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Oracle Streams概要および管理
11g リリース1(11.1)
E05775-02
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用語集

ANYDATAキュー(ANYDATA queue)

タイプがANYDATAキュー。このキューは、ANYDATAラッパーでラップされた様々なタイプのメッセージをステージングできます。

「型付きキュー」も参照。

DDLハンドラ(DDL handler)

DDL LCRを処理する適用ハンドラです。

「DDL論理変更レコード(DDL LCR)」も参照。

DDL論理変更レコード(DDL logical change record: DDL LCR)

データ定義言語(DDL)変更を記述する論理変更レコード(LCR)です。

DMLハンドラ(DML handler)

行LCRを処理する適用ハンドラです。

「行論理変更レコード(行LCR)」も参照。

LCR

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

LOBアセンブリ(LOB assembly)

DMLハンドラおよびエラー・ハンドラのオプションで、LOB列のある単一の行に対する変更により発生した複数の行LCRを単一の行LCRにアセンブルします。LOBアセンブリにより、DMLハンドラおよびエラー・ハンドラでLOB列のある行LCRの処理が簡略化されます。

LogMinerデータ・ディクショナリ(LogMiner data dictionary)

取得中の変更の詳細を確認するために、取得プロセスにより使用される個別のデータ・ディクショナリです。ソース・データベースのプライマリ・データ・ディクショナリは、取得プロセスによりスキャンされたREDOデータと同期していない可能性があるため、LogMinerデータ・ディクショナリが必要です。

Oracle Streamsクライアント(Oracle Streams client)

Oracle Streams環境で作業を実行するメカニズムで、ルール・エンジンのクライアントです(メカニズムが1つ以上のルール・セットに関連している場合)。Oracle Streams クライアントには、取得プロセス伝播適用プロセスおよびメッセージ・クライアントが含まれます。

Oracle Streamsデータ・ディクショナリ(Streams data dictionary)

特定のソース・データベースからのデータベース・オブジェクトを追跡するために、伝播および適用プロセスにより使用される個別のデータ・ディクショナリです。

Oracle Streamsのトポロジ(Oracle Streams topology)

Oracle Streams環境のデータベース、データベースで構成されるOracle Streamsコンポーネント、およびコンポーネント間のメッセージ・フローの表現。

Oracle Streamsプール(Oracle Streams pool)

Oracle Streamsで使用されるシステム・グローバル領域(SGA)にあるメモリーです。Oracle Streamsプールは、バッファ・キューメッセージをメモリーに格納し、取得プロセス適用プロセスにメモリーを提供します。

アーカイブ・ログ・ダウンストリーム取得プロセス(archived-log downstream capture process)

ソース・データベースからダウンストリーム・データベースにコピーされたアーカイブREDOログ・ファイルの変更を取得するダウンストリーム取得プロセスです。

アクション・コンテキスト(action context)

ルールがメッセージに対して評価される際に、ルール・エンジンのクライアントによって解釈されるルールに関連付けられたオプションの情報です。

値の依存性(value dependency)

一意キーなどの表制約、または2つ以上の表の列間の関連を定義する仮想依存性定義です。

宛先キュー(destination queue)

ソース・キューから伝播により伝播されたメッセージを受信するキューです。

宛先データベース(destination database)

メッセージがコンシュームされるデータベースです。メッセージがコンシュームされるのは、伝播または適用プロセスにより暗黙的にキューからデキューされた場合か、アプリケーション、メッセージ・クライアントまたはユーザーにより明示的にデキューされた場合です。

「コンシューム」も参照。

暗黙的コンシューム(implicit consumption)

キューのメッセージ適用プロセスによって自動的にデキューされます。

暗黙的取得(implicit capture)

メッセージが、取得プロセスまたは同期取得によって自動的に取得され、キューにエンキューされます。

異機種間での情報の共有(heterogeneous information sharing)

Oracle DatabaseとOracle以外のデータベース間で情報を共有することです。

インスタンス化(instantiation)

ソース・データベースでインスタンス化するためにデータベース・オブジェクトを準備するプロセス。オプションで、ソース・データベースから宛先データベースへのデータベース・オブジェクトのコピーや、インスタンス化された各データベース・オブジェクトのインスタンス化SCNの設定が可能です。

