---

OracleDate構造

OracleDate構造は、データベースに格納されるか、またはデータベースから取得されるOracle DATEデータ型を表します。各OracleDateには、年、月、日、時、分、秒の情報が格納されます。

クラスの継承

System.Object

  System.ValueType

    Oracle.DataAccess.Types.OracleDate

宣言

// ADO.NET 2.0: C#
public struct OracleDate : IComparable, INullable, IXmlSerializable

// ADO.NET 1.x: C#public struct OracleDate : IComparable, INullable

スレッド安全性

パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。

例

// C#

using System;
using Oracle.DataAccess.Types;
using Oracle.DataAccess.Client;

class OracleDateSample
{
  static void Main(string[] args)
  {
    // Initialize the dates to the lower and upper boundaries
    OracleDate date1 = OracleDate.MinValue;
    OracleDate date2 = OracleDate.MaxValue;
    OracleDate date3 = new OracleDate(DateTime.MinValue);
    OracleDate date4 = new OracleDate(DateTime.MaxValue);

    // Set the thread's DateFormat for output
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.DateFormat = "DD-MON-YYYY BC";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);

    // Print the lower and upper boundaries
    Console.WriteLine("OracleDate ranges from\n{0}\nto\n{1}\n",
      date1, date2);
    Console.WriteLine(".NET DateTime ranges from\n{0}\nto\n{1}\n",
      date3, date4);
  }
}

要件

ネームスペース: Oracle.DataAccess.Types

アセンブリ: Oracle.DataAccess.dll

Microsoft .NET Frameworkバージョン: 1.xまたは2.0

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDateメンバー OracleDateコンストラクタ OracleDate静的フィールド OracleDate静的メソッド OracleDate静的演算子 OracleDate静的型変換 OracleDateプロパティ OracleDateメソッド

---

OracleDateメンバー

OracleDateメンバーは次の表にリストされています。

OracleDateコンストラクタ

OracleDateコンストラクタのリストを、表12-14に示します。

表12-14 OracleDateコンストラクタ

コンストラクタ	説明
OracleDateコンストラクタ	OracleDate構造の新しいインスタンスをインスタンス化します（オーバーロード）

OracleDate静的フィールド

OracleDate静的フィールドのリストを、表12-15に示します。

表12-15 OracleDate静的フィールド

フィールド	説明
MaxValue	OracleDate構造に対する有効な日付の最大値、9999年12月31日、23時59分59秒を表します
MinValue	OracleDate構造に対する有効な日付の最小値、-4712年1月1日、0時0分0秒を表します
Null	OracleDate構造インスタンスの値に割り当てることができるNULL値を表します

OracleDate静的メソッド

OracleDate静的メソッドのリストを、表12-16に示します。

表12-16 OracleDate静的メソッド

メソッド	説明
Equals	2つのOracleDate値が同じかどうかを判別します（オーバーロード）
GreaterThan	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判別します
GreaterThanOrEqual	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以上かどうかを判別します
LessThan	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判別します
LessThanOrEqual	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以下かどうかを判別します
NotEquals	2つのOracleDate値が等しくないかどうかを判別します
GetSysDate	現在の日時を表すOracleDate構造を戻します
Parse	OracleDate構造を戻し、文字列を使用してその値を設定します

OracleDate静的演算子

OracleDate静的演算子のリストを、表12-17に示します。

表12-17 OracleDate静的演算子

演算子	説明
operator ==	2つのOracleDate値が等しいかどうかを判別します
operator >	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判別します
operator >=	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以上かどうかを判別します
operator !=	2つのOracleDate値が等しくないかどうかを判別します
operator <	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判別します
operator <=	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以下かどうかを判別します

OracleDate静的型変換

OracleDate静的型変換のリストを、表12-18に示します。

表12-18 OracleDate静的型変換

演算子	説明
explicit operator DateTime	構造をDateTime構造に変換します
explicit operator OracleDate	構造をOracleDate構造に変換します（オーバーロード）

