この図は、伝播中の行の移行に対する次の処理を示しています。

  1. ユーザーが、表に対して次の更新を実行します。

    UPDATE hr.employees SET department_id=80 WHERE employee_id=190;
    
  2. 更新前、employee_id190である従業員のdepartment_id50でした。

  3. ソース・データベースが変更をREDOログに記録します。

  4. 取得プロセスが、変更を取得して、LCRとしてソース・データベースでエンキューします。

  5. 変更がサブセット・ルールを満たしているため、伝播によってLCRがデキューされ、UPDATEDELETEに変換されます。

  6. 伝播によって、変換済LCRが宛先データベースのキューに伝播されます。

  7. 適用プロセスが変更をデキューし、hr.employeesサブセット表からのDELETEとして適用します。このサブセット表には、department_id50である従業員の行のみが含まれます。