インスタンス化SCN(instantiation SCN)

ソース・データベースでそのSCNの後にコミットされた変更のみが適用プロセスにより適用されることを指定する、表のシステム変更番号(SCN)です。

永続LCR(persistent LCR)

ANYDATAキュー永続キュー部分にエンキューされる論理変更レコード(LCR)。永続LCRは次のいずれかの方法でエンキューできます。

永続キュー(persistent queue)

メモリーではなくハード・ディスク上のキュー表のみにメッセージを格納するキューの一部です。

永続ユーザー・メッセージ(persistent user message)

永続キューにエンキューされるユーザー定義型のLCR以外のメッセージ。永続ユーザー・メッセージは次のいずれかの方法でエンキューできます。

永続ユーザー・メッセージはANYDATAキューまたは型付きキューの永続キュー部分にエンキューできます。

エラー・ハンドラ(error handler)

適用エラーの解決を試行する適用ハンドラです。エラー・ハンドラは、行論理変更レコード(行LCR)適用プロセスのエラーが発生した場合にのみ起動されます。競合ハンドラが指定されていない場合や、更新の競合ハンドラが競合を解決できない場合に、競合に起因するそのようなエラーが発生する可能性があります。

エンキュー(enqueue)

キューメッセージを配置することです。

オブジェクト依存性(object dependency)

宛先データベースの2つのオブジェクト間の親子関係を定義する仮想依存性定義です。

解決列(resolution column)

ビルトインの更新の競合ハンドラを識別するために使用される列です。

「競合解決」も参照。

開始SCN(start SCN)

取得プロセスが変更の取得を開始するシステム変更番号(SCN)です。

カスタム適用(custom apply)

適用プロセスにより、LCRがユーザー・プロシージャにパラメータとして渡され、処理されます。ユーザー・プロシージャは、カスタマイズした方法でLCRを処理できます。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

カスタム・ルールベースの変換(custom rule-based transformation)

変換の実行にユーザー定義のPL/SQLファンクションが必要なルールベースの変換です。

「宣言ルールベースの変換」も参照。

仮想依存性定義(virtual dependency definition)

宛先データベースで適用されるトランザクション間の依存を検出するために、適用プロセスによって使用される依存性の説明です。

型付きキュー(typed queue)

特定のタイプのメッセージのみをステージングできるキューです。

「ANYDATAキュー」も参照。

キュー(queue)

メッセージを格納するために、メッセージ・システムによって使用される抽象的な記憶域の単位です。

キューによる転送(queue forwarding)

中間データベースで転送されるメッセージが、中間データベースに受信されるメッセージである有向ネットワークです。そのため、この有向ネットワークでは、メッセージのソース・データベースはメッセージが発生したデータベースです。

「適用による転送」も参照。

キュー表(queue table)

キューが格納されるデータベース表です。各キュー表には、デフォルトの例外キューが含まれます。

競合(conflict)

LCRの古い値と表の予期したデータ間の不一致を意味します。競合は、適用プロセスがLCRの適用を試行する際に検出されます。競合は、表のデータを共有している2つの異なるデータベースが、ほぼ同時に表の同じ行を変更する場合に発生します。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

競合解決(conflict resolution)

競合を処理して、適用エラーを回避することです。競合は、ビルトインの更新の競合ハンドラか、カスタムの競合ハンドラによって解決できます。

行の移行(row migration)

サブセット・ルールTRUEに評価される際に、内部のルールベースの変換によって実行される自動変換です。自動変換では、UPDATE操作がINSERTまたはDELETE操作に変換されます。

行論理変更レコード(行LCR)(row logical change record)

単一行のデータへの変更、または単一のLONGLONG RAWまたは行のLOB列への変更を記述する論理変更レコード(LCR)で、LOBに対するデータ操作言語(DML)文またはピース単位更新によって発生します。1つのDML文により、複数の行LCRが発生する可能性があります。

近似コミット・システム変更番号(近似CSCN)(approximate commit system change number)

メッセージコミット時間キューにエンキューしたトランザクションがコミットされる際のデータベースの現行のSCNに基づいたSCN値。

グローバル・ルール(global rule)

データベース全体またはキュー全体に関連するルールです。

コーディネータ・プロセス(coordinator process)