OracleDateプロパティ

OracleDateプロパティのリストを、表12-19に示します。

表12-19 OracleDateプロパティ

プロパティ	説明
BinData	Oracleの内部書式でOracle DATEを表すバイトの配列を取得します
Day	OracleDateメソッドのdayコンポーネントを取得します
IsNull	現行インスタンスにNULL値があるかどうかを示します
Hour	OracleDateのhourコンポーネントを取得します
Minute	OracleDateのminuteコンポーネントを取得します
Month	OracleDateのmonthコンポーネントを取得します
Second	OracleDateのsecondコンポーネントを取得します
Value	OracleDate構造に格納されている日時を取得します
Year	OracleDateのyearコンポーネントを取得します

OracleDateメソッド

OracleDateメソッドのリストを、表12-20に示します。

表12-20 OracleDateメソッド

メソッド	説明
CompareTo	現行のOracleDateインスタンスをオブジェクトと比較し、相対値を表す整数を戻します
Equals	オブジェクトに現行のOracleDateインスタンスと同じ日時があるかどうかを判別します（オーバーロード）
GetHashCode	OracleDateインスタンスのハッシュ・コードを戻します
GetDaysBetween	現行のOracleDateインスタンスとOracleDate構造間の日数を計算します
GetType	System.Objectからの継承
ToOracleTimeStamp	現行のOracleDate構造をOracleTimeStamp構造に変換します
ToString	現行のOracleDate構造をstringに変換します

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造

---

OracleDateコンストラクタ

OracleDateコンストラクタでは、OracleDate構造の新規インスタンスをインスタンス化します。

オーバーロード・リスト:

• OracleDate(DateTime)

  このコンストラクタでは、OracleDate構造の新規インスタンスを作成し、指定されたDateTime値を使用して日付と時間の値を設定します。

• OracleDate(string)

  このコンストラクタでは、OracleDate構造の新規インスタンスを作成し、指定された文字列を使用してその値を設定します。

• OracleDate(int, int, int)

  このコンストラクタでは、OracleDate構造の新規インスタンスを作成し、指定された年、月および日を使用して日付の値を設定します。

• OracleDate(int, int, int, int, int, int)

  このコンストラクタでは、OracleDate構造の新規インスタンスを作成し、指定された年、月、日、時、分および秒を使用して時間の値を設定します。

• OracleDate(byte [ ])

  このコンストラクタでは、OracleDate構造の新規インスタンスを作成し、その値を指定されたバイト配列に設定します。このバイト配列は、内部Oracle DATE書式です。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

OracleDate(DateTime)

このコンストラクタでは、OracleDate構造の新規インスタンスを作成し、指定されたDateTime値を使用して日付と時間の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleDate (DateTime dt);

パラメータ

• dt

  指定されたDateTime値

備考

OracleDate構造では、下2桁までサポートされます。指定したDateTime構造の時刻値に下3桁以下が含まれる場合は、無視されます。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

OracleDate(string)

このコンストラクタでは、OracleDate構造の新規インスタンスを作成し、指定された文字列を使用してその値を設定します。

宣言

// C#
public OracleDate (string dateStr);

パラメータ

• dateStr

  Oracle DATEを表す文字列

例外

ArgumentException: dateStrはOracle DATEの無効な文字列表現です。またdateStrは、スレッドのOracleGlobalization.DateFormatプロパティによって指定された日付書式ではありません。このプロパティはOracleのNLS_DATE_FORMATパラメータを表します。

ArgumentNullException: dateStrはNULLです。

備考

月および日付に使用されている名称および略称は、スレッドのOracleGlobalizationオブジェクトのDateLanguageおよびCalendarプロパティで指定されている言語による表記です。スレッドのグローバリゼーション・プロパティのいずれかがNULLまたは空の文字列に設定されている場合、クライアントのコンピュータの設定が使用されます。

例

// C#

using System;
using Oracle.DataAccess.Types;
using Oracle.DataAccess.Client;

class OracleDateSample
{
  static void Main(string[] args)
  {
    // Set the thread's DateFormat for the OracleDate constructor
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.DateFormat = "YYYY-MON-DD";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);

