この図は、SQL MODELの処理フローを示しています。この図で使用されているSQL文は次のとおりです。
MODEL
DIMENSION BY (prod, year)
MEASURES (sales s)
RULES UPSERT
s[ANY, 2000] = s[CV(prod), CV(year -1)*2], -- ルール1
s[vcr, 2000] = s[vcr, 2001 + s[vcr, 2000], -- ルール2
s[dvd, 2002] = AVG(s)[CV(prod), year < 2001]) -- ルール3
処理フローは次のとおりです。
MODEL句への入力となる問合せ結果は、vcrの2001年の売上9、dvdの2001年の売上0
prod/yearの配列として、1999年、2000年、2001年にそれぞれ対応する値が、vcrは1、5、9、dvdは2、6、0、tvは3、7、1、pcは4、8、2となる配列を定義
ルール1の適用により、2000年について、値がvcr=2、dvd=4、tv=6、pc=8に変化
ルール2の適用により、2002年について、値がvcr=11に変化
ルール3の適用により、2002年について、値がdvd=3に変化
MODEL句の結果を(vcr, 2001, 9)、(dvd, 2001, 0)、(vcr, 2002, 11)および(dvd, 2002, 3)の各行に変換