適用プロセスのコンポーネント。Oracleバックグラウンド・プロセスであり、リーダー・サーバーからトランザクションを取得して適用サーバーに渡します。

コミット時間キュー(commit-time queue)

メッセージ近似コミット・システム変更番号(近似CSCN)の値でソートされるキューです。

コンシューム(consumption)

メッセージキューからデキューするプロセスです。

最小値(low-watermark)

その番号までは、適用プロセスによりすべてのメッセージが適用されているシステム変更番号(SCN)です。

「最大値」も参照。

最大値(high-watermark)

適用プロセスにより、その番号を超えて適用されたメッセージがないシステム変更番号(SCN)です。

「最小値」も参照。

最大チェックポイントSCN(maximum checkpoint SCN)

取得プロセスによって記録された最新のチェックポイント間隔に対応するシステム変更番号(SCN)です。

サブセット・ルール(subset rule)

特定の表に存在する行のサブセットにのみ関連するルールです。

サプリメンタル・ロギング(supplemental logging)

操作が実行されるたびにREDOログに配置される追加の列データです。取得プロセスはこの追加の情報を取得してLCRに含めます。追加の情報は、適用プロセス宛先データベースでLCRを適切に適用するために必要です。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

サプリメンタル・ログ・グループ(supplemental log group)

補足的に記録された表の列のグループです。

「サプリメンタル・ロギング」も参照。

式(expression)

値を評価する1つ以上の値と演算子の組合せです。

システム作成ルール(system-created rule)

DBMS_STREAMS_ADMパッケージを使用して作成されたシステム生成名を持つルールです。

取得LCR(captured LCR)

取得プロセスによって暗黙的に取得され、ANYDATAキューバッファ・キュー部分にエンキューされた論理変更レコード(LCR)

「ユーザー・メッセージ」も参照。

取得済SCN(captured SCN)

取得プロセスによってスキャンされたREDOログの最新の変更に対応するシステム変更番号(SCN)です。

取得プロセス(capture process)

オプションのOracleバックグラウンド・プロセス。データベースのREDOログをスキャンして、データベース・オブジェクトに対するDML変更とDDL変更を取得します。取得プロセスはOracle Streamsクライアントです。

取得ユーザー(capture user)

このユーザーのセキュリティ・ドメインで、取得プロセスルール・セットを満たす変更を取得し、取得プロセスのルールで構成されたカスタム・ルールベースの変換を実行します。または、同期取得ルール・セットを満たす変更を取得し、同期取得のルールで構成されたカスタム・ルールベースの変換を実行します。

準備済の表(prepared table)

インスタンス化するために準備された表です。

条件付きログ・グループ(conditional log group)

サプリメンタル・ログ・グループで少なくとも1列が変更された場合に、指定されたすべての列のビフォア・イメージのみを記録するサプリメンタル・ログ・グループです。

「無条件ログ・グループ」も参照。

スキーマ・ルール(schema rule)

特定のスキーマにのみ関連するルールです。

宣言ルールベースの変換(declarative rule-based transformation)

行LCRに対する共通の変換シナリオ・セットの1つを扱うルールベースの変換です。宣言ルールベースの変換は、PL/SQLを使用せずに内部的に実行されます。

「行論理変更レコード(行LCR)」および「カスタムルールベースの変換」も参照。

先頭SCN(first SCN)

取得プロセスで変更を取得できる、REDOログ内の最小のシステム変更番号(SCN)です。

ソース・キュー(source queue)

このキューから伝播メッセージ宛先キューに伝播します。

ソース・データベース(source database)

取得プロセスで取得される変更がREDOログに生成されるデータベース。または、LCRを生成する同期取得が構成されているデータベース。

ダウンストリーム取得プロセス(downstream capture process)

ソース・データベース以外のデータベースで実行されている取得プロセスです。

ダウンストリーム・データベース(downstream database)

ダウンストリーム取得プロセスが実行されているデータベースです。

タグ(tag)

各REDOエントリおよびLCRに含まれるRAWデータ型のデータ。タグは、Oracle Streamsクライアントの動作の変更やLCRの追跡に使用されます。また、変更の循環の回避にも使用できます。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

チェックポイント(checkpoint)