    // construct OracleDate from a string using the DateFormat specified.
    OracleDate date = new OracleDate("1999-DEC-01");

    // Set a different DateFormat for the thread
    info.DateFormat = "MM/DD/YYYY";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);

    // Print "12/01/1999"
    Console.WriteLine(date.ToString());
  }
}

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー OracleGlobalizationクラス 日付書式の要素の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

OracleDate(int, int, int)

このコンストラクタでは、OracleDate構造の新規インスタンスを作成し、指定された年、月および日を使用して日付の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleDate (int year, int month, int day);

パラメータ

• year

  指定された年。yearの範囲は（-4712〜9999）です。

• month

  指定された月。monthの範囲は（1〜12）です。

• day

  指定された日。dayの範囲は（1〜31）です。

例外

ArgumentOutOfRangeException: 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException: パラメータの引数値が有効なOracleDateを構築するのに使用できません（日が月の範囲を超えています）。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

OracleDate(int, int, int, int, int, int)

このコンストラクタでは、OracleDate構造の新規インスタンスを作成し、指定された年、月、日、時、分および秒を使用して時間の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleDate (int year, int month, int day, int hour, int minute, int second);

パラメータ

• year

  指定された年。yearの範囲は（-4712〜9999）です。

• month

  指定された月。monthの範囲は（1〜12）です。

• day

  指定された日。dayの範囲は（1〜31）です。

• hour

  指定された時間。hourの範囲は（0〜23）です。

• minute

  指定された分。minuteの範囲は（0〜59）です。

• second

  指定された秒。secondの範囲は（0〜59）です。

例外

ArgumentOutOfRangeException: 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException: パラメータの引数値が有効なOracleDateを構築するのに使用できません（日が月の範囲を超えています）。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

OracleDate(byte [ ])

このコンストラクタでは、OracleDate構造の新規インスタンスを作成し、その値を指定されたバイト配列に設定します。このバイト配列は、内部Oracle DATE書式です。

宣言

// C#
public OracleDate(byte [] bytes);

パラメータ

• bytes

  内部Oracle DATE書式のOracle DATEを表すバイト配列

例外

ArgumentException: bytesはNULLであるか、bytesはOracleの内部DATE書式ではないか、またはbytesは有効なOracle DATEではありません。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

---

OracleDate静的フィールド

OracleDate静的フィールドのリストを、表12-21に示します。

表12-21 OracleDate静的フィールド

フィールド	説明
MaxValue	OracleDate構造に対する有効な日付の最大値、9999年12月31日、23時59分59秒を表します
MinValue	OracleDate構造に対する有効な日付の最小値、-4712年1月1日、0時0分0秒を表します
Null	OracleDate構造インスタンスの値に割り当てることができるNULL値を表します

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

MaxValue

この静的フィールドは、OracleDate構造に対する有効な日付の最大値、9999年12月31日、23時59分59秒を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleDate MaxValue;

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

MinValue

この静的フィールドは、OracleDate構造に対する有効な日付の最小値、-4712年1月1日を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleDate MinValue;

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

Null

この静的フィールドは、OracleDateインスタンスの値に割り当てることができるNULL値を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleDate Null;

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

---

OracleDate静的メソッド

OracleDate静的メソッドのリストを、表12-22に示します。

表12-22 OracleDate静的メソッド

メソッド	説明
Equals	2つのOracleDate値が同じかどうかを判別します（オーバーロード）
GreaterThan	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判別します
GreaterThanOrEqual	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以上かどうかを判別します
LessThan	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判別します
LessThanOrEqual	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以下かどうかを判別します
NotEquals	2つのOracleDate値が等しくないかどうかを判別します
GetSysDate	現在の日時を表すOracleDate構造を戻します
Parse	OracleDate構造を戻し、文字列を使用してその値を設定します

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

Equals

Objectをオーバーロードします。

このメソッドでは、2つのOracleDate値が等しいかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool Equals(OracleDate value1, OracleDate value2);

パラメータ

• value1

  最初のOracleDate

• value2

  2番目のOracleDate

戻り値

2つのOracleDate値が等しい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

GreaterThan

このメソッドでは、2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool GreaterThan(OracleDate value1, OracleDate value2);

