この図は、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースからなるブローカ構成を示します。この図の最上部には、Data Guard環境を管理する、Data Guardコマンドライン・インタフェース(DGMGRL)およびOracle Enterprise Managerのユーザー・インタフェースを表すターミナルが表示されています。
この図では、プライマリ・データベース上に、プライマリ・データベース、Oracle Data Guardモニター(DMON)、オンラインREDOログ・ファイルおよびアーカイブREDOログ・ファイルの主要コンポーネント、およびREDO転送サービスが示されています。また、プライマリ側のスタンバイREDOログ・ファイルは、異なる輪郭線で描かれています。このスタンバイREDOログが異なる輪郭線で描かれているのは、現在有効でないけれども、スタンバイ・ロールへのスイッチオーバーのために構成され準備されていることを示すためです。
スタンバイ・データベースには、スタンバイ・データベース、ログ適用サービス、Data Guardモニタ、アーカイブREDOログ・ファイル、およびREDOログ・ファイルのコンポーネントが含まれています。また、オンラインREDOログ・ファイルも異なる輪郭線で描かれています。オンラインREDOログは、ロジカル・スタンバイ・データベースである場合にのみ使用されます。最後に、プライマリ・データベースおよびスタンバイ・データベース上のDMONプロセスが、Oracle Netを介して相互に通信している様子が示されています。