取得プロセスの現在の状態に関する情報。取得プロセスは、取得プロセスを実行しているデータベースのデータ・ディクショナリに永続的に格納されます。

チェックポイント間隔(checkpoint interval)

取得プロセスチェックポイントの記録を試行する一定の間隔です。

チェックポイント保存時間(checkpoint retention time)

チェックポイント取得プロセスにより自動的にパージされるまでに保存される期間です。

直接適用(direct apply)

ユーザー・プロシージャを実行せずにLCRを適用する適用プロセスです。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

データベース・サプリメンタル・ロギング(database supplemental logging)

データベース全体の主キー、外部キーおよび一意のキー列に適用されるサプリメンタル・ロギングの一種です。

デキュー(dequeue)

キューからメッセージを取得することです。

適用サーバー(apply servers)

適用プロセスのコンポーネント。LCRをDML文またはDDL文としてデータベース・オブジェクトに適用するか、LCRを適切な適用ハンドラに渡す、1つ以上のプロセスが含まれます。ユーザー・メッセージの場合、メッセージメッセージ・ハンドラに渡されます。適用サーバーは、DBMS_APPLY_ADM.SET_ENQUEUE_DESTINATIONプロシージャで指定された論理変更レコード(LCR)メッセージとLCR以外のメッセージをエンキューすることもできます。適用サーバーにエラーが発生すると、ユーザー指定のエラー・ハンドラを使用してエラーの解決を試行します。エラーを解決できない場合は、すべてのLCRを含めてトランザクション全体をエラー・キューに置きます。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

適用済SCN(applied SCN)

取得プロセスに関連するシステム変更番号(SCN)。この番号は、取得プロセスで取得された変更を適用する適用プロセスによりデキューされた最新のメッセージに対応します。

適用による転送(apply forwarding)

中間データベースで転送されるメッセージが、適用プロセスにより最初に処理される有向ネットワークです。それらのメッセージは、中間データベースで取得プロセスに再度取得され、転送されます。

「キューによる転送」も参照。

適用ハンドラ(apply handler)

メッセージの処理をカスタマイズするために適用プロセスで使用されるユーザー定義プロシージャです。適用ハンドラには、メッセージ・ハンドラDMLハンドラDDLハンドラプリコミット・ハンドラおよびエラー・ハンドラが含まれます。

適用プロセス(apply process)

オプションのOracleバックグラウンド・プロセス。メッセージを特定のキューからデキューし、各メッセージを直接適用するか、廃棄するか、適用ハンドラにパラメータとして渡すか、または再エンキューします。適用プロセスはOracle Streamsクライアントです。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

適用ユーザー(apply user)

このユーザーのセキュリティ・ドメインで、適用プロセスルール・セットを満たすメッセージをデキューし、メッセージをデータベース・オブジェクトに直接適用し、適用プロセスのルールで構成されたカスタム・ルールベースの変換を実行し、適用プロセスに構成された適用ハンドラを実行します。

伝播(propagation)

オプションのOracle Streamsクライアントで、ソース・キューから宛先キューへのメッセージの送信にOracle Schedulerジョブを使用します。

伝播ジョブ(propagation job)

メッセージを伝播するために伝播で使用されるOracle Schedulerジョブです。

伝播スケジュール(propagation schedule)

伝播ジョブメッセージを伝播する頻度を指定するスケジュールです。

同期取得(synchronous capture)

オプションのOracle Streamsクライアント。内部メカニズムを使用して、表へのDML変更を変更直後に取得します。

トポロジ(topology)

「Oracle Streamsのトポロジ」を参照。

トランザクション・キュー(transactional queue)

このキューでは、メッセージを、1つのトランザクションとして適用されるセットにグループ化できます。

「非トランザクション・キュー」も参照。

ネガティブ・ルール・セット(negative rule set)

Oracle Streamsクライアントルール・セット。このルール・セットでは、ルールがメッセージをTRUEと評価すると、Oracle Streamsクライアントがメッセージを破棄します。Oracle Streamsクライアントのネガティブ・ルール・セットは、常にポジティブ・ルール・セットよりも前に評価されます。

バージョン(version)

関連するファイルのコレクションです。

バッファLCR(buffered LCR)

アプリケーションによって明示的に作成され、ANYDATAキューバッファ・キュー部分にエンキューされる論理変更レコード(LCR)