パラメータ

• value1

  最初のOracleDate

• value2

  2番目のOracleDate

戻り値

2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より大きい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

GreaterThanOrEqual

このメソッドでは、2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以上であるかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool GreaterThanOrEqual(OracleDate value1, OracleDate value2);

パラメータ

• value1

  最初のOracleDate

• value2

  2番目のOracleDate

戻り値

2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以上である場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

LessThan

このメソッドでは、2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool LessThan(OracleDate value1, OracleDate value2);

パラメータ

• value1

  最初のOracleDate

• value2

  2番目のOracleDate

戻り値

2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より小さい場合はtrueを戻します。それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

LessThanOrEqual

このメソッドでは、2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以下であるかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool LessThanOrEqual(OracleDate value1, OracleDate value2);

パラメータ

• value1

  最初のOracleDate

• value2

  2番目のOracleDate

戻り値

2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以下である場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

NotEquals

このメソッドでは、2つのOracleDate値が等しくないかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool NotEquals(OracleDate value1, OracleDate value2);

パラメータ

• value1

  最初のOracleDate

• value2

  2番目のOracleDate

戻り値

2つのOracleDate値が等しくない場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

GetSysDate

このメソッドでは、現在の日付および時間を表すOracleDate構造を取得します。

宣言

// C#
public static OracleDate GetSysDate ();

戻り値

現在の日付および時間を表すOracleDate構造

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

Parse

このメソッドでは、OracleDate構造を取得し、指定した文字列を使用して日付および時間の値を設定します。

宣言

// C#
public static OracleDate Parse (string dateStr);

パラメータ

• dateStr

  Oracle DATEを表す文字列

戻り値

OracleDate構造

例外

ArgumentException: dateStrはOracle DATEの無効な文字列表現です。またdateStrは、スレッドのOracleGlobalization.DateFormatプロパティによって指定された日付書式ではありません。このプロパティはOracleのNLS_DATE_FORMATパラメータを表します。

ArgumentNullException: dateStrはNULLです。

備考

月および日付に使用されている名称および略称は、スレッドのOracleGlobalizationオブジェクトのDateLanguageおよびCalendarプロパティで指定されている言語による表記です。スレッドのグローバリゼーション・プロパティのいずれかがNULLまたは空の文字列に設定されている場合、クライアントのコンピュータの設定が使用されます。

例

// C#

using System;
using Oracle.DataAccess.Types;
using Oracle.DataAccess.Client;

class ParseSample
{
  static void Main(string[] args)
  {
    // Set the thread's DateFormat for the OracleDate constructor
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.DateFormat = "YYYY-MON-DD";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);

    // Construct OracleDate from a string using the DateFormat specified
    OracleDate date = OracleDate.Parse("1999-DEC-01");

    // Set a different DateFormat on the thread for ToString()
    info.DateFormat = "MM-DD-YY";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);

    // Print "12-01-1999"
    Console.WriteLine(date.ToString());
  }
}

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー OracleGlobalizationクラス グローバリゼーション・サポート 日付時間書式の要素の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

---

OracleDate静的演算子

OracleDate静的演算子のリストを、表12-23に示します。

表12-23 OracleDate静的演算子

演算子	説明
operator ==	2つのOracleDate値が等しいかどうかを判別します
operator >	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判別します
operator >=	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以上かどうかを判別します
operator !=	2つのOracleDate値が等しくないかどうかを判別します
operator <	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判別します
operator <=	2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以下かどうかを判別します

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

operator ==

このメソッドでは、2つのOracleDate値が等しいかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool operator == (OracleDate value1, OracleDate value2);

パラメータ

• value1

  最初のOracleDate

• value2

  2番目のOracleDate

戻り値

これらの値が等しい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

operator >

このメソッドでは、2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool operator > (OracleDate value1, OracleDate value2);

パラメータ

• value1

  最初のOracleDate

• value2

  2番目のOracleDate

戻り値

2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より大きい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

operator >=

このメソッドでは、2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以上であるかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool operator >= (OracleDate value1, OracleDate value2);

