この図は、ソースと宛先データベースの間で共有されている、データ依存性を持つメッセージを示しています。ソース・データベースでは、2つのセッションが次の順序でメッセージをエンキューしています。
セッション1が、トランザクションT1の一部としてメッセージe1をエンキューします。メッセージe1には、hr.departments
表への行の挿入が含まれます。
セッション2が、トランザクションT2の一部としてメッセージe2をエンキューします。メッセージe2には、hr.employees
表への、employee_id
が207
である従業員の行の挿入が含まれます。
セッション1が、トランザクションT1の一部としてメッセージe3をエンキューします。メッセージe3には、hr.employees
表の、employee_id
が207
である従業員の行の更新が含まれます。
セッション3が、ソース・データベースから宛先データベースにメッセージをデキューします。メッセージは、次の順序でデキューされます。
メッセージe1がデキューされ、変更が正常に適用されます。
メッセージe3がデキューされ、employee_id
が207
である従業員のデータが検出されなかったためにエラーが発生します。
メッセージe2がデキューされ、変更が適用されます。hr.employees
表のemployee_id
が207
である従業員の情報が不適切であるという結果になります。