バッファ・キュー(buffered queue)

メモリーへのメッセージの格納にOracle Streamsプールを使用し、メモリーからオーバーフローしたメッセージの格納にキュー表を使用するキューの一部です。

バッファ・ユーザー・メッセージ(buffered user message)

アプリケーションによって明示的に作成され、バッファ・キューにエンキューされるユーザー定義型のLCR以外のメッセージ。バッファ・ユーザー・メッセージは、ANYDATAキューまたは型付きキューのバッファ・キュー部分にエンキューできます。

バリア・トランザクション(barrier transaction)

行論理変更レコード(行LCR)を含むトランザクションまたはDDLトランザクションです。適用プロセスは、バリア・トランザクションに対して、宛先データベースのデータ・ディクショナリや仮想依存性定義を使用して、表の行またはデータベース・オブジェクトを識別することはできません。

非永続キュー(nonpersistent queue)

非永続キューは、メッセージをメモリーに格納します。現在接続しているすべてのユーザーに、通知を送信するための非同期メカニズムを実現するために使用されます。非永続キューはOracle Database 10gリリース2で非推奨となりました。バッファ・メッセージを使用することをお薦めします。

非処理SCN(ignore SCN)

表に指定されたシステム変更番号(SCN)で、その番号未満には適用プロセスによる変更の適用ができません。

必須チェックポイントSCN(required checkpoint SCN)

取得プロセスにREDOデータが必要な最小のチェックポイント間隔に対応するシステム変更番号(SCN)です。

非トランザクション・キュー(nontransactional queue)

メッセージが自身のトランザクションであるキュー

「トランザクション・キュー」も参照。

評価コンテキスト(evaluation context)

ルール条件で参照される可能性のある外部データを定義するデータベース・オブジェクト。外部データは、変数、表データ、あるいはその両方として存在します。

表サプリメンタル・ロギング(table supplemental logging)

特定の表の列に適用されるサプリメンタル・ロギングの一種です。

表領域リポジトリ(tablespace repository)

ファイル・グループ内の表領域セットのコレクションです。

表ルール(table rule)

特定の表にのみ関連するルールです。

ビルダー・サーバー(builder server)

取得プロセスのコンポーネント。プリペアラ・サーバーからのREDOレコードをマージするプロセスです。これらのREDOレコードには、部分評価の実行中にTRUEと評価されたものと、部分評価で結果が生成されていないものがあります。ビルダー・サーバーは、これらのREDOレコードのシステム変更番号(SCN)の順序を保持し、マージされたREDOレコードを取得プロセスに渡します。

ファイル(file)

ファイル・グループに関して、ハード・ディスクに格納されているファイルを意味します。ファイルは、ファイル名、ディレクトリ・オブジェクトおよびファイル・タイプで構成されます。ディレクトリ・オブジェクトは、ファイルがハード・ディスクで格納されているディレクトリです。

ファイル・グループ(file group)

バージョンのコレクションです。

ファイル・グループ・リポジトリ(file group repository)

データベース内のファイル・グループすべてのコレクションです。

プリコミット・ハンドラ(precommit handler)

トランザクションのコミット情報を受信し、カスタマイズした方法でコミット情報を処理できる適用ハンドラです。

プリペアラ・サーバー(preparer server)

取得プロセスのコンポーネント。リーダー・サーバーによって定義された領域をスキャンし、REDOログ内で検出された変更の事前フィルタ処理を実行します。リーダー・サーバーはプロセスで、複数のリーダー・サーバーをパラレルで実行できます。事前フィルタ処理では、変更に関する部分的な情報(変更のスキーマ名やオブジェクト名など)が評価のためにルール・エンジンに送信され、評価の結果が受信されます。

変更の循環(change cycling)

変更が発生元のデータベースに再送されることです。通常、タグの使用や、ルール条件におけるLCRメンバー関数のGET_SOURCE_DATABASE_NAMEの使用により情報を共有している環境では、変更の循環は回避する必要があります。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

保護キュー(secure queue)

このキューに対しては、Oracle Streamsアドバンスト・キューイング(AQ)エージェントが、エンキューやデキューなどのキュー操作を実行できる1人以上のデータベース・ユーザーに明示的に関連付けられている必要があります。