パラメータ

• value1

  最初のOracleDate

• value2

  2番目のOracleDate

戻り値

2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以上である場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

operator !=

このメソッドでは、2つのOracleDate値が等しくないかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool operator != (OracleDate value1, OracleDate value2);

パラメータ

• value1

  最初のOracleDate

• value2

  2番目のOracleDate

戻り値

2つのOracleDate値が等しくない場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

operator <

このメソッドでは、2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool operator < (OracleDate value1, OracleDate value2);

パラメータ

• value1

  最初のOracleDate

• value2

  2番目のOracleDate

戻り値

2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値より小さい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

operator <=

このメソッドでは、2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以下であるかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool operator <= (OracleDate value1, OracleDate value2);

パラメータ

• value1

  最初のOracleDate

• value2

  2番目のOracleDate

戻り値

2つのOracleDate値のうち、最初の値が2番目の値以下である場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

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OracleDate静的型変換

OracleDate静的型変換のリストを、表12-24に示します。

表12-24 OracleDate静的型変換

演算子	説明
explicit operator DateTime	構造をDateTime構造に変換します
explicit operator OracleDate	構造をOracleDate構造に変換します（オーバーロード）

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

explicit operator DateTime

このメソッドにより、OracleDate構造がDateTime構造に変換されます。

宣言

// C#
public static explicit operator DateTime(OracleDate val);

パラメータ

• val

  OracleDate構造

戻り値

DateTime構造

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

explicit operator OracleDate

explicit operator OracleDateにより、指定された構造がOracleDate構造に変換されます。

オーバーロード・リスト:

• explicit operator OracleDate(DateTime)

  このメソッドにより、DateTime構造がOracleDate構造に変換されます。

• explicit operator OracleDate(OracleTimeStamp)

  このメソッドにより、OracleTimeStamp構造がOracleDate構造に変換されます。

• explicit operator OracleDate(string)

  このメソッドにより、指定した文字列がOracleDate構造に変換されます。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

explicit operator OracleDate(DateTime)

このメソッドにより、DateTime構造がOracleDate構造に変換されます。

宣言

// C#
public static explicit operator OracleDate(DateTime dt);

パラメータ

• dt

  DateTime構造

戻り値

OracleDate構造

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

explicit operator OracleDate(OracleTimeStamp)

このメソッドにより、OracleTimeStamp構造がOracleDate構造に変換されます。

宣言

// C#
public explicit operator OracleDate(OracleTimeStamp ts);

パラメータ

• ts

  OracleTimeStamp

戻り値

戻されたOracleDate構造には、OracleTimeStamp構造の日付および時間が含まれます。

備考

OracleTimeStamp値の精度が変換中に失われる場合があります。

OracleTimeStamp構造にNULL値がある場合、戻されたOracleDate構造にもNULL値があります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

explicit operator OracleDate(string)

このメソッドにより、指定した文字列がOracleDate構造に変換されます。

宣言

// C#
public explicit operator OracleDate (string dateStr);

パラメータ

• dateStr

  Oracle DATEの文字列表現

戻り値

戻されたOracleDate構造には、文字列dateStrの日付および時間が含まれます。

例外

ArgumentNullException: dateStrはNULLです。

ArgumentException: この例外は次のいずれかの条件が存在する場合に表示されます。

• dateStrはOracle DATEの無効な文字列表現です。

• dateStrは、スレッドのOracleGlobalization.DateFormatプロパティによって指定される日付書式ではありません。このプロパティは、OracleのNLS_DATE_FORMATパラメータを表します。

備考

月および日付に使用されている名称および略称は、スレッドのOracleGlobalizationオブジェクトのDateLanguageおよびCalendarプロパティで指定されている言語による表記です。スレッドのグローバリゼーション・プロパティのいずれかがNULLまたは空の文字列に設定されている場合、クライアントのコンピュータの設定が使用されます。

