースに読取り/書込みトランザクションを送信していたアプリケーションでは、読取り/書込みトランザクションをボストンのデータベースへ送信する準備が行われています。ボストンのスタンバイ・データベースでは、スタンバイ・データベース・オンラインREDOログとローカル・アーカイブREDOログが、まだ生成されています。ただし、Oracle Netネットワーク上では、REDOログが送受信されていません。両方のスタンバイ・データベースでは、読取り専用モードでの操作が可能です。