ポジティブ・ルール・セット(positive rule set)

Oracle Streamsクライアントルール・セット。このルール・セットでは、ルールがメッセージをTRUEと評価すると、Oracle Streamsクライアントがメッセージのタスクを実行します。Oracle Streamsクライアントのネガティブ・ルール・セットは、常にポジティブ・ルール・セットよりも前に評価されます。

無条件ログ・グループ(unconditional log group)

指定された列に影響する変更かどうかにかかわらず、表が変更された場合に、指定された列のビフォア・イメージを記録するサプリメンタル・ログ・グループです。

「条件付きログ・グループ」も参照。

明示的コンシューム(explicit consumption)

キューのメッセージが、ユーザーまたはアプリケーションで起動されたメッセージ・クライアントによってデキューされます。あるいは、アプリケーションまたはユーザーによって直接デキューされます。

明示的取得(explicit capture)

メッセージが、アプリケーションまたはユーザーによってキューにエンキューされます。

メッセージ(message)

Oracle Streams環境で共有される情報の単位です。

メッセージ・クライアント(messaging client)

アプリケーションまたはユーザーによって起動された際に永続LCRまたは永続ユーザー・メッセージをデキューするオプションのOracle Streamsクライアント

メッセージ・ハンドラ(message handler)

永続ユーザー・メッセージを処理する適用ハンドラ

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

メッセージ・ルール(message rule)

特定のメッセージ・タイプのユーザー・メッセージにのみ関連するルールです。

最も古いSCN(oldest SCN)

実行中の適用プロセスの場合は、現在デキューおよび適用されているトランザクションの最も若いシステム変更番号(SCN)です。停止した適用プロセスの場合、最も古いSCNは、適用プロセスが停止した際に適用されていたトランザクションの最も若いSCNです。

有向ネットワーク(directed network)

伝播されたメッセージ宛先データベースに到達するまでに、1つ以上の中間データベースを経由するネットワークです。

ユーザー・メッセージ(user message)

ユーザー定義型のLCR以外のメッセージ。ユーザー・メッセージは、バッファ・ユーザー・メッセージまたは永続ユーザー・メッセージです。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

リアルタイム・ダウンストリーム取得プロセス(real-time downstream capture process)

変更がアーカイブREDOログ・ファイルにアーカイブされる前に、ソース・データベースで行われた変更を取得できるダウンストリーム取得プロセスです。

リーダー・サーバー(reader server)

  1. 取得プロセスのコンポーネント。REDOログを読み取って複数の領域に分割するプロセスです。

  2. メッセージをデキューする適用プロセスのコンポーネント。リーダー・サーバーはプロセスであり、LCR間の依存性を計算してメッセージをトランザクションにアセンブルします。リーダー・サーバーが、アセンブルしたトランザクションをコーディネータ・プロセスに返すと、コーディネータ・プロセスがアイドル状態の適用サーバーにトランザクションを割り当てます。

「論理変更レコード(LCR)」も参照。

ルール(rule)

イベントが発生し、条件が満たされている場合に、クライアントによるアクションの実行を可能にするデータベース・オブジェクトです。

ルール・エンジン(rules engine)

ルール・セットを評価するOracleのビルトインの一部です。

ルール条件(rule condition)

ルールのコンポーネント。1つ以上のと条件を結合し、TRUEFALSEまたはNULL(不明)のいずれかのブール値を返します。

ルール・セット(rule set)

ルールのグループです。

ルールベースの変換(rule-based transformation)

ポジティブ・ルール・セットルールTRUEに評価される場合に発生するメッセージへの変更です。

例外キュー(exception queue)

なんらかの理由により取得および処理されない場合、メッセージは例外キューに転送されます。

列リスト(column list)

列のリスト。リストの1つ以上の列で更新の競合が発生した場合には、更新の競合ハンドラがコールされます。

「競合解決」も参照。

レプリケーション(replication)

複数のデータベースでデータベース・オブジェクトやデータを共有するプロセスです。

ローカル取得プロセス(local capture process)

ソース・データベースで実行されている取得プロセスです。

論理変更レコード(logical change record: LCR)

データベース変更を記述する特定のフォーマットのメッセージです。

「行論理変更レコード(行LCR)」および「DDL論理変更レコード(DDL LCR)」も参照。