例

// C#

using System;
using Oracle.DataAccess.Client;
using Oracle.DataAccess.Types;

class OracleDateSample
{
  static void Main(string[] args)
  {
    // Set the thread's DateFormat to a specific format
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.DateFormat = "YYYY-MON-DD";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);

    // Construct OracleDate from a string using the DateFormat specified
    OracleDate date = (OracleDate)"1999-DEC-01";

    // Set a different DateFormat on the thread for ToString()
    info.DateFormat = "MON DD YY";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);

    // Prints "DEC 01 99"
    Console.WriteLine(date.ToString());
  }
}

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー OracleGlobalizationクラス グローバリゼーション・サポート

---

OracleDateプロパティ

OracleDateプロパティのリストを、表12-25に示します。

表12-25 OracleDateプロパティ

プロパティ	説明
BinData	Oracleの内部書式でOracle DATEを表すバイトの配列を取得します
Day	OracleDateメソッドのdayコンポーネントを取得します
IsNull	現行インスタンスにNULL値があるかどうかを示します
Hour	OracleDateのhourコンポーネントを取得します
Minute	OracleDateのminuteコンポーネントを取得します
Month	OracleDateのmonthコンポーネントを取得します
Second	OracleDateのsecondコンポーネントを取得します
Value	OracleDate構造に格納されている日時を取得します
Year	OracleDateのyearコンポーネントを取得します

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

BinData

このプロパティでは、Oracleの内部書式でOracle DATEを表すバイトの配列を取得します。

宣言

// C#
public byte[] BinData{get;}

プロパティ値

バイトの配列

例外

OracleNullValueException: OracleDateにNULL値があります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

Day

このプロパティはOracleDateのdayコンポーネントを取得します。

宣言

// C#
public int Day{get;}

プロパティ値

日を表す数値。Dayの範囲は（1〜31）です。

例外

OracleNullValueException: OracleDateにNULL値があります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

IsNull

このプロパティは現行インスタンスにNULL値があるかどうかを示します。

宣言

// C#
public bool IsNull{get;}

プロパティ値

現行インスタンスにNULL値がある場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

Hour

このプロパティはOracleDateのhourコンポーネントを取得します。

宣言

// C#
public int Hour {get;}

プロパティ値

Hourを表す数値。Hourの範囲は（0〜23）です。

例外

OracleNullValueException: OracleDateにNULL値があります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

Minute

このプロパティはOracleDateのminuteコンポーネントを取得します。

宣言

// C#
public int Minute {get;}

プロパティ値

Minuteを表す数値。Minuteの範囲は（0〜59）です。

例外

OracleNullValueException: OracleDateにNULL値があります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

Month

このプロパティはOracleDateのmonthコンポーネントを取得します。

宣言

// C#
public int Month {get;}

プロパティ値

Monthを表す数値。Monthの範囲は（1〜12）です。

例外

OracleNullValueException: OracleDateにNULL値があります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

Second

このプロパティはOracleDateのsecondコンポーネントを取得します。

宣言

// C#
public int Second {get;}

プロパティ値

Secondを表す数値。Secondの範囲は（0〜59）です。

例外

OracleNullValueException: OracleDateにNULL値があります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

Value

このプロパティは、OracleDate構造に格納されている日付および時間を指定します。

宣言

// C#
public DateTime Value {get;}

プロパティ値

DateTime

例外

OracleNullValueException: OracleDateにNULL値があります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

Year

このプロパティはOracleDateのyearコンポーネントを取得します。

宣言

// C#
public int Year {get;}

プロパティ値

Yearを表す数値。Yearの範囲は（-4712〜9999）です。

例外

OracleNullValueException: OracleDateにNULL値があります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

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OracleDateメソッド

OracleDateメソッドのリストを、表12-26に示します。

表12-26 OracleDateメソッド

メソッド	説明
CompareTo	現行のOracleDateインスタンスをオブジェクトと比較し、相対値を表す整数を戻します
Equals	オブジェクトに現行のOracleDateインスタンスと同じ日時があるかどうかを判別します（オーバーロード）
GetHashCode	OracleDateインスタンスのハッシュ・コードを戻します
GetDaysBetween	現行のOracleDateインスタンスとOracleDate構造間の日数を計算します
GetType	System.Objectからの継承
ToOracleTimeStamp	現行のOracleDate構造をOracleTimeStamp構造に変換します
ToString	現行のOracleDate構造をstringに変換します

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

CompareTo

このメソッドは、現行のOracleDateインスタンスとオブジェクトを比較し、その相対値を表す整数を戻します。

宣言

// C#
public int CompareTo(object obj);

パラメータ

• obj

  オブジェクト

戻り値

メソッドにより、次を戻します。

• ゼロ未満: 現行のOracleDateインスタンス値がobjより小さい場合

• ゼロ: 現行のOracleDateインスタンスとobj値が等しい場合

• ゼロ超過: 現行のOracleDateインスタンス値がobjより大きい場合

実装

IComparable

例外

ArgumentException: objパラメータは、OracleDateのインスタンスではありません。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 比較はOracleDate間で行う必要があります。たとえば、OracleDateインスタンスとOracleBinaryインスタンスを比較することはできません。OracleDateを別のタイプと比較すると、ArgumentExceptionがスローされます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

Equals

このメソッドでは、オブジェクトに現行のOracleDateインスタンスと同じ日付および時間があるかどうかを判断します。

宣言

// C#
public override bool Equals( object obj);

パラメータ

• obj

  オブジェクト

戻り値

objに現行インスタンスと同じタイプがあり、同じ日付および時間を表す場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

• 値を持つすべてのOracleDateは、NULL値を持つOracleDateより大きい値とみなされます。

• NULL値を含む2つのOracleDateは等しくなります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

GetHashCode

Objectをオーバーライドします。

このメソッドにより、OracleDateインスタンスのハッシュ・コードを戻します。

宣言

// C#
public override int GetHashCode();

戻り値

ハッシュ・コードを表す数値

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

GetDaysBetween

このメソッドでは、現行のOracleDateインスタンスと指定したOracleDate構造間の日数を計算します。

宣言

// C#
public int GetDaysBetween (OracleDate val);

パラメータ

• val

  OracleDate構造

戻り値

現行のOracleDateインスタンスとOracleDate構造間の日数

例外

OracleNullValueException: 現行インスタンスまたは指定されたOracleDate構造にはNULL値があります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

ToOracleTimeStamp

このメソッドにより、現行のOracleDate構造がOracleTimeStamp構造に変換されます。

宣言

// C#
public OracleTimeStamp ToOracleTimeStamp();

戻り値

OracleTimeStamp構造

備考

戻されたOracleTimeStamp構造には、現行インスタンスの日付および時間があります。

OracleDateインスタンスにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStamp構造にはNULL値があります。

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー

ToString

ValueTypeをオーバーライドします

このメソッドにより、現行のOracleDate構造がstringに変換されます。

宣言

// C#
public override string ToString();

戻り値

文字列

備考

戻された値は、スレッドのOracleGlobalization.DateFormatプロパティで指定された書式における、OracleDateの文字列表現です。月および日付に使用されている名称および略称は、スレッドのOracleGlobalization.DateLanguageおよびOracleGlobalization.Calendarプロパティで指定されている言語による表記です。スレッドのグローバリゼーション・プロパティのいずれかがNULLまたは空の文字列に設定されている場合、クライアントのコンピュータの設定が使用されます。

例

// C#

using System;
using Oracle.DataAccess.Client;
using Oracle.DataAccess.Types;

class ToStringSample
{
  static void Main(string[] args)
  {
    // Set the thread's DateFormat to a specific format
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.DateFormat = "YYYY-MON-DD";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);

    // Construct OracleDate from a string using the DateFormat specified
    OracleDate date = (OracleDate)"1999-DEC-01";

    // Set a different DateFormat on the thread for ToString()
    info.DateFormat = "YYYY/MM/DD";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);

    // Prints "1999/12/01"
    Console.WriteLine(date.ToString());
  }
}

参照: Oracle.DataAccess.Typesネームスペース OracleDate構造 OracleDateメンバー OracleGlobalizationクラス グローバリゼーション・サポート